パソコンの動作が遅い・重い原因とは?簡単にできる対策を解説!

購入時は処理速度の早かったパソコンも、長年使用し続けていると動作が遅くなり、重く感じることもあります。
パソコンが重いと作業時間も遅くなり、仕事の効率を下げる原因にもなりかねません。
買い替えを検討する人もいるかもしれませんが、問題を解決すれば動作をスピードアップすることも可能です。

今回は、パソコンが重くなってしまう原因と、その対処法について解説します。

パソコンが遅い・重い原因とは?

パソコンが重くなってしまう原因はさまざまなものがありますが、主に次のような問題点があげられます。

  • アプリケーションの同時起動
  • 常駐ソフト(アプリ)の影響
  • バックグラウンドアプリの実行
  • 起動ドライブ(Cドライブ)の容量不足
  • 視覚効果の設定
  • メモリ不足
  • ハードディスクの不具合
  • 周辺機器の影響
  • Windows Updateの失敗

どのようなことが影響してパソコンが重くなっているのか、以下に詳しく説明します。

アプリケーションの同時起動

複数のアプリケーションを同時に起動しているとメモリやCPUが不足し、パソコンが重くなることもあります。
たとえばインターネットブラウザのタブを数多く開いていると、その分だけリソースが消費されるため、動作が遅くなります。

また、競合ソフトを同時に使用するとWindowsが不安定になり、重くなる可能性もあります。

常駐ソフト(アプリ)の影響

パソコンを起動してから終了するまで起動し続けるソフトウェア(アプリケーション)のことを、常駐ソフト(アプリ)と呼びます。
常駐ソフトの数が多ければ多いほど、パソコンは重くなってしまいます。
Windowsシステムに関わるものからウィルスソフト、アプリケーションの動作・更新に必要なものなど、さまざまな常駐ソフトが存在します。
スタートアップアプリも起動時から常駐していますが、タスクトレイに表示されないこともあるため、ユーザーが気づかないこともあります。

バックグラウンドアプリの実行

バックグラウンドでたくさんのアプリケーションが自動的に起動し、実行しています。
Windows Updateやアプリケーションの更新、サーバへのファイル同期、タスクスケジューラーによるタスクの実行などがあり、これらのバックグラウンドアプリの実行によってパソコンが重くなっているケースがあります。

初期設定のままだと、マイクロソフトに情報を送信するアプリケーションなどが起動するように設定されているため、パソコンに負荷がかかり、パソコンの動作を遅くする原因となります。

起動ドライブ(Cドライブ)の容量不足

パソコンを起動させるためのWindowsプログラムが入っているのが、Cドライブです。
そのほかにも、さまざまなアプリケーションのプログラムが保存されています。

一般的にアプリケーションを追加する場合や、データの保存先としてCドライブを選択することが多く、ここの容量が不足してくるとパソコンの動作が重くなってきます。

視覚効果の設定

Windowsは、画面表示のデザインで滑らかなアニメーションを表現したり、アイコンをサムネイル表示したりと、多数のエフェクト効果を使用しています。

しかし、こうした華やかな画面表示のデザインやアニメーションは、システムに大きな負荷をかけるため、パフォーマンスを低下させる原因の一つにもなっています。

メモリ不足

パソコンが重くなるもっとも高い要因の一つが、メモリ不足によるものです。
複数のプログラムを同時に実行するとメモリの使用量が上がり、100%に近づくほどパソコンの動作は重くなってきます。
物理メモリを使い切ってしまうと、ハードディスクの領域を使用した仮想メモリで処理を始めるため、さらに処理速度が遅くなり、パソコンも重くなります。

ハードディスクの不具合

ハードディスクに障害があったり、断片化(フラグメント)が進むと、パソコンの動作が遅くなってきます。
断片化とは、ハードディスク内の一つのデータが分割し、いろいろな場所に保存されている状態のことです。
ハードディスク内のデータの保存・削除を繰り返していると、断片化が発生します。

