Microsoftから展開されているOutlookは、ビジネスシーンで役立つ機能が豊富に搭載されているアプリケーションです。
ブラウザ版だけでなくアプリ版も展開されており、パソコンやスマートフォン、タブレットから利用できます。
しかし、普段からWindows11の環境で作業している方のなかには「Outlookが正常に起動しない」という悩みもあるのではないでしょうか。
当記事では、Windows11のパソコンでOutlookが起動しない原因や対処法について詳しく解説します。
記事後半では注意点についても説明するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Windows11のOutlookとは
Windows11のOutlookとは、メールやスケジュール、タスクなどを管理できるMicrosoft Officeのアプリケーションです。
基本的にはメールの送受信として使われていますが、スケジュール管理やタスク管理としても利用できます。
Microsoft Office以外のアプリケーションとも連携でき、業務効率を大幅に向上できます。
Outlookではメールテンプレートを作成できるため、同じ内容を複数の宛先に向けて配信するときにも便利です。
ビジネスでは社内メンバーや顧客、クライアントなどとやりとりをすることも多いため、Outlookは必要不可欠なアプリケーションとなってきました。
Windows11でOutlookが起動しない5つの原因
Windows11でOutlookが起動しないときは、以下のような5つの原因が考えられます。
- パソコン本体の故障
- アップデートの影響
- Outlookの設定エラー
- セキュリティソフトウェアの妨害
- 悪質な外部ウイルスの感染
1.パソコン本体の故障
Windows11のパソコンでOutlookが起動しない場合、パソコン本体が故障していることが原因の1つとして考えられます。
Windows11のパソコン本体が故障している場合、Outlookが起動しないことがあります。
パソコン本体の故障にはいくつかの原因があり、内部パーツの破損やシステム上のエラーなどが存在します。
パソコン内部に搭載されているCPUやメモリ、ハードディスクなどが破損していると、アプリケーションの起動に悪影響を及ぼします。
また、パソコン上で何らかのシステムエラーが発生していると、同様にアプリケーションが起動できない可能性が高いです。
パソコン本体の故障箇所は発見が難しいため、自分で対応できないときはメーカーや専門の修理業者に相談しましょう。
パソコン博士の知恵袋はパソコン修理業者大手(上場企業)の PCホスピタル(累計サポート実績200万件以上 ※1、利用率No.1 ※2)をおすすめしています。 電話対応も丁寧で、お住まいの地域(全国対応)に応じたパソコン修理サービスを提案してくれます。
PCホスピタルは大切なデータを保護(復元も可能)した上でパソコン修理をおこなってくれます。「再起動を繰り返す」、「シャットダウンできない」、「電源が入らない」などのPCトラブルもすぐに行ってくれます。PCホスピタルは東京や大阪、名古屋、福岡など大都市以外の地方都市にも店舗があり、即日対応可能です
※1 2023年8月末時点 日本PCサービス株式会社調べ
※2 2021年11月時点 2万6303人調査 調査主体:日本PCサービス株式会社 調査実施機関:株式会社インテージ
2.アップデートの影響
Windows11のパソコンがアップデート中の場合、特定のアプリケーションが起動できない原因になります。
Windows11のパソコンは定期的にアップデートされており、内容によってはOutlookが起動しない原因となります。
アップデートはパソコン本体に大きな負荷をかけるため、処理中のときはOutlookの起動障害が発生することもあります。
Windows11のアップデート時間はパソコンのスペックによって異なりますが、1時間〜2時間ほどかかかります。
そのためWindows11のパソコンでOutlookが起動しないときは、アップデートが完了するまで待機してから再度開いてみましょう。
3.Outlookの設定エラー
Windows11のパソコンでOutlookの設定エラーが発生していると、正常に起動しない原因になります。
Windows11のパソコンでOutlookの設定を間違えていると、プログラムが正常に起動しない原因になります。
例えばプロファイルの破損やメールアカウントの設定ミスなどがあると、Outlookの起動障害が起きやすいです。
Outlookの設定エラーが原因になっているときは、設定内容を見直すことで改善されることもあるので試してみましょう。
4.セキュリティソフトウェアの妨害
Windows11のパソコンにセキュリティソフトウェアをインストールしている場合、Outlookの起動を妨害することがあります。
Windows11のパソコンにインストールしているセキュリティソフトウェアによって、Outlookが正常に起動しないこともあります。
セキュリティソフトウェアは悪質なアプリケーションやシステムをブロックするため、Outlookを誤検知すると起動できないことが発生するかもしれません。
