Windowsの挙動が不安定な場合やフリーズが発生する場合は強制終了を考えなければなりません。
特に操作を受け付けていないならば、強制終了するしかないでしょう。
今回はフリーズなどでWindowsの起動が不安定な場合に、強制終了する方法やできない時の対処法を解説します。
Windowsを強制終了する方法

Windowsを強制終了する方法は、アプリケーションと本体の2種類あります。
それぞれについて具体的な手順は以下のとおりです。
アプリケーションの強制終了
アプリケーションを強制終了するためにはキーボードで操作する方法とタスクマネージャーを起動する方法があります。
まず、アプリケーションをキーボードで操作するためには以下の方法を試してみましょう。
Windowsがフリーズしていない場合には、こちらの手順で強制終了するための画面が表示されるはずです。
また、警告などが表示されずに強制終了できることもあります。
また、上記のようにキーボードだけでは強制終了できないならば、以下の方法も試してみましょう。
ステップ1のとおり、3つのキーを同時に押すことでタスクマネージャーを起動できます。
タスクマネージャーでは大半のアプリケーションを強制終了できるため、フリーズ状態にあるアプリケーションを停止しましょう。
基本的には自分でデータを保存しなければ、データが消えてしまうため注意しましょう。
本体の強制終了
上記で解説したとおりキーボードやタスクマネージャーからアプリケーションを強制終了できます。
ただ、Windows本体がフリーズしている場合は操作を受け付けないため、本体の強制終了が必要です。
本体を強制終了するためにはいくつかの方法があり、例えば以下が考えられます。
- 電源ボタンの長押し
- ACアダプターやバッテリーの取り外し
大半のパソコンは電源ボタンの長押しで強制終了できるようになっています。
ただ、Windowsとして明確な基準があるわけではなく、5秒で終了できるものもあれば30秒で終了できるものもある状況です。
一概には言い切れないため、電源が切れるまで長押しすると理解しておきましょう。
なお、状況によっては電源ボタンの長押しでも強制終了できないかもしれません。
この場合は電源の供給を止めてWindowsを停止させるしかありません。
ACアダプターやバッテリーの取り外しで電力を停止して、強制終了することを試してみましょう。
Windowsのフリーズやエラーで強制終了する際の注意点

Windowsのエラーやフリーズが起きると強制終了しなければなりません。
この時には注意点があるため以下を理解しておきましょう。
可能な限りデータを保存する
可能な限り強制終了前にデータを保存しておきましょう。
特にWindows全体を強制終了する時は、データの保存が重要です。
いくつものアプリケーションを開いているならば、それぞれで保存しなければなりません。
データを保存していない状況で本体を強制終了すると、データがすべて消える可能性があります。
それまでの作業が無駄になるため、可能な限り保存することを意識しましょう。

作業中のデータを保存する前に強制終了しないことが重要です。
数分様子を見て好転しないか確認する
いきなり強制終了するのではなく、数分間、パソコンをそのままにして様子を見てみましょう。
一時的なトラブルが発生しているならば、時間が解決してくれるかもしれません。
例えば、アプリケーション内のデータ処理の都合で負荷が高まっているならば、一連の動作が終了すると安定し始めるでしょう。
アプリケーションによっては、特定の処理が毎回フリーズすることがあります。
繰り返し発生して時間が解決してくれるものは、強制終了しないようにしましょう。
ストレージなどが動作していないか確認する
ストレージが動作していないかを確認します。
Windowsはストレージの書き込み中にランプが点灯するため、これで状況を確認可能です。
ストレージが動作している際に強制終了すると破損の原因となるため、できるだけ避けるようにしましょう。
ただ、フリーズの原因によってはいつまでもストレージが動作しているため、時には見切って強制終了することも重要です。
マウスかキーボードのどちらかでの操作を心がける
できるだけマウスかキーボードでの操作を心がけましょう。
どちらかが操作できれば、ユーザーインターフェースが強制終了できます。
どちらも操作できない場合のみ、電源ボタンの長押しでの強制終了が必要です。

Windowsを強制終了する方法の中でも、電源の長押しは特に負荷をかけるため、可能な限り避けなければなりません。
Windowsがフリーズして強制終了できないときの対処法

Windowsがフリーズしてマウスもキーボードも反応しなくなると、強制終了ができません。
この時は以下の方法で強制終了しましょう。
電源ボタンの長押し
Windowsは電源ボタンの長押しで強制終了できます。
上記で解説したとおり、長押しの時間は機種によって異なり5秒から30秒程度です。
基本的には電源が切れるまで長押しすると考えれば良いでしょう。
ただ、この方法はWindowsへ大きな負荷を与えるものであるため、可能な限り別の方法を選ぶようにします。
電源供給の停止
基本的には電源ボタンの長押しで強制終了できます。
ただ、これも反応しないならば、電源の供給を停止するしかありません。
ACアダプターやバッテリーを取り外して、強制終了しましょう。
なお、起動しているWindowsパソコンの電力供給を停止すると、いうまでもなく負荷を与えてしまいます。
最終手段であると考えるようにしてください。
何度も強制終了が必要なパソコンは修理しよう
Windowsのパソコンを何度も強制終了しなければならないような状況ならば、パソコンが故障している可能性があります。
何かしら部品のトラブルで強制終了が求められている可能性があります。
このようなトラブルは自分で気づいて対処することが難しいため、パソコン修理を検討しましょう。
例えば、パソコン修理業者に依頼すれば、状況の確認から修理まで対応してもらうことが可能です。
Windowsの強制終了を繰り返すとそれが故障の原因となるため、早めの修理をおすすめします。
まとめ
Windowsの強制終了について解説しました。
アプリケーションの強制終了と本体の強制終了があり、状況に応じて使い分けます。
アプリケーションのフリーズなどは、アプリケーションの強制終了で解決できるでしょう。
逆にパソコン全体がフリーズするならば、本体そのものの強制終了が必要です。
なお、Windowsが故障していると、強制終了を繰り返す原因となりかねません。
同じ状況が繰り返されるならば、パソコン修理業者に診断を依頼してみましょう。
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Windowsでエラーなどが発生すると強制終了が必要になってしまいます。