断片化が進むと、ハードディスクがいろいろな場所にアクセスすることになるため、パソコンが重くなる原因となります。
仮想メモリの使用が増えても断片化が発生するので、メモリ不足だとハードディスクに影響を与え、さらにパソコンを重くしてしまいます。

また、ハードディスクを長期使用して劣化している場合や、熱暴走でパソコンの動作が遅くなることもあります。

周辺機器の影響

パソコンにはキーボードやマウス、ルーターやモデムなどの周辺機器を接続しますが、この機器が影響してパソコンが重くなることもあります。
ドライバが更新されていない、互換性はあるけれど相性が出ているなど、さまざまな理由が考えられます。

Windows Updateの失敗

Windows Updateの更新が失敗すると、パソコンの動作が遅くなることがあるようです。
Windows Updateが不完全に終わるとシステムが不安定になり、起動に時間がかかったり、パソコンの動作に影響を与えてしまいます。

パソコンが重くなったときの対処法

パソコンを快適に使うためには、重くなった原因を解消しなくてはなりません。
以下の手順を参考に、問題が解消できるか試してみてください。
ここではWindows10を例に説明しています。

メモリの使用率チェック

メモリの使用量が多いと、パソコンの動作は遅くなります。
まずはメモリの使用量をチェックし、メモリ不足になっているようなら、起動しているアプリケーションをいくつか終了させてみましょう。

  1. Windowsロゴを右クリックし、一覧の中から「タスクマネージャー」をクリックします。
    タスクバーの何も表示していない部分を右クリックしても、「タスクマネージャー」が表示されます。
  2. タスクマネージャー画面が表示されたら、「パフォーマンス」をクリックします。
    タスクマネージャーが簡易表示になっている場合、左下の「詳細」をクリックすると画面が切り替わります。
  3. 左側の「メモリ」をクリックすると、使用状況をチェックできます。
    下図で言うと、下線を引いた「63%」の部分がメモリの使用量です。

常駐アプリの停止

パソコンを起動させると自動的に起動する常駐アプリを「スタートアップアプリ」といいますが、このアプリの数が増えすぎるとパソコンに負荷がかかり、重くさせてしまいます。
不要なスタートアップアプリは停止しましょう。
ただしスタートアップアプリを停止すると、アプリに影響を与えて動作に不具合が生じることもあるため、確実に不要なアプリのみを停止するようにしましょう。

スタートアップアプリの起動は、設定画面から下記手順で簡単に変更できます。

  1. Windowロゴをクリックし、設定をクリックします。
  2. 設定画面が表示されたら「アプリ」をクリックします。
  3. 左側の一覧から「スタートアップ」をクリックします。
  4. 不要なアプリの右横にある「オン」を「オフ」に設定すれば完了です。

スタートアップアプリはタスクマネージャーからも停止させることができます。
タスクマネージャーの「スタートアップ」タブをクリックし、不要なアプリを選択して、右下の「無効にする」をクリックすれば完了です。

バックグラウンドアプリの停止

Windowsはバックグランドでさまざまなアプリが実行されていますが、あまりにも数が多いと、パソコンを重くする原因となります。
不要なアプリを無効にすることで、パソコンの負荷を減らせます。
バックグラウンドアプリを停止する場合、スタートアップアプリ同様、停止しても問題のないアプリを選んで停止するようにしましょう。

  1. Windowsロゴをクリックし、設定をクリックします。
  2. 設定画面が表示されたら「プライバシー」をクリックします。
  3. プライバシー画面が表示されたら、メニューの一覧を下にスクロールして、「バックグラウンドアプリ」をクリックします。
  4. バックグラウンドアプリ画面が表示されたら、不要なアプリの右横にある「オン」を「オフ」に設定すれば完了です。

