日頃からパソコンを利用していると、モニターが映らなくなることがあります。
PCもモニターも精密機器であるため、トラブルが発生するとこのような状況に陥ってしまうことが大半です。
今回は、PCのモニターが映らなくなった際の原因や確認しておきたいこと、トラブル発生時の注意点について解説します。
目次
PCのモニターが映らない3つの原因
PCのモニターが映らない原因は、大きく分けて以下のとおり3種類が考えられます。
モニター故障
本体が故障することで、映らない状況に陥っていると考えられます。
モニターが映らないトラブルの原因は、大半がこれだと考えてよいでしょう。
例えば、モニターにはPCなどから送られてきた情報を処理するための基盤が搭載されています。
これが破損してしまうと、PCからの情報を処理できず、映らなくなってしまうのです。
また、電源が故障してしまうことで、モニターが起動できないことも考えられます。
PCと接続しても映らないときは、モニター本体の故障を疑いましょう。
PCの故障
モニターではなく、PC側の故障も考えられます。
PCから情報が送られなければ、モニターは何も表示できません。
例えば、PC側の端子が故障していて、モニターに情報を送信できないことが考えられます。
また、PCのアプリケーションに問題があり、モニターを認識できていないこともあるでしょう。
モニター側に問題がないならば、PC側の確認も必要です。
一時的なトラブル
一時的なトラブルが原因で、モニターが映らないこともあります。
PCもモニターも精密機器であり、少しのトラブルで動かなくなるものです。
例えば、静電気の影響を受けてしまい、突発的に動かなくなることがあります。
利用者の操作に何も問題がなくとも、利用環境などに起因して発生するトラブルです。
ただ、このようなトラブルは根本的な故障ではないため、基本的には時間が解決してくれます。
PCのモニターが映らない状況で試したい5つのこと
PCのモニターが映らない時は、順番に原因を探し出すことが重要です。
- PCの再起動
- モニターの切り替え
- 放電
- 配線の見直し
- モニターの設定確認
以上の対処方法を試し、状況が改善するか確認してみましょう。
PCの再起動
最初に、PC本体を再起動してみます。
モニターが映らない状況では、再起動できないかもしれませんが、キーボードなどを利用して試してみましょう。
PCに一時的なトラブルが起きている場合は、再起動で解決するケースが大半です。
状況を正しく把握するためにも、まずはこちらから取り組んでみましょう。
パソコンを再起動しても、物理的なトラブルが潜んでいると、症状が再発する可能性があります。
モニターの切り替え
モニターが故障しているかどうかを判断するために、可能ならば切り替えしてみます。
映らないモニターとは別に、外付けモニターを用意して、こちらに接続してみる流れです。
別のモニターで正しく画面が表示される場合は、映らないモニターに問題があると判断されます。
逆に、モニターを切り替えても映らないならば、PCやケーブルに問題があるはずです。
放電
PCやモニターの放電を試しておきましょう。
どちらも精密機器であり、静電気などが内部に溜まることで不具合が起きることがあります。
内部に溜まった電気をすべて放出することによって、状況が改善されるかもしれません。
帯電を解消するためには、電力の供給を断つことが重要です。
PCとモニターのACアダプターを抜いておき、そのまま10分程度放置してみましょう。
配線の見直し
PCとモニターをつなぐ、配線に問題があるかもしれません。
特に外付けモニターを利用している場合は、配線が原因で映らないことが考えられます。
例えば、PCとモニターを繋ぐケーブルが破損していると、情報が送れず何も映りません。
内部的な断線で、モニターが映らないこともあり得るため、詳細な確認が必要です。
なお、ノートPCなど内蔵モニターの場合は、確認できないため注意しましょう。
モニターの設定確認
PC側のモニター設定に、誤りがないか確認が必要です。
モニターに正しく情報を送信するためには、PC側で設定しなければなりません。
近年は、モニターを検出して自動的に設定してくれるようになっていますが、適切に動作しないことがあります。
PCの設定状況を確認して、自動的に設定されていないならば、自分自身で対応しましょう。
なお、具体的な設定はPCとモニターの組み合わせによって変化するため、それぞれの公式サイトなどで確認が必要です。
参考:エラーなどが表示されている場合は従う
モニターにエラーコードが表示される場合があります。
このような時は、エラーコードの指示に従うようにしましょう。
例えば、「NOSIGNAL」と表示されることがあるかもしれません。
この表示は、PCから情報が届いていないことを意味するため、端子やケーブルなどを中心に状況確認が必要です。
エラーコードはパソコンのものとモニターのものがあります。コードではなく、メッセージが表示されることもあるため、詳細を検索するなどして確認してみましょう。
PCのモニターが映らない際の注意点2つ
PCのモニターが映らない時は、戸惑ってしまい、不必要な操作をしがちです。
故障につながりかねないため、以下のような行為は避けましょう。
再起動を繰り返さない
モニターが映らないからといって、PCの再起動を繰り返すことは避けてください。
PCは必要に応じて再起動すべきですが、繰り返すと本体に負担をかけてしまいます。
これが原因で、PC本体が故障してしまっては本末転倒です。
モニターが映らない状況でも、再起動は1回か2回に留めておくようにしましょう。
そもそも、再起動は突発的なトラブルを解決するための方法で、万能な解決策ではありません。
物理的な故障には対応できないため、その点は留意が必要です。
パソコンやモニタを叩かない
モニターが映らないなど、機械の不具合に対して、物理的な衝撃で解決しようとする人がいます。
例えば、PCやモニター本体を手で叩くなどです。
基本的にこのような行為では、モニターが映るようにはなりません。
むしろ故障の原因となりかねないため、このような行為は避けるようにしましょう。
確かに、埃が詰まるなど一時的な接触不良などが原因で、モニターが映らないことは考えられます。
ただ、非常に限定的なケースであるため、原因がわからない状態で叩いてはなりません。
モニターが映らないときはパソコン修理業者へ相談してみよう
PCのモニターが映らない時は、パソコン修理業者へ依頼するのが一番です。
専門家に診断してもらうことで、PCとモニターのどちらに問題があるのかが解決します。
特に、PCに問題があった場合は、自分自身では解決できないケースが大半です。
修理が必要になる場合にも備えて、専門の業者に診断してもらうようにしましょう。
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※1 2023年8月末時点 日本PCサービス株式会社調べ
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まとめ
PCのモニターが映らない事象について、原因と試したいことを解説しました。
トラブルの原因は多岐に渡るため、PCとモニターの両面から原因を突き止めなければなりません。
ただ、精密機器であり、自分自身では原因を突き止められないことが考えられます。
そのため、問題を早期に解決するという観点でも、パソコン修理業者への相談がおすすめです。
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※1 2023年8月末時点 日本PCサービス株式会社調べ
※2 2021年11月時点 2万6303人調査 調査主体:日本PCサービス株式会社 調査実施機関:株式会社インテージ
PCのモニターが映らない状況になると、作業ができず焦ってしまいますが落ち着いて対応しましょう。