Windows11のパソコンにセキュリティソフトウェアをインストールしているときは、設定から調整すれば問題なくOutlookを開けるようになるでしょう。
5.悪質な外部ウイルスの感染
Windows11のパソコンに悪質な外部ウイルスが侵入している場合、Outlookが起動しない原因になります。
Windows11のパソコンが悪質な外部ウイルスに感染していると、Outlookが起動しない原因になります。
悪質な外部ウイルスはWebページの閲覧やアプリケーションのインストールなどによって感染することが多く、パソコンの動作不良やシステムエラーを起こします。
なかにはアプリケーションの起動を妨害するウイルスも存在するため、Outlookを開けなくなってしまいます。
Windows11でOutlookが起動しないときの対処法
Windows11でOutlookが起動しないときは、以下のような対処法があります。
- パソコン本体を再起動する
- Outlookの修復ツールを実行する
- Outlookのプロファイルを再作成する
- 最新のWindowsアップデートをインストールする
- セキュリティソフトウェアを設定する
- ウイルス対策ソフトをインストールする
パソコン本体を再起動する
Windows11のパソコンで問題が発生したときは、再起動を実行してみましょう。
まずはパソコン本体の再起動を試してみましょう。
再起動を実行するとパソコンのシステムやプログラムがリセットされるため、Outlookのアプリケーションが開かない不具合が解消されることもあります。
Windows11のパソコンを再起動するときは、以下のような方法で実行してください。
【Windows11のパソコンを再起動する方法】
- 画面左下のスタートメニューをクリックし、メニューボタンにマウスカーソルを合わせて「電源」、「再起動」をクリック
- 画面左下のスタートメニューを右クリックして「シャットダウンまたはサインアウト」にマウスカーソルを合わせて「再起動」をクリック
- 「Ctrl」キー+「Alt」キー+「Delete」キーを同時押しして、画面右下の電源マークを押して再起動をクリック
- 「Alt」キー+「F4」キーを同時押しして「次の中から選んでください」から「再起動」、「OK」をクリック
Outlookの修復ツールを実行する
Windows11のパソコンにあるOutlookの修復ツールを実行することで、正常に起動できるようになります。
Outlookのプロファイルに問題がある場合、修復ツールを実行することで問題を解決できます。
Outlookが起動しない原因としてプロファイルの破損が考えられるため、修復することで改善できることもあります。
Outlookの修復ツールを実行するときは、以下のステップをおこなってください。
Outlookのアプリケーションを開いて「ファイル」タブをクリック
「アカウント設定」を選択
「データファイル」タブからメールアカウントを選択
「修復」ボタンをクリック
Outlookを再起動
Outlookのプロファイルを再作成する
Outlookのプロファイルが破損しているときは、再作成することで問題を解決できるようになります。
Outlookのプロファイルが破損している場合、再作成することで起動しない問題を解決できます。
新しいOutlookのプロファイルを作成するときは、以下のステップでおこなってください。
画面左下のスタートボタンをクリックして検索ボックスに「コントロールパネル」と入力
コントロールパネルアプリから「ユーザーアカウント」を選択
「メール」から「プロファイルの表示」、「追加」の順に選択
プロファイル名ボックスに新しいプロファイルに使用する名前を入力
自動アカウント セットアップ]ページの「電子メールアカウント」から「名前」、「電子メールアドレス」、「パスワード」を入力して「次へ」をクリック
Microsoft Outlook の起動時に使用するプロファイルで「使用するプロファイルを選択する」、「OK」の順に選択
最新のWindowsアップデートをインストールする
Windows11のパソコンのOSが古い場合、最新のWindowsアップデートをインストールするようにしましょう。
Windows11のパソコンを最新の状態にアップデートすることで、Outlookが起動しない問題を改善できることがあります。
アップデート内容には最新のセキュリティパッチや修正が含まれていることもあるため、Outlookに関連する問題を解決することが可能です。
最新のWindowsアップデートをインストールするときは、以下のステップでおこなってください。
「設定」から「更新とセキュリティ」を選択
「Windows Update」タブから「利用可能な更新プログラムを確認する」をクリック
最新の更新プログラムがあればインストールをクリック
アップデートが完了後、パソコンを再起動してOutlookが起動するかチェック
セキュリティソフトウェアを設定する
Windows11のパソコンにセキュリティソフトウェアをインストールしている場合、設定を変更することでOutlookを起動できるようになります。
Windows11のパソコンにインストールしているセキュリティソフトウェアが原因になっている場合、Outlookを許可するように設定すれば問題を解決できます。