視覚効果の設定変更

視覚効果を無効にすることでパソコンのパフォーマンスが改善され、動作も速くなります。
デザイン・見た目はシンプルになりますが、その分だけパソコンへの負荷が減るため、重くなる原因を取り除けます。
パフォーマンスを優先したい方は視覚効果を無効にすることをおすすめします。

  1. Windowsロゴをクリックし、設定をクリックします。
  2. 設定画面が表示されたら「バージョン情報」をクリックし、画面が開いたら「システム情報」をクリックします。
  3. システム画面が開いたら、左側のサイドメニュー一覧の「システムの詳細設定」をクリックします。
  4. システムのプロパティ画面が表示されたら、タブが「詳細設定」に選択されていることを確認し、「パフォーマンス」の「設定」をクリックします。
  5. 「パフォーマンスオプション」画面が表示されたら、タブが「視覚効果」に選択されていることを確認し、「パフォーマンスを優先する」を選択して「OK」をクリックすれば完了です。

ハードディスクの空き容量増加

ハードディスクの空き容量が足りなくなっているとき、パソコンが重くなることがあります。
空き容量を増やしてみることで、パソコンの重さが改善される場合もあるようです。

不要なフォルダやファイルを削除する

  1. 削除したいフォルダやファイルを選択し、右クリックして一覧の中から「削除」を選択します。
  2. 「このフォルダ(ファイル)をごみ箱に移動しますか?」というポップアップウィンドウが表示されたら「はい」をクリックします。
  3. 「ごみ箱」を右クリックし、「ごみ箱を空にする」をクリックしたら完了です。

不要なアプリをアンインストールする

  1. Windowsロゴをクリックして、スタートメニューを表示させます。
  2. アンインストールしたいアプリケーションを右クリックし、一覧から「アンインストール」をクリックします。
  3. 「プログラムと機能」画面が表示されたら、アンインストールしたいアプリケーションを右クリックし、「アンインストール」をクリックします。
  4. アンインストールの確認画面が表示されたら、「はい」をクリックし完了です。

アンインストールしたいアプリケーションが見つからない場合、スタートメニューから「Windowsシステムツール」をクリックし、一覧の中にある「コントロールパネル」をクリックします。
コントロールパネルから「プログラムのアンインストール」を選ぶとプログラムの一覧が表示されるため、そこから選択してアンインストールできます。

ディスククリーンアップの実行

ハードディスクに保存された不要なファイルや、一時的に作成したファイルを削除してくれるのがディスククリーンアップです。

  1. Windowsロゴを右クリックし、一覧の中から「エクスプローラー」をクリックします。
  2. エクスプローラー画面が表示されたら、サイドメニューの「PC」をクリックします。
  3. PC画面が表示されたら、「ローカルディスク」をクリックします。
  4. ローカルディスク画面が表示されたら、「管理」タブをクリックし、「クリーンアップ」をクリックします。

    リボン(クリーンアップなどのコマンドが表示されているメニューのこと)が表示されていない場合は、画面右上の矢印マークをクリックすると表示されます。
  5. 空き容量を計算する画面が表示されます。
  6. 「ディスククリーンアップ」画面が表示されたら、ボックスの中から削除したいファイルにチェックを入れ、「OK」をクリックします。
  7. 削除の確認画面が表示しますので、「ファイルの削除」をクリックすれば完了です。

パソコンの動作が遅い・重い原因とは?簡単にできる対策を解説!

2019年10月16日

まとめ

パソコンが重くなる原因はさまざまで、こちらの記事で紹介した原因以外の可能性も考えられます。
上記の手順を参考に対処してみても解決しない場合は、一度専門店に相談してみることをおすすめします。

たとえば、ドクター・ホームネットはパソコンの修理からサポートまで対応している専門店で、パソコンの問題を速やかに解決してくれます。
全国200拠点のネットワークをもっているので、全国どこでも対応が可能です。
まずはこれらの専門店に気軽に問い合わせてみましょう。

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2019年11月6日

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ABOUTこの記事をかいた人

パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。