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HDDとSSDの違いとは?機能・価格・容量のほか、おすすめしたい人の特徴を解説

HDDとSSDの違いとは?機能・価格・容量のほか、おすすめしたい人の特徴を解説

「HDD」「SSD」という言葉を知っていても、具体的な違いを把握できていない方も多いでしょう。

今回は「HDDとSSDの違いが知りたい」「どっちを選ぶべきか悩んでいる」という方に向けて、それぞれの特徴や違い、どんな人に向いているかを解説していきます。

HDDの特徴

「HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)」は、パソコンに初めから搭載されていることの多い記憶装置です。

パソコンだけではなく、家庭用ゲーム機やテレビのレコーダーなどにも標準で搭載されていることが多く、外付け用のHDDも流通しています。

HDD内にある「プラッタ」という磁気ディスクにデータなどを記憶し、「磁気ヘッド」というパーツによってデータの読み込みや書き込み処理を行います。

HDDには、以下2つの特徴があります。

HDDの特徴2つ
  • 価格が安い
  • 大容量なものが多い
HDDの特徴
引用:BUFFALO

価格が安い

HDDは大容量な製品でも5,000円以内で購入できる場合があるため、価格を抑えられる点が特徴です。

さらにSSDよりも容量に対する価格が安い傾向にあり、同じメーカー・同じ容量のHDDとSSDを比較しても、HDDのほうが10,000円ほど安いというケースも珍しくありません。

中古のHDDであれば非常に低価格で入力することもできますが、購入後すぐに故障するリスクがあるため、おすすめできません。

大容量なものが多い

HDDの容量は500GB~16TBほどの製品が多く販売されているため、大容量の製品が手に入りやすいです。

一方でSSDの容量は、128GB~500GBあたりが主流となっています。

中には、500GBや1TBの容量を超えるSSDも販売されていますが、価格が高いため入手が困難な場合が多いです。

SSDの特徴

「SSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)」は、内部にある半導体のメモリチップ(NANDフラッシュメモリ)にデータの記憶や読み書きを行う記憶装置です。

HDDとの大きな違いは、データの記憶に磁気ディスクを使用していないという点であり、HDDよりも優れている点が多いことから近年普及率が上がってきています。

パソコン内蔵型の製品だけではなく、外付け用のSSDも数多く流通しています。

SSDの特徴3つ
  • 処理速度が速い
  • 外部からの衝撃に強く動作音も静か
  • HDDよりも寿命が長い

処理速度が速い

SSDは電気的な処理でデータを読み書きするため、処理速度が速いです。

HDDのように、データを読み込む際の物理的な動作を行わないため、HDDよりも高速でデータの読み書きができます。

パソコンの内蔵ストレージをSSDに交換すれば、パソコンで行う動作全般の速度改善が期待できます。

実際に、パソコン周辺機器メーカーである「BUFFALO」が2019年に行った調査では、HDDよりもSSDのほうが約2.6倍高速だったという結果も出ています。

BUFFALO速度比較
引用:BUFFALO

現時点で「パソコンの起動や動作が遅い」とお悩みの方は、簡単にできる改善法をまとめた記事を参考にしてみてください。

外部からの衝撃に強く動作音も静か

SSDは、データを保管するためのメモリチップが基板に搭載されているため、外部からの衝撃に強いです。

HDDの場合は磁気ディスクやヘッド、モーターなどといった物理的な動作を行う部品が多いため衝撃によって傷がつきやすく、故障するリスクが高まりやすいといえます。

また、SSDは磁気ディスクやモーターが回転することによる動作音も発生しないため、容量の大きいデータを読み書きしても、ほとんど無音に近い状態で使用できます。

HDDよりも寿命が長い

HDDの平均寿命は約3~4年と言われていますが、SSDの場合は約5年の平均寿命があると言われています。

SSDは衝撃に強く物理的な動作を行わないため、HDDよりも寿命が長いと考えられます。

寿命の長さは、SSDを使用している時間やデータの書き込み回数、保存状態などにより変動しますが、中には7年以上も同じSSDを使い続けているというケースも珍しくありません。

SSDは多少価格が高いものの、長く使い続けることができれば、HDDよりも高いコストパフォーマンスを実現できる可能性があります。

HDDとSSDの特徴・違いをひと目で比較

HDDとSSDには、性能面においてさまざまな違いがありますので、以下の一覧表を参考にそれぞれの違いを見比べてみてください。

▼HDD・SSDの違い比較表

比較項目HDDSSD
価格安い高め
寿命約3~4年約5年
衝撃への強さ弱い強い
処理速度SSDに劣る早い
動作音ディスク回転などの
動作音あり
静か
消費電力やや多い少ない
HDD・SSDの違い早見表

価格はHDDが価格は安いものの、処理速度や耐衝撃性などの面ではSSDが優れています。

さらにSSDは電力の消費量も少なく、製品によってはHDDの半分以下の電力しか消費しない場合もあります。

「HDD」と「SSD」、どちらを選ぶべき?