セキュリティソフトウェアを設定するときは、以下のステップでおこなってください。
Windows11のパソコンにインストールされているセキュリティソフトウェアを開く
設定やオプションからOutlookに関連する設定を探す
Outlookをアプリケーションの例外リストに追加もしくは一時的にセキュリティソフトウェアを無効化
セキュリティソフトウェアの設定変更後、Outlookを再起動して問題が解消されているかチェック
ウイルス対策ソフトをインストールする
Windows11のパソコンに悪質な外部ウイルスが侵入している場合、ウイルス対策ソフトをインストールするようにしましょう。
Windows11のパソコンがウイルスに感染しているときは、ウイルス対策ソフトをインストールすることが大切です。
ウイルス対策ソフトは、パソコンに侵入したウイルスの特定・除去ができます。
Windows11には「Windows セキュリティ」というウイルス対策ソフトが標準搭載されているため、設定から有効化することで利用できます。
インターネットは高性能なウイルス対策ソフトが多く展開されているので、パソコンの状況に合わせてインストールしておきましょう。
専門の修理業者に相談する
Windows11のパソコンで発生している問題を解決できないときは、専門の修理業者に相談するようにしましょう。
これまでの対処法を試してもOutlookが開けない場合、パソコン本体が故障している可能性が高いです。
パソコンにはあらゆる問題があり、自分の手ではどうしても修復できないこともあります。
そんなときは、パソコン専門の修理業者に相談することが大切です。
パソコンの修理トラブルを解消でき、すぐに問題の特定ができるようになります。
当サイトが推奨している「PCホスピタル」は、全国300拠点以上あるパソコン専門の修理業者です。
当日訪問や即日作業に対応しているため、すぐにでもWindows11のパソコンを修理したい方はご相談ください。
Windows11でOutlookが起動しないときの注意点
Windows11でOutlookが起動しないときは、以下のような点に注意が必要です。
- 強制終了を繰り返さない
- 物理的な衝撃を加えない
強制終了を繰り返さない
Windows11のパソコンで強制終了を繰り返すと、内部パーツが破損する原因になるので注意が必要です。
Windows11のパソコンでOutlookが起動しない場合、強制終了を繰り返すことはNGです。
強制終了を繰り返すとパソコン本体に大きな負荷がかかるため、CPUやメモリ、ハードディスクなどの内部パーツが破損する原因になります。
Outlook以外の部分にも悪影響を及ぼすので、かえって状態が悪くなる可能性が高いです。
どうしても強制終了が必要なときは、パソコンへの負荷を考慮して一定時間を置きながら実行するようにしましょう。
物理的な衝撃を加えない
Windows11のパソコンに物理的な衝撃を加えると、内部パーツが破損してしまいます。
Windows11のパソコンに問題が発生したときは、物理的な衝撃を加えてはいけません。
パソコンは精密機器なので、物理的な衝撃には弱く設計されています。
パソコン本体を叩くだけでなく、水没や高い場所からの落下などをするとディスプレイや内部パーツが故障してしまいます。
パソコン本体が故障すると自分の手で修復することは難しいため、メーカーや専門の修理業者に相談が必要です。
そのためすぐに問題が解決しなかったとしても、パソコンに物理的な衝撃を加えないようにしておきましょう。
まとめ
今回は、Windows11のパソコンでOutlookが起動しない原因や対処法、注意点について詳しく解説しました。
Windows11のパソコンでOutlookが起動しない原因として、パソコン本体の故障やアップデートの影響、Outlookの設定エラー、セキュリティソフトウェアの妨害、悪質な外部ウイルスの感染などが考えられます。
まずは当記事で紹介した対処法を試しながら、状況が改善されるかチェックしてください。
それでもOutlookのアプリケーションを起動できないときはパソコンの故障が考えられるため、専門の修理業者に相談するようにしましょう。
パソコン博士の知恵袋はパソコン修理業者大手(上場企業)の PCホスピタル(累計サポート実績200万件以上 ※1、利用率No.1 ※2)をおすすめしています。 電話対応も丁寧で、お住まいの地域(全国対応)に応じたパソコン修理サービスを提案してくれます。
PCホスピタルは大切なデータを保護(復元も可能)した上でパソコン修理をおこなってくれます。「再起動を繰り返す」、「シャットダウンできない」、「電源が入らない」などのPCトラブルもすぐに行ってくれます。PCホスピタルは東京や大阪、名古屋、福岡など大都市以外の地方都市にも店舗があり、即日対応可能です
※1 2023年8月末時点 日本PCサービス株式会社調べ
※2 2021年11月時点 2万6303人調査 調査主体:日本PCサービス株式会社 調査実施機関:株式会社インテージ
Windows11のパソコンでOutlookのアプリケーションが起動しない場合、いくつかの原因が考えられます。原因を特定し、適切な対処法を実施しましょう。