「パソコンの起動に30分以上かかりイライラ…。」
「上司から急ぎで頼まれた書類を作成しなければならないのに、一向に立ち上がらない!」
など、パソコンやソフトウェア・アプリケーションの起動が遅いことで困ったことはありませんか?
スタートアップ設定がオンになっていたり、ハードディスクやメモリの容量が不足していたり、そもそもパソコン自体のスペックが低かったりというように、起動が遅い原因はさまざまです。
パソコンの起動が遅くなる原因を突き止めることで、起動スピードがアップし作業効率も向上します。
今回は、パソコンの起動速度が遅い原因と解決方法を見ていきましょう。
パソコンの起動が遅い8つの原因
パソコンの起動スピードが遅い主な原因として、ハードディスクやメモリの容量不足、ウイルスの感染などが挙げられます。

ストレージ容量が不足している
パソコンの起動速度を遅くしている代表的な原因のひとつが、ハードディスクやSSDといったストレージ容量の不足によるものです。
ストレージ容量とは、ダウンロードした書類や音楽ファイル、写真、動画、アプリなどを保存しておくための引き出しのような場所のことです。
仕事用PCのストレージ容量がいっぱいになった場合、外付けのHDDにデータを移行する必要があります。
外付けのHDDがない場合は購入しなければならず、その分コストももかかります。
写真や動画といった重たいデータを扱うカメラマンや動画編集者の方は、容量が128GBもしくは256GBある外付けHDDがおすすめです。
メモリが不足している
メモリとは、作業スペースの広さのようなイメージです。
メモリの容量が大きいほど机を広く使うことができるため、複数のウェブブラウザを立ち上げてネットページを閲覧する、Excelシートで在庫管理表を作成する、Lightroomで写真編集する、というように、1台のパソコンでさまざまな作業を同時に行うことができます。
起動しているアプリやソフトが増えすぎるとメモリの限度を超えてしまい、起動はもちろん、あらゆる処理スピードが遅くなってしまいます。
アプリのインストール&OSアップデートの途中
アプリのインストール中やOSをアップデートしている最中は、起動スピードが遅くなる傾向にあります。
インストールやアップデートが完了したことを確認してから、再起動するようにしましょう。
写真・動画編集アプリが立ち上がったまま
LightroomやPhotoshopなどの写真や動画編集アプリは容量が大きいため、立ち上がったままだと起動や動作が遅くなりがちです。
特に、写真のRAWデータをJPEGに変換する作業には時間がかかるため、タイピングやインターネットのページ読み込み速度はもちろん、ソフトウェアやアプリケーションの起動スピードが遅くなってしまいます。
写真や動画データの書き込み最中
起動速度が遅い原因として、SDカードや外付けHDD、USBメモリーといった周辺機器からパソコンへの、書類や写真、動画、音楽データが書き込み途中になっている可能性も考えられます。
もしくは、複数の周辺機器を同時に接続していることが、パソコンの起動を遅くしているケースもあります。
ランプの点滅が消えているか、書き込みが完了しているかをきちんと確認しましょう。
パソコンを起動するときは、周辺機器は外しておくことをおすすめします。
パソコンのスペックが低い
データの演算を行うCPUや、データを読み書きを行うSSDなど、パソコン自体のスペックがそもそもそも低いことが、起動スピードが遅い原因かもしれません。
パソコンが熱を持ちすぎている
パソコンの寿命は、一般的に5年前後といわれています。
スペックの古いパソコンを使い続けていると、ファンに詰まったホコリやゴミで本体に熱がこもるため、故障や起動スピードが低下する原因となります。
修理に出してファンのホコリを取り除くか、冷却台を使用するといった対策を行いましょう。
ウイルスに感染している
パソコンがウイルスに感染している可能性も考えられます。表示メールに添付されていたファイルを開いた、悪質なサイトにアクセスした、違法動画サイトを視聴したなど、ウイルスの感染経路はさまざまです。
近年は、Youtube動画やTwitterに添付された短縮リンクをクリックしウイルスに感染するという事例も発生しているため注意しましょう。
ちなみに、ウイルスに感染している場合、下記のような症状が現れるためチェックしてみてください。
- 動作がスムーズにいかず勝手に再起動画面に切り替わる
- ポップアップ画面や架空請求画面が表示される
- ブラウザが重く動きが遅い
- 起動が遅い
パソコンの起動が遅いときの対処法
ここからは、パソコンの起動が急に遅くなったときに試したい対処法についてを紹介します。

