テレワークに必要な通信速度(回線速度)とは?通信速度の改善方法と併せて解説!

かない@パソコン博士

テレワークを快適に行うためには、安定した通信速度のインターネット回線が必要です。

通信速度が遅すぎると、Web会議やミーティング中に途切れてしまうなどのトラブルが発生し、スムーズにコミュニケーションをはかれない場合もあります。

今回はテレワークに必要な通信速度(回線速度)や、通信速度を改善する方法などについて解説します。

まずは通信速度(回線速度)の用語を解説

まずはじめに、インターネットの回線速度で使用する用語を簡単に説明します。

通信速度(回線速度)の単位「bps」

インターネットの通信速度を指しており、「ビーピーエス」と呼びます。

「bps(ビーピーエス)」は「Bit per second」の略語で、1秒間に送信するデータのビット数を表しており、「1bps」は1秒間に1bitの情報を転送しています。

単位が大きくなると、頭にキロやメガ、ギガなどが追加されます。

インターネットの通信速度

1024bps ⇒ 1Kbps(キロビーピーエス)
1024Kbps⇒ 1Mbps(メガビーピーエス)
1024Mbps ⇒ 1Gbps(ギガビーピーエス)

※便宜的に「1000bps=1Kbps」、「1000Kbps=1Mbps」と表示する場合もあります。

数値が大きくなるほど伝送量が増えるため、1Mbpsよりも1Gbpsのほうが通信速度が高速になります。

通信速度(回線速度)の単位「bps」

通信速度(回線速度)の上り下り

インターネット回線の速度は「上り下り」で表記されていますが、「上り」がアップロードを指しており、「下り」がダウンロードを意味します。

一般的な光回線の最大下り速度は1Gbpsとされていますが、「速度に関して保証はしないが最大限の努力をする」ベストエフォート型サービスのため、実際の下り速度は1Gbpsに達しない場合がほとんどです。

しかし、動画の再生も10Mbpsあれば快適に視聴できるため、一般的なWebサイト閲覧などの使用であれば、通信速度にストレスを感じることはありません。

動画をスムーズに視聴できない場合、速度が10Mbps以下になっている可能性があります。

通信速度(回線速度)の上り下り
引用:BIGLOBE

インターネット回線の最大速度比較

インターネット回線の種類と、それぞれの最大速度は以下の表のとおりです。

▼インターネット回線 – 最大速度

回線名回戦の種類最大速度(下り)最大速度(上り)
ISDN回線電話回線64Kbps/128Kbps64Kbps/128Kbps
ADSL回線電話回線50Mbps5Mbps
CATV回線ケーブルテレビ回線320Mbps10Mbps
光回線(NTTフレッツ光)光ファイバー回線1Gbps1Gbps
光回線(NTTフレッツ光以外)光ファイバー回線2Gbps1Gbps
LTE回線4GLTE回線(無線)150Mbps50Mbps
WiMAX回線WiMAX2+回線(無線)440Mbps75Mbps
引用:Selectra

表から分かるように、圧倒的な速さを誇るのが光回線です。

インターネット回線にはさまざまな種類がありますが、最近の主流は光回線です。

光ケーブルで通信を行うため安定した高速通信が可能で、テレワークを行ううえでも十分な通信速度を発揮します。

テレワークではモバイルWi-Fiルーターを利用することも多いですが、無線接続なので場所によっては通信が不安定になりやすい特長があります。

テレワークに必要な通信速度(回線速度)の目安

テレワークでインターネットを利用する際に、必要となる通信速度の目安は以下のとおりです。

通信速度の目安
  • 上りの通信速度目安
  • 下りの通信速度目安
  • 動画視聴の通信速度目安
テレワークに必要な通信速度(回線速度)の目安

上りの通信速度目安

メッセージ送信1Mbps
画像投稿3Mbps
動画動向10Mbps

一般的な事務作業を行うテレワークの場合、よほど速度の遅い回線を利用していない限り、それほど上り速度を気にする必要はありません。

メールやSNSを介してメッセージを送信する場合、1Mbpsもあれば十分に事足ります。

動画投稿の場合は最低でも10Mbps以上速度がないと、アップロードが完了するまで時間を要します。

下りの通信速度目安

メッセージ受信128Kbps~1Mbps
Webサイト閲覧1Mbps~10Mbps
動画視聴3Mbps~25Mbps
オンラインゲーム30Mbps~100Mbps

