レッツノートを長く使うためには、定期的なバッテリー交換が必要です。
バッテリーは自分で交換もできますが、正しい手順で交換しないと故障につながる可能性があります。そのため、自分で交換することに不安を感じる場合は、業者への依頼も検討しましょう。
本記事は、レッツノートのバッテリーの劣化による症状や放置するリスク、交換方法をまとめています。
レッツノートのバッテリー劣化に悩んでいる方やバッテリー交換を検討している方は、参考にしてください。
目次
レッツノートのバッテリーの劣化による症状
レッツノートのバッテリー劣化による症状は下記の3つです。
- パソコンの稼働時間の短縮
- 強制シャットダウンの増加
- パソコンの発熱
パソコンの稼働時間の短縮
レッツノートのバッテリーが劣化すると、パソコンの稼働時間が短くなります。
これまでに比べてバッテリーの減りが早いと感じる場合や、パソコンの稼働時間が短くなったと感じる場合は、バッテリー劣化が原因の可能性が高いです。
パソコンのバッテリーは消耗品であり、平均的な寿命も2年～5年ほどとなります。
目に見えてバッテリーの減りが早い場合には、バッテリーの交換を検討しましょう。
強制シャットダウンの増加
充電が残っているにもかかわらず、強制シャットダウンが増える場合はバッテリーの劣化が考えられます。
バッテリーが劣化してパソコンに十分な電力の供給ができなくなると、強制シャットダウンが発生します。
強制シャットダウンはパソコンへの負担が大きいため注意が必要です。
パソコンが発熱する
劣化したバッテリーのまま使っているとパソコンが発熱する場合があります。
バッテリーは電気を蓄えている機器で、バッテリーが劣化すると熱の調整ができなくなるためです。
また、パソコンが発熱するような劣化の場合、バッテリーが膨張しているケースもあります。
バッテリーの劣化でパソコンが発熱すると、パソコン本体のほかの機器にも影響を与えるため注意が必要です。
レッツノートのバッテリー交換をしないと起こるトラブル
レッツノートのバッテリーが劣化したら早めのバッテリー交換が必要です。
バッテリーを放置していると下記のようなトラブルのおそれがあります。
- データの損失
- パソコン本体の故障
- バッテリーの発火
データの損失
劣化したバッテリーを使い続けることでパソコンのデータが損失する可能性があります。
バッテリーの劣化による強制シャットダウンやパソコンの発熱などの症状がデータを保管しているHDD /SSDに大きな負担を与えるためです。
バッテリー劣化による強制シャットダウンはパソコンの強制終了と同じ動作となります。
何度も強制終了するとパソコンに負担がかかることと同じように、バッテリー劣化による強制シャットダウンもパソコンへの負担が大きいため注意しましょう。
パソコン本体の故障
劣化したバッテリーを使い続けることはパソコン本体の故障につながる危険性があります。
最近のバッテリーは性能が高い分、少しの劣化であればパソコンが故障する可能性は低いです。
しかし、劣化したバッテリーを無視して使い続けていると、CPUやマザーボードなどパソコンの中枢となるパーツが故障する可能性があります。
パソコン本体が故障すると修理や買い替えに多額のお金が必要です。
故障範囲を広げないためにバッテリーの不調を感じたら、まずはバッテリー交換を検討してください。
バッテリーの発火
レッツノートのバッテリーが劣化すると、発火へつながるおそれがあります。
実際、バッテリーから発火・焼損事故する事故が過去に発生しており、レッツノートのメーカーであるパナソニックはリコールをおこないました。
現在パナソニックでは、バッテリーの発火対策としてバッテリー診断・制御プログラムを案内しています。
プログラムによってバッテリーを制御するもので、ユーザー自身がインストールして設定をおこなう必要があります。
バッテリー診断・制御プログラムは下記からダウンロード可能です。
レッツノートのバッテリー交換時期の目安
レッツノートのバッテリー交換時の目安を下記の順番で紹介します。
- 充電時の容量が50％を切ったタイミング
- バッテリーライフサイクルNAVIで検出した場合
- 突然充電ができなくなった場合
充電時の容量が50％を切ったタイミング
レッツノートのバッテリー交換の推奨時期は満充電時の容量が50％を切ったタイミングです。
また、満充電時の容量が30％を切るとパフォーマンスに大きな影響を与えるため、遅くても30％を切るまでには交換をしましょう。
