ゲーミングPCの組み立てに必要なパーツとは?選び方と併せて解説!

ゲーミングpcは、オンラインゲームへの接続による高い負荷に耐えられるよう、一般のパソコンよりもハイスペックなパーツで構成されています。
そのため、ゲーミングpcを組み立てる場合は、通常よりも高性能なパーツを選ばなくてはなりません。

今回は、ゲーミングpcの組み立てに必要なパーツと選び方について、分かりやすく解説します。

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ゲーミングPCに必要なパーツ

ゲーミングpcを組み立てるには、以下のパーツが必要です。

  • グラフィックボード
  • マザーボード
  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ
  • 電源
  • ケース
  • ファン

以下、それぞれの選び方を解説します。

グラフィックボードの選び方

グラフィックボードは画面に映像を映すための装置で、ビデオカードやグラフィックカードとも呼ばれています。
この機能がなければ映像を映せないため、ゲーミングpcで高画質のゲームを楽しみたい場合は、グラフィックボードが不可欠です。

映像を画面に表示するためのパーツで、マザーボードに組み込まれているパソコンが多く見られますが、マザーボードに搭載されている機能ではグラフィック能力が不足しており、高画質の映像をスムーズに表示できない場合も多いです。
そのため、ゲーミングpcには専用のグラフィックボードが必要とされます。
オンラインゲームをストレスなく楽しむには、「NVIDIA GeForceシリーズ」や「AMD Radeonシリーズ」などの高性能なグラフィックボードが求められます。

グラフィックボードはGPU(Graphics Processing Unit)と呼ばれるグラフィックスチップで性能が決まります。
グラフィックボードは動画変換や写真現像を高速に処理してくれますが、価格も高額で多くの電力を消費します。
どれほどグラフィックボードが高性能であっても、CPUの性能が低いとグラフィックボードの性能が活かされないこともあるため、CPUも性能の高いものを用意しなくてはなりません。

■選び方

グラフィックボードの性能の高さは、そのまま価格に比例します。
お目当てのゲームが決まっている場合は推奨モデルか、それよりもワンランク上のグラフィックボードを選ぶと良いでしょう。

1万円以下の安価なグラフィックボードは、オンボードと大差がないことも多いため、あまりおすすめできません。
ただし、ゲーム初心者であれば、1万円台のグラフィックボードでも十分な効果を実感できます。
2万円台になると3Dゲームを快適に楽しめむことができ、3万円を超える上位モデルであれば高精細な3DCGを高画質のまま楽しめます。


引用:ASUS ROG-STRIX-RTX2070S-A8G-GAMING

マザーボードの選び方

マザーボードは、CPUやメモリ、グラフィックボードなどパソコンのパーツを装着し、制御を行う電子回路基盤のことで、パソコンを動作させるために欠かせないアイテムです。
パソコン本体の土台となるパーツで、各パーツへ電源供給を行ったり、相互に通信できるよう橋渡しを行います。
デスクトップ用のマザーボードは寸法や形状、主要パーツの配置などが標準規格として定められているため、異なるメーカーのパーツを組み合わせることが可能です。

■選び方

マザーボードによって取り付けられるパーツも変わってくるため、ほかのパーツと組み合わせで選ぶ必要があります。
パソコンの性能に直結するため、ゲーミングpcを組み立てる際は最初に決めるべきパーツのひとつです。

マザーボードを選ぶ際は、まず使用するCPUを決め、その規格に合ったマザーボードを探します。
マザーボードには多くのスロットが用意されているため、必要なスロットがそろっているか事前確認が必要です。
また、マザーボードの大きさによって使用できるPCケースも変わってくるため、ケースのことも考えたうえでマザーボードを選択しましょう。


引用:Amazon ASUS Intel® Z390 搭載 LGA1151対応 マザーボード ROG STRIX Z390-F GAMING【ATX】

CPUの選び方

CPUはパソコンにおいて頭脳の役割を果たすメインパーツで、演算処理を行う装置です。
CPU自体は小さなチップですが、CPUの性能によって大きく処理速度が変わってくるため、ゲーミングpcには処理能力の高いCPUが求められます。