テレワークでアプリやデータをダウンロードする作業が多い場合は、下り速度を重視します。

上り速度同様、メッセージ受信は1Mbpsもあれば十分です。

WebサイトやSNSも1Mbps程度で閲覧できますが、画像や動画などが多いサイトの場合、10Mbps程度必要になります。

動画視聴は画質によって必要となる通信速度が異なりますが、10Mbpsもあれば快適に視聴を行えるといわれています。

ちなみにオンラインゲームは通信データ量が多いため、最低でも30Mbpsは必要です。

動きが激しいゲームはデータ量がさらに増えるため、100Mbps程度を目安にしておくと良いでしょう。

動画視聴の通信速度目安

YouTubeでは動画再生で必要な通信速度を、解像度別で以下のように推奨しています。

動画の解像度推奨される持続的な速度
4K20Mbps
HD 1080p5Mbps
HD 720p2.5Mbps
SD 480p1.1Mbps
SD 360p0.7Mbps
引用:YouTubeヘルプ

「HD 1080p」は映像規格のひとつで、フルハイビジョン(フルHD)画質のことを指します。

そのフルハイビジョンの4倍もの解像度を持っているのが、4K画質です。

フルハイビジョンでの再生は5Mbpsもあれば十分なのに対し、高画質の4K動画を再生する場合は、20Mbpsが必要となります。

テレワークで解像度の高い動画視聴を行う機会が多い場合は、通信速度の速い回線が必要です。

テレワークで通信速度(回線速度)を測定する方法

テレワーク中に回線速度が遅く感じた場合、インターネットスピードテストを行うと、現在の通信速度を判定できます。

通信速度(回線速度)を測定する方法
  • Googleで速度を測定する
  • Fast.comで速度を測定する
テレワークで通信速度(回線速度)を測定する方法

Googleで速度を測定する

「Google」を利用して、簡単にインターネット測定ができます。

  1. Googleを起動します。
    Googleで速度を測定する-1
  2. 「スピードテスト」「インターネット 速度」「速度 テスト」などで検索を行うと、最上部に「インターネット速度テスト」と表示されます。
    Googleで速度を測定する-2
  3. 「速度テストを実行」をクリックします。
    Googleで速度を測定する-3
  4. 計測が開始します。
    Googleで速度を測定する-4
  5. 結果が表示されたら完了です。
    Googleで速度を測定する-5

Fast.comで速度を測定する

「Fast.com」は、アクセスすると自動的に速度テストが開始します。

FacebookやTwitterで共有が可能です。

  1. 「Fast.com」にアクセスすると、自動的に測定が始まります。
  2. 結果が表示されたら完了です。

参考:Fast.com

インターネットの速度テストを行って、極端にスピードが遅い場合は、何かトラブルが発生しているかもしれません。

次項の対処法を試して、改善されるか確認してください。

テレワークで通信速度(回線速度)を改善する方法

テレワーク中にインターネットの速度が遅く感じた場合は、以下の方法で改善を試みてください。

通信速度(回線速度)を改善する方法
  • 不要なアプリを終了させる
  • ブラウザのキャッシュをクリアする
  • ネットワークドライバを更新する
  • ルーターを再起動する
  • LANケーブルを交換する(有線接続のみ)
  • 有線LAN接続に切り替える(無線接続のみ)
  • Wi-FI中継器を設置する(無線接続のみ)

パソコンでインターネットが遅い原因とは?チェック事項や対処法まとめ

不要なアプリを終了させる

パソコンに高い負荷をかけるアプリを起動している場合や、複数のアプリを同時に利用している場合、回線速度が遅くなることもあります。

以下の手順で、不要なアプリを終了させてください。

  1. Windowsロゴを右クリックし、一覧の中から「タスクマネージャー」をクリックします。
    ※タスクバーの何も表示していない部分を右クリックしても、「タスクマネージャー」を表示できます。
    タスクマネージャーを確認する-2
  2. 「タスクマネージャー」が表示されたら、終了したいアプリを選択し、「タスクの終了」をクリックすればアプリが終了します。
    ※下図はタスクマネージャーの詳細画面ですが、簡易表示画面からでも同様の方法でアプリケーションを終了できます。
    タスクマネージャーを確認する-3

パソコンがフリーズした場合の対処方法【タスクマネージャー編】

ブラウザのキャッシュをクリアする

ブラウザには、表示したWebサイトのページを一時的に保存し、次回アクセスした際に保存したデータを読み込むことで、素早くページを表示できるキャッシュ機能が備わっています。

キャッシュが溜まるとインターネットの速度が遅くなる場合もあるため、キャッシュデータを削除することで問題が改善されます。

「Google Chrome」を例に、手順を紹介します。

  1. 「Google Chrome」を起動し、右上部の設定をクリックします。
    Windows Updateができない場合の対処法-12
  2. 一覧の中から「その他のツール」を選択し、「閲覧履歴を消去」をクリックします。
    Windows Updateができない場合の対処法-13
  3. 「閲覧履歴データの削除」画面が表示されたら、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れ、「データを削除」をクリックすれば完了です。
    Windows Updateができない場合の対処法-14

ブラウザのキャッシュは動作が重くなる・Webページの更新頻度低下の原因に!キャッシュの削除方法を解説!