バッテリーの劣化に伴い満充電時の容量が低下するため、容量がどのくらいあるかによって交換のタイミングを判断しやすいです。
目安として、300回～500回の充放電で容量は50％以下となります。
バッテリーライフサイクルNAVIで検出した場合
レッツノートのバッテリー交換時期のタイミングを判断する方法として、バッテリーライフサイクルNAVIというパナソニックが提供しているサービスがあります。
※対象の機種が限られています。お使いのレッツノートが対象機種であるか確認してください。
バッテリーライフサイクルNAVIは、満充電容量をシステム側で判断し、バッテリー交換が必要になったタイミングで、ユーザーにアナウンスします。
有償サービスとなりますが、サービス期間内であれば新しいバッテリーに交換可能です。
システムが自動でバッテリーの交換時期を感知してくれるため、より適当なタイミングでべっテリー交換をおこなえます。
突然充電ができなくなった場合
レッツノートが突然充電できなくなった場合はバッテリーの交換が必要です。
バッテリーの劣化や故障が原因でバッテリーが充電できなくなっていることが考えられます。
しかし、充電コードの接続不良や故障によって充電ができない場合もあるため、コードに問題がないかもあわせて確認しましょう。
上記以外にもバッテリーに異変がある場合は早めに交換しましょう。
レッツノートのバッテリーを自分で交換する手順
レッツノートには着脱式のバッテリーが使われています。
そのため、バッテリーが内蔵されているノートPCに比べると、レッツノートのバッテリー交換は難しくありません。
レッツノートのバッテリーは下記の3ステップで交換ができます。
- レッツノートのバッテリーを購入する
- レッツノートの背面にあるバッテリーを取り外す
- 購入したバッテリーを装着する
背面のバッテリーは工具も必要なく簡単に取り外し可能です。
精密機械となるため、バッテリー交換時の部品の取り扱いには注意が必要です。
レッツノートのバッテリー交換の注意点
レッツノートのバッテリー交換では純正以外のバッテリーを使わないよう注意してください。
レッツノートは自分でバッテリー交換ができるノートPCということもあって互換バッテリーが多く出回っています。
互換バッテリーには動作保証がなく、膨張や発熱によるパソコン故障のリスクもあるため注意しましょう。
純正バッテリーを謳いながら互換バッテリーを販売しているケースもあるため、信頼できるお店で購入することが大切です。
不安に感じる場合は、パナソニック公式ストアで純正バッテリーを購入することをおすすめします。
レッツノートのバッテリー交換が難しい場合は業者に依頼
自力でのレッツノートのバッテリー交換が難しい場合や不安に感じる場合は、パソコン修理業者に依頼しましょう。
パソコン修理業者に依頼することで下記のようなメリットもあります。
- 劣化したバッテリーによるパソコン本体への影響を調べてもらえる
- バッテリー以外のトラブルを調べてもらえる
- データを守りながら対応してもらえる
パソコン修理業者に依頼した場合、バッテリー以外で不具合が生じている部分を調べてもらうことが可能です。
パソコンの不具合はバッテリー以外に原因があるケースもあります。
たとえば、CPUやマザーボードの故障によりパソコン本体が熱を発生するなどのケースです。
パソコンの不具合が、ほかのパーツの故障を起因とする場合、バッテリーの交換では問題が解決しません。ほかの原因が明らかにならず、放置してしまうと症状がさらに進行するリスクもあります。
パソコンの正しい状態を知るためにもパソコン修理業者に依頼することが安心です。
まとめ
劣化したバッテリーを使い続けていると、パソコンの故障やデータ損失につながるリスクがあります。
レッツノートのバッテリー容量が減ってきたら早めに交換をしましょう。
バッテリー交換に不安を感じる場合や、バッテリー以外の原因でパソコンの不具合が疑われる場合はパソコン修理業者に依頼する方法もあります。
おすすめのパソコン修理業者はPCホスピタルです。
パソコンの状態を正確に判断し、データを守りながら修理をおこないます。
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※1 2023年8月末時点 日本ＰＣサービス株式会社調べ
※2 2021年11月時点 2万6303人調査 調査主体:日本PCサービス株式会社 調査実施機関:株式会社インテージ
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