SSDは比較的優れている点が多いものの、用途や予算によっては適切でない場合もあります。

HDDとSSDが、それぞれどんな人におすすめできるかを解説します。

「HDD」と「SSD」どちらを選ぶべき?

HDDがおすすめなパソコンユーザー

HDDは、以下のような方におすすめできます。

  • 大量なデータの保存に使いたい
  • データを長期間保管しておきたい
  • 費用を抑えたい

HDDは1TB以上の製品が多く販売されているため、動画や画像などのデータを大量に保存しておきたい人に向いています

大容量のHDDであっても、SSDより安い価格で販売されていることがほとんどなので、購入費用を抑えることが可能です。

またSSDに使用されているフラッシュメモリは、長期間使わない状態が続くと自然放電が発生し、突然データが消えてしまう可能性があるため、長期間のデータ保管ならHDDがおすすめです。

SSDがおすすめなパソコンユーザー

以下のような性能・用途を希望する場合、SSDがおすすめです。

  • パソコンの動作を早くしたい
  • 持ち運ぶ機会が多い
  • パソコンの消費電力を抑えたい
  • 長く使い続けたい

SSDはHDDよりも処理速度が速いため、パソコンの起動や動作を早くしたい場合、SSDがおすすめです。

またSSDは衝撃に強く電力の消費も少ないので、仕事やプライベートなどで、ノートパソコンを持ち運ぶ機会の多い方にもおすすめです。

データの保管だけではなく、パソコンで事務作業や動画編集、プログラミングなどを行うならSSDのほうが快適に作業できる可能性が高いです。

さらに「寿命の長いほうを選びたい」と考えているのであれば、平均寿命が長いとされているSSDをおすすめします。

パソコンの動作を軽くしたいならSSDへの交換を

HDDとSSDどちらが合っているかは人によりそれぞれですが、パソコンの動作を早くしたいなら、内蔵ディスクをHDDからSSDに交換することをおすすめします。

しかし、SSDへ交換するには「どうやって交換すればいいの?」「データの移行や設定が大変そう」といった悩みがつきものです。

HDDからSSDへの交換を検討しているなら、PCホスピタルなどのパソコン修理業者へ依頼する方法がおすすめです。

PCホスピタルに依頼すれば、現在使っているパソコン環境のままSSDへ交換してもらうことができます。

SSDの取り付けや設定、データの移行まで全て対応してくれるため、手間がかかりません。

また、パソコン修理業者ならシステムのクリーンアップやメモリーの交換などのサポートにも対応しているため、「パソコンの動作が遅い」という悩みをまとめて解決できるでしょう。

【PCホスピタル編】評判・口コミ、料金を解説!パソコン修理業者を徹底調査

HDD・SSDとの違い:まとめ

「HDDかSSDか悩んでいる」という方は、以下の特徴を参考に自分のニーズに合わせて、選んでください。

HDD・SSD特徴こんな人におすすめ
HDD・価格が安い
・大容量なものが多い
・大量なデータの保存に使いたい
・費用を抑えたい
・データを長期間保管しておきたい
SSD・処理速度が速い
・外部からの衝撃に強い
・動作音が静か
・寿命が長い
・パソコンの動作を早くしたい
・持ち運ぶ機会が多い
・パソコンの消費電力を抑えたい
・長く使い続けたい

「パソコンの動作が重い」と感じているなら、パソコン内蔵のHDDをSSDに交換することで動作が早くなる可能性が高いです。

SSDに交換するなら、部品の取り付けやデータ移行に対応している、パソコン修理業者に依頼しましょう。

パソコン博士がおすすめするパソコン修理業者はPCホスピタルです。

電話での対応も丁寧で、お住まいの地域(全国対応)によって、最適な修理方法(持込修理宅配修理訪問修理)を提案してくれます。必要であれば、即日対応もしてくれます。

大切なデータを保護(復元も可能)した上で、「起動しない」「ブルースクリーンが表示される」などの難しい修理もすぐに行ってくれます。PCホスピタル東京大阪名古屋福岡などにも店舗があるので、すぐに個人・法人いずれもすぐの対応が可能です。

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かない@パソコン博士
パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。