富士通パソコンを使っていると、突然故障してしまうこともあります。
パソコンが故障したときは、メーカーもしくは専門業者に修理を依頼することで問題を解消できます。
しかし、パソコンの修理をするときは「どれくらいの費用になるのかわからない」という悩みもあるでしょう。
当記事では、富士通パソコンの修理費用や故障したときの症状、おすすめ専門業者などについて詳しく紹介します。
パソコン博士の知恵袋は年間350万人のパソコントラブルを解決しているメディアです。
メディアのなかで解決しなかった問題について、パソコン博士編集部では皆様におすすめのパソコン修理業者を紹介するため独自の調査をおこない、また自分たちもパソコン修理サービスを利用するなかで失敗しないサービス選びのポイントを培ってきました。
今回は、パソコン博士編集部が独自に収集してきたパソコン修理業者の情報や体験、各サービスの料金、実際のユーザークチコミなどを参考に、おすすめのパソコン修理業者をご紹介します。
目次
富士通パソコンの特徴
富士通パソコンは、コンピュータ機器や通信システムなどの事業で有名な富士通が展開している製品です。
ビジネスマンから学生まで幅広い用途で活用できるパソコンとして、多くのユーザーに使われています。
富士通パソコンは「Made in Japan」の製品となっており、設計から開発、製造、販売まで全て国内でおこなっているのが特徴です。
代表的な製品には「FMV」シリーズがあり、高いパフォーマンス能力を誇っています。
メーカーでは「延長保証サービス」や「電話サポートサービス」などがあるため、万が一故障したときにも安心のサービスが用意されています。
機種名・型番のチェック方法
富士通パソコンの機種名や型番を知っておくことで、メーカーや専門業者へ修理を相談するときに原因を特定しやすくなります。
富士通パソコンを修理に出すときは、使っている製品の機種名や型番をチェックしておく必要があります。
パソコンの正確な機種名と型番をメーカーや専門業者に伝えることで、故障した原因を特定しやすいです。
富士通パソコンの機種名や型番は、本体に同封されている保証書や製品本体に貼り付けられているラベル、アプリ、ホームページなどでチェックできます。
スムーズな修理をおこなってもらうためにも、富士通パソコンの機種名・型番をチェックしておきましょう。
富士通パソコンのメーカー修理費用
富士通パソコンの修理をメーカーに依頼するときは、故障の症状に合わせてどれくらいの費用なのか把握しておきましょう。
富士通の公式サポートページでは、修理料金の目安を紹介しています。
しかし、使用しているパソコンの機種によって料金は異なる場合があります。
あくまで修理料金の目安として、以下の料金表を参考にご覧ください。
故障現象 | 故障と予想される個所 | 修理料金(税込) |
---|---|---|
・電源異常 ・バッテリ異常 | ①メインボード ②電源ユニット ③ハードディスクドライブ、フラッシュメモリドライブ ④バッテリ ⑤ACアダプタ | ①68,640円~ ②34,430円~ ③59,070円~ ④別途お見積り ⑤別途お見積り |
Windowsが起動しない | ①メインボード ②メモリ ③ハードディスクドライブ フラッシュメモリドライブ ④CPU | ①68,640円~ ②68,200円~ ③59,070円~ ④別途お見積り |
画面異常 | ①液晶モニタ(21型以上) ②メインボード(10型以上) | 107,250円~ 74,580円~ |
CD・DVD・Blu-ray Discドライブ異常 | ①CD・DVDドライブ ②Blu-ray Discドライブ | ①42,900円~ ②62,700円~ |
キーボード異常 | ①キーボード ②メインボード | ①14,850円~ ②68,640円~ |
リカバリ異常 | ①ハードディスクドライブ/フラッシュメモリドライブ ②メインボード ③CD・DVDドライブ ④Blu-ray Discドライブ ⑤メモリ | ①59,070円~ ②68,640円~ ③42,900円~ ④62,700円~ ⑤68,200円~ |
異音 | ①ハードディスクドライブ/フラッシュメモリドライブ ②CD・DVDドライブ ③Blu-ray Discドライブ ④電源ユニット ⑤ファン | ①59,070円~ ②42,900円~ ③62,700円~ ④34,430円~ ⑤別途お見積り |
インターネット接続異常 | ①LANポート/W-LANカード ②メインボード | ①別途お見積り ②68,640円~ |
専門業者に依頼したときの各症状修理費用
