パソコンに負荷がかかる行為ではありますが、やむを得ないときは強制終了せざるを得ません。
今回はNECのパソコンで強制終了が必要な場面と、その方法や注意点などについてご説明します。
目次
NECパソコンの電源が切れないときは状況を整理
NECのパソコンでフリーズなど不具合が発生した時は状況を整理する必要があります。
状況によってやるべきことが異なるため、まずは正確に把握しましょう。
マウスは利用できるか
まずはマウスが利用できるかどうか確認しましょう。
マウスを動かしてカーソルが動くかどうかだけではなく、各種ボタンがクリックできるかどうかも確認します。
スタートメニューなどのクリックができれば、強制終了しなくてもマウスで再起動できるはずです。
逆にマウスが動かなかったり、動いてもクリックができないならば、続けてご説明する方法を試してみましょう。
キーボードは利用できるか
マウスが反応しなくてもキーボードが利用できれば再起動できます。
「Ctrl」と「Alt」と「Del」を同時押しすることでシャットダウンオプションが表示できるため、ここから再起動が可能です。
これで再起動すれば強制終了しなくても状況が改善するかもしれません。
マウスだけではなくキーボードの利用もできないならば、NECのパソコンを強制終了する手順へと進みます。
NECのパソコンを強制終了する3つの方法
NECのパソコンを強制終了する方法は3種類あるため、それぞれご説明します。
キーボードで強制終了する
画面がフリーズしていたりマウスが利用できなくとも、キーボードが反応する場合はキーボードで強制終了しましょう。
フリーズしている状況でもこちらの手順は再起動に分類されます。
そのため、以下でご説明する強制終了の方法と比較すると、パソコンに与えてしまうダメージが少ない手法です。
電源スイッチを長押しする
マウスもキーボードも反応しない場合は、パソコンの機能を利用した再起動や終了はできません。
そのため、電源ボタンを長押しして、手動でパソコンを強制終了しましょう。
利用しているNECのパソコンによりますが、5秒ほど長押ししていると急にパソコンの電源が落ちるはずです。
電源ボタンの長押しで強制終了する際は、接続しているデバイスなどを外しておきます。
外付けのストレージやマウスなどが故障する可能性があるため、念のために外しておきましょう。
電力の供給を止める
電源ボタンを長押ししても強制終了できない場合は、電力の供給を止めるしかありません。
まず、デスクトップパソコンの場合は、ACアダプターを抜いて強制終了しましょう。
デスクトップパソコンにはバッテリーが搭載されていないため、すぐに強制終了されます。
続いて、ノートパソコンの場合は、ACアダプターを抜いてバッテリーを取り外します。
ただ、バッテリーの取り外し方は機種によって異なるため、利用しているものに合わせた方法を確認しなければなりません。
取扱説明書や公式サイトなどを参考にバッテリーを取り外してみましょう。
NECのパソコンで強制終了する前にチェックしておきたいポイント
NECのパソコンを強制終了したい場合は、事前に以下をチェックするようにしてください。
データの保存はできているか
強制終了する前にデータの保存ができているか確認しましょう。
基本的に強制終了すると現在作成中のデータは消えてしまいます。
マウスやキーボードが動きデータを保存できる状態ならば、必ず保存しておきましょう。
逆にマウスやキーボードなどが利用できない状態では操作ができないため、データの保存は諦めるしかありません。
どうしても強制終了するしかない状況か
本当に強制終了すべき状況か確認が必要です。
強制終了はパソコンに負担をかける行為であるため、やむを得ない時だけに留めなければなりません。
例えば、再起動で問題が解決できる見込みであれば、強制終了は避けるべきです。
強制終了を選択すべき場面については上記でご説明しているため、それを参考に判断してください。
データの読み書き中ではないか
データの読み込み中に強制終了するとストレージが破損する可能性があります。
NECのパソコンは読み書き中にLEDが点灯する仕組みとなっているため、こちらで確認しましょう。
定期的に読み書きが発生するため、完全にLEDが消灯する時間は限られています。
ただ、可能な限り読み書きしていないときが望ましいため、LEDが消灯しているタイミングを見計らいましょう。
外部機器の取り外しはできているか
強制終了によって外部機器に影響が出てしまう可能性があります。
そのため、何かしらの外部機器を取り付けしているならば取り外ししておきましょう。
具体的には外部ストレージやマウスなどが該当します。
コードで繋がれているものならばコードを抜き、直接接続するタイプならば外すようにしましょう。
NECのパソコンを強制終了したいときに注意すべきこと
NECのパソコンを強制終了する際には注意点があるため、これらについてご説明します。
強制終了は一回に留める
NECのパソコンは強制終了することでトラブルが解決する可能性があります。
一時的な問題が強制終了によりリセットされて、何事もなかったかのように動くかもしれません。
ただ、強制終了がすべてのトラブルを解決するわけではないため、何度も強制終了することは避けるべきです。
特に強制終了を繰り返すと、パソコンに保存されてるデータが破損する可能性があります。
何度も強制終了するとこのようなトラブルが起きる可能性が高まるため、一回だけに留めるべきです。
動作不良ならセーフモードで起動してみる
動作不良が続いているならば、セーフモードでの立ち上げを検討しましょう。
強制終了した後にセーフモードで立ち上げることで、問題を解決できるかもしれません。
セーフモードはパソコンの起動に最低限必要な機能だけでパソコンを立ち上げる仕組みです。
この状態でパソコンが立ち上がれば、トラブルの原因となるファイル削除や設定変更ができます。
もし、強制終了してセーフモードでも立ち上がらない状況ならば、故障している可能性があります。
NECのパソコンを強制終了しても不具合があるなら修理が必要
一時的なトラブルであれば強制終了で解決できる可能性があります。
突発的にトラブルが起きる可能性は十分にあり、これはNECのパソコンに限った話ではありません。
ただ、トラブルの中でも故障に該当するものは強制終了による解決は不可能です。
パソコンのストレージから異音がしたり異常に発熱するようなことがあれば、強制終了して故障していないか確認してもらいましょう。
故障していると自分で対応することは難しいため、NECや修理業者に修理を依頼すべきです。
まとめ
NECのパソコンで電源をオフにできない場合は、強制終了の選択肢があります。
電源ボタンの長押しや電源の供給を止めることで強制終了が可能です。
ただ、強制終了は一時的なトラブルを解決する方法で、ハードウェアの故障などを解決するものではありません。
一度強制終了してみて状況が改善しないならば、故障を疑い、修理を依頼するようにしましょう。
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※1 2023年8月末時点 日本PCサービス株式会社調べ
※2 2021年11月時点 2万6303人調査 調査主体:日本PCサービス株式会社 調査実施機関:株式会社インテージ
NECのパソコンでフリーズなど不具合が発生した時は強制終了が視野に入ります。