CPUやメモリを確認する
まずは、下記手順で今あなたが使っているパソコンのCPUやメモリの使用状況を確かめましょう。
Windowsの場合:マイコンピュータ>プロパティ
MacBookの場合:画面左上Appleロゴ>このMacについて
最新のソフトウェアアップデートがあるときは、最新バージョンにすることで起動スピードがアップすることもあります。
スタートアップ設定を無効にする
Windowsユーザーの方は、スタートアップ機能の設定はオフにしておきましょう。
スタートアップとは、本体に登録されているアプリケーションやソフトウェアを自動で立ち上げる、Windows10以降に標準装備された機能のことです。
パソコンを起動したときに不必要なアプリも自動的・強制的に開くため、起動スピードが遅くなってしまうのです。
スタートアップ機能をオフにすることで、起動速度がアップし無駄な待ち時間が減り「全然立ち上がらない」というストレスも軽減します。
機能をオフにする手順は下記の通りです。
タスクバー>タスクマネージャー>スタートアップ>ソフト・アプリを選択>無効にする
不要なソフトやアプリを削除する
使用頻度の少ない、あるいはデータ容量の大きいソフトやアプリは削除しましょう。
パソコンのストレージ容量の空きを増やすことにより、動作がスムーズになるのはもちろん起動スピードもアップし、サクサク動くようになります。
放電する
書類作成や写真・動画編集などで長時間パソコンを使用しているときは、充電ケーブルを一旦外して放電しましょう。
1〜5分ほど放電してから再起動をすれば、起動や動作スピードが速くなります。
周辺機器を取り外す
SDカードやUSBメモリー、外付けHDDなど複数の周辺機器を同時に接続している場合は、一旦取り外して再起動しましょう。
起動が遅いときはもちろん、インターネットのページ読み込みが遅い、再生動画が途中で途切れるといったトラブルが発生したときにも有効的です。
それでもパソコンの起動スピードが遅いときは?
上記で紹介した方法をひと通り試しても起動速度の改善がない場合は、ウイルススキャンを実行することをおすすめします。無料で利用できるソフトウェアも多いため、手軽に自分でもウイルスを駆除することが可能です。
不安な場合は、メーカーサポートにウイルス駆除を依頼するか、専門業者に相談してみた方が良いかもしれません。

ウイルスに感染しないための事前対策
そもそもウイルスに感染しないために、以下の対策を行っておきましょう。
最新のウイルス対策ソフトを購入
会社支給のパソコンは、既に最新のウイルス対策ソフトを導入している場合がほとんどですが、在宅業務やリモートワークなどで私物のパソコンを使用している場合は、必ずウイルス駆除できる対策ソフトをインストールしておきましょう。
異常を検知した場合デスクトップに表示されるため、悪質なウイルスに感染するのを未然に防ぐことができます。
OSやブラウザは最新版にアップデート
OSやブラウザは常に最新版にアップデートしましょう。
Google ChromeやSafari、firefoxなどは定期的にアップデート通知がくるため、システム環境から確認し最新バージョンにしておくことをおすすめします。
パソコンのトラブルは専門業者に相談
先述した対処法やウイルス対策を行っていてもパソコンの起動・動作スピードが遅い場合は、パソコン修理の専門業者へ相談・修理依頼することをおすすめします。
ここでは例として、全国に店舗を展開している「ドクター・ホームネット」を紹介します。

ウイルス駆除サポート
ドクター・ホームネットでは、従来のウイルス対策ソフトでは見つけることのできないウイルスを検知する駆除サポートを実施しています。
InstagramやtwitterなどSNSのアカウント乗っ取りや、悪意ある第三者によるハッキングなど、ウイルスの感染経路は多岐にわたります。
個人情報を含む企業秘密が流出し、重要なデータが消失したとなれば、会社の信用を揺るがす大問題に発展するため、ウイルス対策が必要不可欠です。
1年365日電話相談に対応
「身に覚えのない架空請求画面が表示される」「ファイルの拡張子が変わった」「身に覚えのないメールが頻繁に届く」といった場合、ウイルスに感染しているかもしれません。
ドクター・ホームネットは、1年365日9:00〜21:00まで、電話でいつでも相談を受け付けており、あらゆるトラブルを速やかに解決してくれます。
しかも通話料金は無料なので、通話代が高くなる心配もなく安心です。
パソコンに詳しくなくても、プロのスタッフがわかりやすく説明を行うため、対応が丁寧だと口コミでも好評を得ています。
データを保護したまま復旧可能
メーカーや家電量販店に修理依頼を出すと、ハードディスクに保存していた写真や音楽ファイル、書類といったデータが初期化されてしまうケースも少なくありません。
その点、ドクター・ホームネットなら、大事なデータを保持したまま復旧作業を行うことができます。
ただ単にデータを復元して終わりではなく、万が一に備えたデータの保管方法なども丁寧に教えてくれる点も魅力のひとつです。
日本全国・即日対応
ドクター・ホームネットは、北は北海道から南は九州まで全国47都道府県に200店舗以上もの拠点を構えています。
場所に縛られることなく、専門員が電話相談を受けたその日に現地に出向き対応することも可能です。
柔軟に対応してくれる点も、全国にネットワークを持つドクター・ホームネットならではの特徴です。
まとめ
今回は、パソコンの起動スピードが遅くなる原因と解決方法を紹介しました。
パソコン本体のスペックを確認するのはもちろん、ストレージやメモリの空き容量を増やす、使用頻度の少ないソフトウェアを削除するなどの対処を行うことで改善することができます。
パソコン博士がおすすめするパソコン修理業者はドクター・ホームネットです。
電話での対応も丁寧で、お住まいの地域(全国対応)によって、最適な修理方法(持込修理や宅配修理、訪問修理)を提案してくれます。必要であれば、即日対応もしてくれます。
大切なデータを保護(復元も可能)した上で、「起動しない」、「ブル―スクリーンが表示される」などの難しい修理もすぐに行ってくれます。ドクター・ホームネットは東京や大阪、名古屋、福岡などにも店舗があるので、すぐに個人・法人いずれもすぐの対応が可能です。

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