専門業者に富士通パソコンの修理を依頼するときは、症状に合わせてどれくらいの費用が必要なのかチェックしておきましょう。
専門業者に富士通パソコンの修理を依頼する場合、症状や選ぶ会社によって必要な費用は大きく異なります。
下記は、パソコン修理の専門業者であるPCホスピタルを参考に修理料金の目安表です。
それぞれ症状別に修理費用をまとめたので、ぜひ参考にご覧ください。
故障現象 | 修理料金 |
---|---|
起動しない | 22,000円 |
動作が遅い | 6,600円 |
データ復旧・救出 | 11,000円 |
液晶画面の故障 | 16,500円+部品代 |
インターネット接続 | 6,600円 |
ウイルス感染 | 8,800円 |
架空請求画面 | 8,800円 |
水漏れ・水没 | 6,600円 |
保証期間内であれば費用をおさえて修理可能
富士通パソコンが保証期間内の場合、無料で修理できる場合があります。
富士通パソコンは、購入して本体の電源を入れた日から1年間は保証期間となっています。
保証期間内であれば、修理費用をかけずにパソコンの故障を直してもらうことが可能です。
しかし、保証期間内であっても有料となる場合があるため、保証書裏面に記載されている内容をチェックしておかなくてはなりません。
また、富士通パソコンの保証期間は合計3年間または5年間に延長可能(有料)です。
また、パソコンのデータ復旧やメモリ交換・バッテリ交換も有料で対応してもらえます。
無料修理ができる適用機種については、以下を参考にご覧ください。
【無料修理ができる適用機種】
・ESPRIMO(個人向け)
・LIFEBOOK(個人向け)
・FMV Lite
・ARROWS Tab QHシリーズ(個人向け)
・arrows Tab QH シリーズ(個人向け)
・arrows Tab RH シリーズ(個人向け)
・FMV Chromebook
・QUADERNO
・周辺機器(プリンタおよび一部製品除く)
・FMV-DESKPOWER
・FMV-TEO
・FMV-BIBLO
・FMV-BIBLO LOOX
富士通パソコンに多い故障の症状
富士通パソコンに多い故障の症状として、以下の3つが挙げられます。
- 電源が入らない
- HDD・SDDの故障
- 落下や水没などの物理障害
それでは詳しく説明します。
電源が入らない
富士通パソコンのパーツやシステムが破損している場合、電源が正しく入らないことがあります。
富士通パソコンでは、電源が入らないという故障の症状があります。
電源が入らない場合、電源ユニットやマザーボードの故障、システムエラーなどが原因です。
原因によっては自分の手で直すことも可能ですが、内部パーツが故障している場合は修理を依頼しなければなりません。
ノートパソコンの充電ができておらず電源が入らないこともあるため、正しくACアダプターが接続されているかを再度チェックしてみましょう。
HDD・SDDの故障
富士通パソコン内部にあるHDDやSDDが故障していると、読み込みや書き込みができなくなってしまいます。
富士通パソコンの内部パーツであるHDDやSDDが故障している症状も多いです。
HDDやSSDは、さまざまなデータやファイルの読み込み・書き込みをおこなうためのパーツです。
こちらが故障していると、正常な動作ができなくなりパソコン本体が故障することもあります。
特に、パソコン本体に物理的なダメージがあった場合、内部パーツが故障する可能性が高いです。
HDDやSSDの故障は自分で直すことができないため、メーカーや専門の修理業者に依頼するようにしましょう。
落下や水没などの物理障害
富士通パソコンが落下や水没などの影響を受けると、物理障害によって本体が故障してしまいます。
富士通パソコンが落下や水没などの物理障害を受けると、故障する大きな原因となります。
パソコンは精密機器であるため、物理的なダメージには弱いです。
特に、水没によってパソコン内部に水分が侵入した場合、内部パーツ全てが破損する可能性が高くなります。
パソコンが故障した症状によってはメーカー側でも修理することが難しくなるため、専門の修理業者に修理を依頼しましょう。
パソコンに物理障害が起きたときは自分の力で直そうとせず、すぐに修理へ出すことをおすすめします。
富士通パソコンの修理におすすめな専門業者3選
富士通パソコンをメーカーに修理してもらうことはできますが、保証期間を過ぎていると料金が高くなってしまうこともあります。
少しでも安くパソコンを修理してもらいたい場合、専門業者への依頼が最適です。
こちらでは、富士通パソコンの修理におすすめな専門業者を3社厳選しました。
