5G時代到来を前に「長文のおじさんLINE」誕生の理由を実際に送ってみたりして、真剣に考察してみた。

2019年もあと1ヶ月となりましたね。

来年2020年はオリンピックもありますが、IT業界ではもっと大きなニュースがあります。

3月から春先にかけていよいよ日本でもスタートする「5G(ファイブジー)」です。

この5Gによる通信速度や容量の変化で様々なサービスや技術革新が期待されています。

ちなみに5G(ファイブジー)のG(ジー)はGeneration(ジェネレーション)の略で世代という意味を表しています。

今回は逆にこの「世代」という言葉に着目して、インターネットが誕生してから4Gになるまでの変遷を振り返ってみた時に
携帯電話がない時代から現代まで生きてきた筆者にとって、気になるものを思い出しました。

少し前に流行った「おじさんLINEごっこ」です。

「おじさんLINEごっこ」とは

「おじさんLINEごっこ」はざっくり言うと、
「おじさんってこういうLINE送るよね」

的なところでおじさんのマネして若い女子たちが「おじさんLINE」を送り合うっていう2017年頃流行ったものです。

参考までにTwitterで検索したら結構でてきます。

一般の女子はもちろん

企業アカウントでも使われたり、テレビで報道されるほど流行りました。

特徴を調べてみると

  1. 返信が来なくてもメッセージを送る。
  2. やたらとご飯にさそう
  3. 褒め方は絶妙にきもい
  4. 名前はちゃん付け
  5. 長い
  6. 聞かれてもないのに自分のことを言う
とのことでした。

なるほど、これはおじさんあるある。。。

かもしれないけど、
本当にこんなのおじさんは送ってるの?

自分の周りのおじさんたちがこんなの送ってるかどうかは確かめる術はないですが、

実際どんな反応になるのか気になりますね。

おじさんLINEをおじさんが送ってみた。

そこで、この6つの条件に当てはまるであろうおじさんLINEを創作してみました。


「○○ちゃん😄お疲れ様😄
今日は天気が良くて、お散歩日和だね☀️
関係ないけど、僕は長野に出張できているよ❗️❗️
さて、こないだは○○ちゃんに会えて
若いパワーを吸収して若返ちゃったよ😋
お魚🐟が美味しいお店に一緒にいこうよ😋😋😋
返事待ってるね〜✌️」


どうでしょう。全部の条件を満たしていますよね。
確かにこうしてみるとすごい違和感するのは自分だけでしょうか??

そして、これをおそるおそる、
実際に編集部でも送ってみることにします。
送信者はおじさんである私(かない@パソコン博士)が送ってみることにします。
対象は、忖度せずにリアルなリアクションしてくれるであろう、
おじさん慣れしているであろう、女子マーケティングチーム出身の知り合いに送付してみました。


一人目:20代前半公務員女子

明らかにどうかしたんじゃないのこの人的なリアクションですね。
このアイコンが余計にそれを引き立てます。

返信までの時間が、「え、何これ。いったんちょっとなんて返すかあとで考えよう」的な感じで
すぐ対応できる案件でないことが容易に想像できます。


2人目:20代前半のベンチャー系のキャリア女子

おじさんLINEに対して、

まさかのおばさんLINEで返ってきました。(って、おばさんはこんなLINEしないだろう。)

一見、さっきのTwitterのように、
おじさんLINEごっこしてるようで、微妙に違う。
なんか誰か(同級生設定?)になりきってるオリジナル感があります。(クセ強め)


まあ、突然こんなLINE送られてきたら

「え、このおじさんガチでこれ送ってきてきてるん!?」

ネタかガチかわかんないので、“対応に困る”
という結果が出ました。

自分で体感してこのような結果になったにも関わらず、「おじさんLINE」が存在するという事実はあり、謎は深まるばかりです。

そもそもなぜおじさんLINEは生まれたのか

いろんな記事をみてみると、おじさんがこんなおじさんLINE送るのは
  • キャバクラの女の子からくる営業LINEが一般の若い女の子のLINEだと思っている。
  • 共通の話題がないため、自分の話をしてしまう。
  • SNSなどがなく、大多数に向けた発信するのでなく、対個人の近況報告がデフォである。

というような見解が見受けられました。
これらも大いに当てはまっているのは間違いないでしょう。
僕はあえて、この微妙な長さと絵文字に注目しつつ、ITのG(世代)の変遷から考えてみたいと思います。

スマホが普及するきっかけとなったiPhoneが発表されたのが2007年。(この発表のプレゼン何回みたかですよね)
最も普及したiPhone3が発売されたのが、2008年。

1995年生まれ以降の25歳以下だと、中学入学時点でiPhoneが存在してたことになります。

逆ににiPhoneが青春時代になかったおじさんたち、そもそも40代のおじさんたちにとっては
高校や大学で携帯電話がない時代でポケットベル時代の人もいます。
ポケットベルのイラスト

ポケベルは当初、9文字の数字しか送付できませんでした。(一番最初なんて鳴るだけ、フードコートと変わらない!)
一般的には、この番号に折り返してねっていうだけのツールで(「それいる?」って思いますよね)
194=行くよ
090=遅れる(オクレ)
などスパイ活動かと思われるように、暗号を送っていた時代もありました。

それから間も無く、1999年の世紀末にIT革命が起きます。
ついに携帯電話からメールを送れるようになります。

今までこのポケベルを打つのに公衆電話にめちゃくちゃ並んで、10円かかってたのが
1円から5円で最大128文字までメッセージを送れるようになりました。

すごい!感動ですよね。絵文字も送れちゃいますもんね。

ネット見ててもパケット通信量がかかるので、人によっては請求が結構いっちゃう時代。
メールも1通128文字になるべくいろいろ詰め込もうと思うわけです。

ここで、さっきのLINEを振り返ってみると、

「○○ちゃん😄お疲れ様😄
今日は天気が良くて、お散歩日和だね☀️
関係ないけど、僕は長野に出張できているよ❗️❗️
さて、こないだは○○ちゃんに会えて
若いパワーを吸収して若返ちゃったよ😋
お魚🐟が美味しいお店に一緒にいこうよ😋😋😋
返事待ってるね〜✌️(127文字)


127文字!!

いや、この感覚。
つまりおじさんLINEの正体は、
G(世代)の変化がもたらした、テクノロジーの変遷による
ポケベルや携帯メールが青春時代だったおじさんたちの感覚がまだ残っているのではないでしょうか?

LINEはチャットというUIでこれまでの一方通行だったメールに一線を画しました。
一方通行的なおじさんLINEはこのメール時代そのものですが、
チャットツールはビジネスにおいてもかなりスタンダードになってきましたよね。ベンチャーだと余計に顕著ですよね。

5Gの時代がきて、また新たな企業やサービスが多く誕生して、より利便性の高い社会になっていくことに期待しつつ、
こういった時代の差による感覚の違いが、それはそれで文化となって面白いですよね。

2020年5Gスタート。
テクノロジーを大きく変えることに大いに期待して、おじさんLINEを超える文化の誕生も楽しみの一つです。

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ABOUT US

パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。