CPUはパソコン内部のメモリに記憶されたプログラムの実行や、さまざまな機器の制御などを行います。
具体的には、マウスやキーボードなどの入力装置から命令を受け取り、メモリやハードディスクなどの記憶装置を読み込んでデータを受け取り、演算や加工を行ったうえでディスプレイなどの装置に出力します。

最近では1つのボードに2つのコア(中央処理ユニット)が入ったデュアルコアや、4つのコアが入ったクワッドコアなど、複数のコアが入ったCPUが主流になっています。
CPUのメーカーとしてはIntel社が有名ですが、「Coreシリーズ」の「Core i7」以上のCPUが、ゲーミングpcには適しているといえます。

■選び方

CPUを選ぶ場合、パソコンの使用目的とCPUの性能が合っているかどうかの確認が必要です。
ゲーム用であれば高性能のCPUが必要となるため、コア数やクロック周波数が大きなものを選ぶ必要があります。

コア数が大きいほど同時に複数の処理を並行して行い、クロック周波数が大きいほど処理速度が早くなります。
ただし、CPUが高性能になるほど発生する熱量も多くなるため、高性能なCPUクーラーが必要になります。


引用:価格.comマガジン

メモリの選び方

メモリとは、パソコンでは主記憶を担当しているパーツで、メインメモリとも呼ばれます。
半導体素子を利用して記録を行うため、CPUから直接読み書きすることが可能です。
揮発性であることから、プログラムやデータを一時的に記憶しますが、パソコンの電源を切断すると記憶した内容も失われてしまいます。

パソコンにおいて処理を行うのはCPUですが、その作業を行うのがメモリ上になるため、メモリは作業机に例えられることがあります。


引用:ELECOM

そのため、メモリの容量が大きいほど大きな処理をストレスなく行うことができます。

■選び方

一般的なパソコンでは4GBや8GBのメモリが使用されており、高性能なもので16GBのメモリが搭載されています。
ゲーミングpc用のメモリは最低でも8GB以上が望ましいとされているため、パソコンを購入する際はメモリの容量を確認しておきましょう。
パソコンで負荷の高いゲームを行う際は大量のメモリを消費することを考えると、16GBのメモリを選んでおいたほうが賢明です。

16GBのメモリを使用する場合、16GBを1枚、または8GBを2枚装着する方法がありますが、メモリは1秒間に転送する速度が決まっているため、同じ16GBであれば2枚に分けたほうがより高速な処理が可能となります。

また、メモリはデスクトップ用とノートパソコン用で形状が異なるため、購入の際は注意が必要です。


引用:価格.com

ストレージの選び方

ストレージとは外部記憶装置を意味します。
以前はHDDが主流でしたが、近年はSSDも搭載されるようになりました。

HDDはハードディスクドライブ(Hard Disk Drive)を略した言葉で、磁気ディスクに記録を行います。
容量が大きく、割安な価格が特長です。
SSDはソリッドステードドライブ(Solid State Drive)のことで、半導体素子メモリに記録を行うため、HDDより高速な読み書きが可能です。

■選び方

容量や価格で選べばHDDとなりますが、読み書きの速度など性能面を考えた場合はSSDがおすすめです。
ただし、SSDは処理も早く振動や衝撃に強い反面、トラブルが発生するとデータの救出が困難になるデメリットもあるため、ユーザーが定期的にバックアップを行わなくてはなりません。

SSDはWindowsの起動をはじめ、ほとんどの処理をHDDより高速に行いますが、大容量のSSDはかなり高額になります。
そのため、ストレージを選ぶ際は使用用途や購入予算を考え、選択する必要があります。

容量と速さを両立させるという点では、OSを保存するCドライブをSSDにし、データやソフトウェアを保存するDドライブをHDDにする方法も有効です。
SSDとHDDでは使用用途は同じでも、構造も特徴も異なるため、どちらがより適している考える必要があります。