それぞれの詳細や特徴を説明するため、ぜひあなたに合った専門業者を見つけてください。
PCホスピタル
PCホスピタルは、年間サポート実績200万件以上(※2023年8月末時点)を誇るパソコン修理専門業者です。
全国47都道府県全てに対応しており、300拠点を構えています。
出張修理や宅配修理が利用できるため、普段忙しい方でも簡単にパソコン修理が可能です。
また、大切なデータを保護してくれるため、修理後に復旧してもらえます。
最短即日でスピーディに修理でき、事前見積もりを出せるので安心です。
実績のある専門業者にパソコンを修理してもらいたい場合、PCホスピタルがおすすめです。
パソコンお直し隊
パソコンお直し隊は、メーカー価格の2分の1程度で対応しているパソコン修理専門業者です。
初期費用や見積料、診断費用、キャンセル料などは一切かかりません。
費用は成果報酬となっているため、パソコンの症状に合わせて料金が決まるシステムです。
東京、千葉、宮城、福岡に4店舗をかまえており、持ち込み修理や宅配修理に対応しています。
基本的なパソコン修理だけでなく、データ復旧や買い替えも可能です。
修理費用をおさえてパソコンを修理したい場合、パソコンお直し隊をおすすめします。
ファストPCリペア
ファストPCリペアは、全国で365日対応しているパソコン修理専門業者です。
出張、持込、宅配の3つに対応しており、最短即日サポートも利用できます。
上場企業として累計サポート実績200万件以上(※2023年8月末時点 日本PCサービス調べ)を誇るため、安心してパソコンの修理依頼が可能です。
電話相談や追加料金、キャンセル料は一切かからず、作業料は3,300円〜とリーズナブルな価格帯となっています。
難しい専門用語を使わず説明してもらえるため、パソコン知識がない方でも安心です。
全国どこでも年中無休対応しているパソコン修理専門業者を選びたい場合、ファストPCリペアがおすすめです。
富士通パソコンを修理に出すときの準備
富士通パソコンを修理に出すときは、以下の準備をしておきましょう。
- 機種名・型番のチェック
- データのバックアップをとっておく
- 保証書を用意しておく
それでは順番に解説します。
機種名・型番のチェック
富士通パソコンの修理をメーカーや専門業者に依頼するときは、スムーズに対応してもらうために機種名や型番をチェックしておきましょう。
富士通パソコンを修理に出すときは、機種名や型番を事前にチェックしておく必要があります。
製品の詳細を特定することで、メーカーや専門業者がスムーズに対応可能です。
前述でも説明した通り、富士通パソコンの機種名や型番は本体に同封されている保証書や製品本体に貼り付けられているラベル、アプリ、ホームページなどでチェックできます。
代表的な型番について知りたい方は、以下を参考にご覧ください。
【代表的な型番】
ESPRIMO:D583、D586、D588、D7011、DHシリーズ、EHシリーズ、FHシリーズ、Q556WF1WHシリーズ
LIFEBOOK:AHシリーズ、CHシリーズ、GHシリーズ、LHシリーズ、LHシリーズ、MHシリーズ、NHシリーズ、NHシリーズ、PHシリーズ、SHシリーズ、THシリーズ、U9310UHシリーズ、WU2、WU2/D2u、983s
STYLISTIC:Q702、QHシリーズ、QL2
ARROWS Tab:F-02F、F-02K、F-03G、F-04H、Q506、Q704、QHシリーズ、RHシリーズ
FMV DESKPOWER:AVシリーズ、CEシリーズ、CMシリーズ、CVシリーズ、Cシリーズ、EKシリーズ、F/E70TF/G70TFシリーズ、Hシリーズ、Kシリーズ、LXシリーズ、Lシリーズ、MEシリーズ、Mシリーズ、SEシリーズ、SPシリーズ、SXシリーズ、Sシリーズ、TEシリーズ、TPシリーズ、TSシリーズ、TXシリーズ、Tシリーズ、プリシェシリーズ
FMV BIBLO:MCシリーズ、MFシリーズ、MGシリーズ、MRシリーズ、MTシリーズ、NAシリーズ、NB/TVシリーズ、NBシリーズ、NCシリーズ、NEシリーズ、NF/B50、NF/C50、NF/C70、NF/D50、NF/E50、NF/G50、NF/G70、NFシリーズ、NHシリーズ、NJシリーズ、NLシリーズ、NPシリーズ、NRシリーズ、NSシリーズ、NUシリーズ、NWシリーズ、NXシリーズ、RSシリーズ、Rシリーズ、Sシリーズ
FMV BIBLO LOOX:C/E50、C/E70、Cシリーズ、M/D15、M/E10、M/G30、Mシリーズ、Pシリーズ、Qシリーズ、Rシリーズ、Sシリーズ、Tシリーズ、Uシリーズ
