パソコンの状態によっては修理に出さなくてはなりませんが、簡単な処置で問題が解決することもあります。
今回はパソコンの電源ランプがつかない場合について、5つの対処法と4つの原因、またチェックすべきポイントまで解説します。
まずはチェック!電源が入らない時の確認ポイント

パソコンの電源ランプがつかない症状は、基本的な点検で解決する場合があります。
対処をおこなう前に、見落としがないように以下の点を確認しましょう。
電源ケーブルの接続を確認する
確実に電力が供給されるためには、電源ケーブルがしっかりとコンセントやパソコンに接続している必要があります。
抜けや緩みがないかなど、きちんとケーブルが接続されているかまずは確認しましょう。
テーブルタップの接続を確認する
テーブルタップ(延長コード)を利用している方も多いと思われますが、スイッチ付きの場合オンオフが逆になっている可能性があります。
テーブルタップから電源ケーブルを抜き、コンセントに直に挿して電源が入るかどうか確認しましょう。

テーブルタップがタコ足配線になっていると電圧が下がる原因となります。
一度に多く接続して利用している場合は、少し数を減らしてみることをおすすめします。
リモコンやキーボードの電池残量を確認する
リモコンやワイヤレスキーボードなどで電源を入れている場合は、電池切れになっていないかも確認しましょう。
リモコンやキーボードの電池が切れていると当然パソコンを起動できず、電源ランプも点灯しません。
省電力機能が働いていないか確認する
電源ランプが点灯していない場合、省電力機能が働いている可能性があります。
省電力機能を設定しているとパソコンが「画面オフ状態」や「スリープ状態」、「休止状態」へと移行し、電源ランプが点滅したり消灯したりする場合があります。
スリープ状態ではランプがゆっくり点滅するため、電源ランプをよく確認して省電力機能が働いていないか確認しましょう。
・電源ボタンを押す
・マウスをクリックする
・キーボードのキーを押す
パソコンの電源ランプがつかない(電源が入らない)場合の5つの対処法

電源ケーブルやテーブルタップなどを確認して問題がなければ、次は以下の対処法を試してみましょう。
他の電源ボタンを押す
リモコンやワイヤレスキーボードなど、パソコン本体以外に電源ボタンがある場合はすべて押してみましょう。
本体以外から電源が入る場合は、パソコン本体の電源スイッチに問題があると考えられます。

周辺機器を取り外して放電する
周辺機器や帯電が原因となって起動しないこともあるため、周辺機器を取り外した状態で少なくとも5分以上放置してから再度電源を入れてみましょう。
周辺機器が原因となっている場合は、機器を1つずつ取り付けながら起動を試みることで原因となっている機器が特定できます。

ノートパソコンの場合は、可能であればバッテリーも取り外しましょう。
また、バッテリーを取り外した状態で電源ケーブルを接続すると電源が入る場合もあります。
ケーブルを交換する
電源ケーブルにトラブルが起きていると、電源ランプがつかない場合があります。
断線や接触不良を起こしていないかを確認し、問題があるようなら他のケーブルに交換して問題が改善されるか確認しましょう。

ノートパソコンの場合は、電源ケーブルとACアダプタを交換して起動しなおしてみましょう。
パソコン内部をクリーニングする
パソコン内部に埃がたまると、熱暴走を起こして電源が入らない場合があります。
たまった埃やゴミを取り除き、問題が改善されるか確認しましょう。

ホコリがたまりやすい場所やクリーニングの方法・必要な道具については以下の記事で詳しく解説しているため、クリーニングの際はご確認ください。
室温を調整する
パソコンは高温や低温、湿度に弱いため、使用する際は適正室温を守る必要があります。
適正室温は一般的に10℃~35℃程度とされているため、可能な限り室温を適性に保てるよう調整しましょう。

一般的にパソコンは熱に弱いとされていますが、マザーボードや電源ユニット、ハードディスクなどは寒さにも強くありません。
パソコンの電源ランプがつかない(電源が入らない)場合の4つの原因

最後に、電源ランプがつかずパソコンの電源が入らない場合の一般的な原因も確認しておきましょう。
通電していない・電力が不足している
パソコンへ電力供給がされていない、または十分でないために、電源ランプが点灯していない可能性があります。
この場合は、テーブルタップや延長コード、電源ケーブルなどの影響が考えられます。
ハードウェアが故障している
電源周りをはじめとしたハードウェアが故障しているために、電源ランプが点灯していない可能性があります。
原因となりうる故障箇所としては、以下のようなものがあげられます。
熱暴走を起こしている
パソコンを長時間使っているとパソコン内部に熱がたまり、熱暴走を起こして動作が不安定になることがあります。
パソコンを冷却しようとファンだけが回り、電源がつかない現象を引き起こす場合もあります。
ウイルスに感染している
電源が正常に入らない場合、パソコンがウイルスに感染した可能性も考えられます。
セキュリティソフトなどでウイルスチェックをおこない、ウイルス感染が疑われる場合はすぐに修理業者に駆除を依頼しましょう。
パソコンの電源ランプがつかない:まとめ
今回はパソコンの電源ランプがつかない場合について、チェックすべきポイントと5つの対処法や4つの原因を解説しました。
今回ご紹介した対処法を試みても状況が改善されない場合は、ハードウェアの不具合やウイルス感染の可能性などが疑われます。
ハードウェアの修理やウイルス除去などは個人でおこなうには難易度が高く、またデータ消失などのリスクもあるため、パソコントラブルはパソコン修理業者に依頼しましょう。
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パソコンの電源を押しても電源ランプがつかない場合、電源周りなどにトラブルが発生している可能性があります。