電源の選び方

家庭用のコンセントは交流(AC)電源ですが、パソコンは直流(DC)電源のため、変換する必要があります。
その役割を担っているのが電源ユニットです。

変換した電源によって、マザーボードやグラフィックボードなどの各パーツへ電力供給を行います。
パソコンに高性能なパーツを取り付けていても、電源が不安定だと本来の性能を発揮できないため、電力容量の大きな電源ユニットがおすすめです。

■選び方

ゲーミングpcの電源として使用する場合、安定性と容量の大きさが重視されます。
どれほど電源容量の大きな電源ユニットでも、電源変換時に電力の一部が熱となることで損失する恐れもあるため、効率よく電気に変換できているか、電源変換効率の確認が必要です。

電源変換効率が80パーセント以上の電源ユニットには「80PLUS」という認証が記されており、これを目印として電源変換効率を目安にし、電源を選ぶのもひとつの方法です。


引用:価格.com

電源ユニットは軽視されがちですが、パソコンの故障でもっとも多いのが電源ユニットであるという点と、壊れたときの損害が大きくなる点を踏まえ、電源消費の高いゲーミングpcでは高性能な電源ユニットを選ぶようにしましょう。

ケースの選び方

パソコンのパーツを収納する本体をケースと言い、このサイズによって取り付けが可能なパーツが変わってきます。
pcケースの大きさの種類はさまざまで、大きいほうから

  • フルタワー
  • ミドルタワー
  • ミニタワー
  • スリムタワー
  • コンパクトタワー

などがあります。

サイズが小さいほど冷却機能が下がり、拡張性も低くなるため、ゲーミングpc用に使用するパーツとしては大型のケースが好まれています。


引用:価格.com

■選び方

装着するマザーボードやストレージの規格に合わせたpcケースの選択が必要です。
pcケースはデザインを重視すると拡張性が低くなり、搭載可能なパーツも限定される傾向にあります。
ケースによってパーツの構成も大きく変わってくるため、まずは最初に装着したいパーツを決め、搭載可能なケースを選ぶようにしましょう。

ゲームに特化したゲーミングpcを組み立てたい場合は、冷却機能を重視し、ファンを2つ取り付けられる大型のケースを選ぶなど、工夫が必要です。
また、HDDやSSDなどのドライブを設置するためのベイがいくつ必要か、事前に決めておきましょう。
ベイ数が少ないと組み立てたあとで増設できないこともあるため、現状だけではなく今後の利用シーンを考え、必要なベイ数を決めましょう。

ファンの選び方

パソコン内部で発生した熱を外部に放出するためのケースファンは、高性能なものほどパソコン内部の温度上昇を制御し、エアフロー効率を上げてくれます。
一般的なpcケースでは、前面吸気と背面排気のファンが主流となっていますが、最近では天板や側面にファンを取り付けられるケースも登場しています。

■選び方

ゲーミングpcは一般的なパソコンに比べ、CPUやグラフィックボードの負荷も高いことから、発生する熱量も多くなりパソコン内部が高温になりがちです。
そのため、ゲーミングpcではエアフローを改善してくれる、高性能なケースファンが求められます。

ファンのサイズが大きいほど風量が増え、パーツを冷却してくれますが、その分だけpcケースサイズを大きくしなくてはなりません。
最近ではパソコンの小型化が進んでいるため、小型ファンの需要が高くなっているものの、ファンそのものが小さいので回転数を上げなくてはならず、動作音がうるさく感じてしまいます。
静音性を重視するならば、中型サイズ以上で静音機能に優れたファンを選ぶのがおすすめです。

まとめ

今回は、ゲーミングpcのパーツや選び方についてまとめてみました。
高性能なパーツを集めてゲーミングpcを組み立てたとしても、自作パソコンは思わぬ不具合が発生するケースも多く、初心者では対処できない場合も少なくありません。
自作のゲーミングpcでトラブルが発生した場合は、まずはパソコンに詳しいパソコン修理業者に相談するのがおすすめです。

パソコン修理業者のドクター・ホームネットは、メーカー製パソコンだけでなく、自作パソコンの修理も受け付けています。
全国対応が可能で、出張修理や宅配修理にも対応しているので、自作のゲーミングpcにトラブルが発生した際は、一度相談してみてはいかがでしょう。

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ABOUT US

パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。