ネットワークドライバを更新する

ネットワークアダプタのドライバに不具合が発生すると、インターネット接続に時間がかかる場合もあります。

ドライバを更新し、通信速度が改善されるか確認してください。

  1. Windowsロゴを右クリックし、一覧の中から「デバイスマネージャー」をクリックします。
    ドライバを更新する-1
  2. デバイスマネージャー画面が表示されたら、「ネットワークアダプター」横の「>」をクリックすると、ドライバーの一覧が表示します。
    ドライバを更新する-2
  3. 更新するドライバーを選択、右クリックすると一覧が表示されるので、「ドライバーの更新」をクリックします。
    ドライバを更新する-3
  4. 「ドライバーの更新」画面が表示されたら、「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします。
    ドライバを更新する-4
  5. メッセージが表示されるので、そのまましばらく待ちます。
    ドライバを更新する-5
  6. 「ドライバーが正常に更新されました」と表示されたら、「閉じる」をクリックすれば終了です。
    ドライバを更新する-6

パソコンがネットワークに接続できないときの解決方法は?基礎知識と併せて解説!

ルーターを再起動する

ルーターのトラブルで、通信速度が遅くなっているかもしれません。

再起動を実行し、問題が改善されるか確認しましょう。

  1. ルーターの電源を切ります。
    ※電源の位置はメーカーによって異なります。
    ※電源ボタンがない場合は、コンセントからアダプタを外して対処してください。
  2. そのまま10秒ほど放置し、再度電源を入れたら完了です。

ルーターを交換する

ルーターの規格が古すぎると、契約している回線の最大通信速度に対応していないこともあります。

一般的な光回線は最大通信速度が1Gbpsですが、ルーターが100Mbps対応であれば最大通信速度も100Mbpsになります。

契約している回線の最大通信速度に対応する高性能なルーターに交換し、速度が改善されるか確認しましょう。

テレワーク・在宅勤務にオススメのWiFiルーター&ポケットWi-Fi

テレワーク・在宅勤務にオススメのWi-Fiルーター&ポケットWi-Fi5選!

LANケーブルを交換する(有線接続のみ)

有線LAN接続の場合、別のLANケーブルに交換することで通信速度が改善される場合もあります。

ルーター同様、LANケーブルも規格で最大通信速度が定められているため、古いLANケーブルを使用していると、通信速度に影響を与えます。

LANケーブルはカテゴリーごとで分類されており、数字が大きいカテゴリーはそれ以下の規格にすべて対応しているため、迷った場合はカテゴリーの数字が大きいケーブルを選んでください。

LANケーブルを交換する(有線接続のみ)
引用:ELECOM

在宅ワーク(在宅勤務)に必要なインターネット環境とは?固定回線・無線回線を解説【初心者向け】

有線LAN接続に切り替える(無線接続のみ)

無線LANルーターの設置場所に問題があると、距離が離れていなくてもネットが途切れやすかったり、遅延が発生することもあります。

無線LAN接続で通信速度が遅い場合は、LANケーブルで有線接続に切り替えてみることで、通信速度を改善できます。

Wi-FI中継器を設置する(無線接続のみ)

無線LAN接続で遅延などが発生している場合、電波が端末まで届いていないことが考えられます。

無線LANルーターは壁などの遮蔽や電波干渉に弱いため、ルーターから離れた場所での接続は、通信速度に影響を与えることもあります。

ルーターの電波が弱いと感じた場合は、パソコンとルーターの中間地点にWi-FI中継器を設置してみましょう。

Wi-FI中継器はルーターからの電波をキャッチし、インターネットを利用できる範囲を広げてくれるため、通信速度を改善するのに役立ちます。

テレワークに必要な通信速度:まとめ

通信速度が遅すぎると、テレワークに支障をきたす場合もあります。

上記の方法で通信速度が改善されない場合は、インターネット接続サポートを実施しているパソコン修理業者へ相談してみてはいかがでしょう。

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かない@パソコン博士
パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。