データのバックアップをとっておく
メーカーや専門業者に修理を依頼すると富士通パソコンのデータが消失する恐れがあるので、事前にバックアップをとっておきましょう。
メーカーや専門業者に富士通パソコンの修理を依頼するときは、事前にデータのバックアップをとっておきましょう。
修理や診断作業によってはパソコンのデータが初期化される恐れもあるため、バックアップをとっていなければ大切なアプリケーションやファイルを消失してしまいます。
バックアップをとるときは、外部ストレージを用意しておこなっていきます。
容量が大きいファイルをバックアップしたいときは、十分な空き容量がある外付けハードディスク(HDDやSSD)を使用するようにしましょう。
保証書を用意しておく
富士通パソコンの保証書があるときは、修理へ出す前に用意しておくことが大切です。
富士通パソコン購入時に付属されていた保証書も用意しておくようにしましょう。
保証期間内であればメーカー側が無料で修理対応(一部有料)をおこなってくれるため、費用をかけずにパソコンの修理が可能です。
保証期間はパソコン本体の電源を入れた日から1年間ですが、メーカーの有料サービスに申し込むことで3年間または5年間に延長できます。
専門業者に修理を依頼するときにも保証書が必要になることもあるため、必ず事前に用意しておきましょう。
富士通にパソコンの修理依頼をする方法
最後に、富士通にパソコンの修理依頼をする流れについて説明します。
とくに難しい手順はないため、初めてでもスムーズに修理依頼をおこなえます。
公式ページからWeb・電話で申し込み
はじめに富士通の修理受付ページを開き、Webもしくは電話で申し込みます。
Webの申し込みなら「ネットで故障診断」をおこなうことで、パソコンが故障しているかを判断可能です。
故障の可能性が高い場合は、ページにログインして申し込みへと進んでください。
電話での申し込みは9時から17時までなため、時間内に連絡をしましょう。
故障や修理に関する受付窓口:0120-926-220(受付時間9時から17時まで)
パソコンの集荷
修理の申し込みを終えたあと、故障したパソコンをメーカーへ送る準備をします。
引取修理サービスを利用する場合、以下の物を用意しておきましょう。
- 故障した富士通パソコン
- 保証書(保証期間中の場合)
- キーボード、マウス、ACアダプタなどの付属品
注意点として、パソコンのパスワードは事前に解除してください。
パスワードの解除がされていなければ、修理作業が中断されて時間がかかる恐れがあります。
指定した引き取り日になると宅配業者が自宅へと向かい、梱包をその場でおこなってくれます。
宅配業者から渡される「お預かり伝票」は修理状況の確認や問い合わせに必要なため、大切に保管しておきましょう。
メーカー側で状態をチェック
宅配業者に故障した富士通パソコンを渡したあとは、メーカー側で状態をチェックします。
お引き取りからお届けまで7日間程度で対応してもらえますが、修理内容によっては超過することもあります。
詳しい修理状況について知りたいときは、富士通の「修理状況確認サービス」で登録してください。
修理状況確認サービスには、宅配業者から渡される「お預かり伝票」の番号が必要です。
修理を終えて返送
富士通パソコンの修理を終えると、メーカー側から指定場所へと返送されます。
修理状況確認サービスでメールアドレスを登録しておけば、お届け予定日をメールの通知で確認可能です。
修理料金は保証期間によって異なるので、期間外の場合は富士通の「概算修理料金表」をチェックしておきましょう。
富士通パソコンの修理まとめ
今回は、富士通パソコンの修理費用や故障したときの症状、おすすめ専門業者について詳しく紹介しました。
富士通パソコンの修理費用は、症状や選ぶ専門業者によって大きく変動します。
メーカーなら保証期間であれば無料で修理してもらえますが、期間外の場合は料金が必要です。
少しでも安く安全にパソコンを修理したい場合、当記事で紹介したおすすめ業者へ依頼を検討してください。
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PCホスピタルは大切なデータを保護(復元も可能)した上でパソコン修理をおこなってくれます。「再起動を繰り返す」、「シャットダウンできない」、「電源が入らない」などのPCトラブルもすぐに行ってくれます。PCホスピタルは東京や大阪、名古屋、福岡など大都市以外の地方都市にも店舗があり、即日対応可能です
富士通パソコンが故障したときは、問題を特定してもらうためにメーカーや専門業者に修理を依頼しましょう。