キーボードで変換できない!パソコンに一体何が?原因と対処法まとめ

パソコンを使用する際に欠かせないデバイスのひとつが、キーボードです。
キーボードがなければ文字を入力することができず、パソコンは使い物になりません。
また、特に日本語を入力する機会が多いため、漢字に変換できないと、仕事に支障をきたす場合もあります。

今回は、キーボードで正しく変換できない・誤変換される原因と、その対処法について解説します。

キーボードで変換できない・誤変換される原因

キーボードで入力中に漢字変換ができない、誤変換される…など正しい変換ができない場合、一体パソコンにどのようなことが起きているのでしょう。
考えられる主な原因は、以下のとおりです。

  • 変換モードの設定
  • IMEの不具合
  • キーボードの不具合
  • アプリケーションの不具合
  • デバイスドライバの不具合

詳しい内容について、以下に説明します。

変換モードの設定

Windows10では、Microsoft IMEを使用して漢字変換を行います。
漢字変換では、Windows10に搭載されているさまざまな辞書を使用しますが、その辞書が切り替わっていたら、それまでと同じような変換ができなくなります。

また、まったく変換ができない場合、キーボード操作のミスで、変換モードが「無変換」になっていることも考えられます。

IMEの不具合

漢字変換はMicrosoftのIMEを介して、ひらがなから漢字に変換されますが、IMEに不具合が発生すると、漢字変換ができなくなります。

アプリケーションの不具合

文字入力を行っているアプリケーションは、入力可能な箇所で制御を行っています。
たとえば、数値入力専用になっていると数値しか入力できず、漢字の入力はできなくなります。
入力モードが半角に切り替わっている場合も、漢字入力はできません。

また、特定のアプリケーションで漢字変換ができない場合、そのアプリケーションに不具合が発生している可能性も考えられるでしょう。

デバイスドライバの不具合

キーボードはパソコンの中で周辺機器の位置づけとなり、デバイスドライバと呼ばれるソフトウェアを介し、入力した情報がパソコンに伝えられています。
デバイスドライバに不具合が発生していると、正しく情報が伝えられないため、 思い通りの変換をできないことがあります。

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キーボードで変換できない場合の対処法

変換ができない原因を探ることができれば、簡単に解決できることも少なくありません。
まずは以下の対処法を試して、改善するか確認してください。

  • キーボードの状態を確認する
  • キーボードを交換する
  • 入力モードを切り替える
  • ユーザー辞書を修復する
  • IMEの設定を規定値に戻す
  • IMEの学習履歴を削除する
  • 予測入力機能を無効にする
  • 不要なIMEを削除する
  • デバイスドライバを更新する
  • 違うアプリケーションでチェックする
  • パソコンを再起動する

キーボードの状態を確認する

キーボードそのものが不具合を起こしている場合、正常な動作をしないことがあります。
キーボードが壊れているか確認するために、まずは以下の対処法を試してみましょう。

  • キーボードのケーブルが断線、または接触不良を起こしていないか確認する
  • キーボードのケーブルを外し、もう一度接続する
  • パソコンに接続しているすべての周辺機器を取り外し、パソコンを再起動する

キーボードを交換する

使用しているキーボードに問題がある場合は、他のキーボードであれば正常に動作させることが可能です。
交換可能なキーボードがあれば、接続して変換を試してみましょう。
正常に変換されるのであれば、元々使用していたキーボードに不具合があったと判断できます。

入力モードを切り替える

IMEの入力モードがひらがな、もしくはカタカナになっていない場合は、漢字変換ができません。
IMEの入力モードを確認し、入力モードを切り替えることで漢字変換が可能になります。

ユーザー辞書を修復する

IMEでは、変換の学習記録やユーザー辞書を使用しています。
優先して検索されるユーザー辞書に不具合がある場合は、キーボードの変換が正しく行われない現象が発生するようです。
この場合、ユーザー辞書を修復することで、元通りに変換できるようになることがあります。

ユーザー辞書の修復手順は、以下のとおりです。

  1. タスクバーの通知領域のIMEアイコンを右クリックし、メニューの中から「プロパティ」をクリックします。
  2. 「Microsoft IMEの詳細設定」画面が表示されたら、「詳細設定」をクリックします。
  3. 「辞書/学習」タブをクリックし、「辞書の修復」欄の「修復」ボタンをクリックします。
  4. メッセージが表示されたら、「はい」をクリックすれば完了です。

IMEの設定を規定値に戻す

キーボードは複数の組みあわせでショートカットキーが設定されています。
気付かないままショートカットキーに相当する操作を行うと、IMEの設定が変更されてしまう場合があります。
IMEの設定を初期化することで、問題を改善できるか確認しましょう。

  1. タスクバーの通知領域のIMEアイコンを右クリックし、メニューの中から「プロパティ」をクリックします。
  2. 「Microsoft IMEの詳細設定」画面が表示されたら、「詳細設定」をクリックします。
  3. 「その他」タブをクリックし、「プロパティの設定を規定値に戻す」をクリックします。
  4. メッセージが表示されたら、「はい」をクリックすれば完了です。

IMEの学習履歴を削除する

IMEが学習記録を使用して変換を行っている場合、学習記録に不具合が発生すると正しく変換できなくなります。
学習履歴を削除して問題が改善されるか試してみてください。

  1. タスクバーの通知領域のIMEアイコンを右クリックし、メニューの中から「プロパティ」をクリックします。
  2. 「Microsoft IMEの詳細設定」画面が表示されたら、「詳細設定」をクリックします。
  3. 「辞書/学習」タブをクリックし、「学習設定」欄の「学習情報の消去」をクリックします。
  4. メッセージが表示されたら、「はい」をクリックすれば完了です。

※上記の方法で問題が解決した場合、「学習設定」欄の「学習する」のチェックを外し、「OK」をクリックします。

予測入力機能を無効にする

予測入力機能に不具合が発生している可能性があります。
IMEではキー入力の補助を行うために、全てのひらがなを入力しなくても、ある程度の文字を入力すると、変換する候補の一覧が表示されます。
予測入力機能を無効にして、改善されるか確認しましょう。

  1. タスクバーの通知領域のIMEアイコンを右クリックし、メニューの中から「プロパティ」をクリックします。
  2. 「Microsoft IMEの詳細設定」画面が表示されたら、「詳細設定」をクリックします。
  3. 「予測入力」タブをクリックし、「予測入力を使用する」のチェックを外して「OK」をクリックすれば完了です。

不要なIMEを削除する

Windowsで変換に使用するIMEはひとつだけではなく、複数の利用が可能です。
複数のIMEが登録されている場合、不要なIMEを削除すると、変換が可能になることがあります。

IMEの削除方法は、以下のとおりです。

  1. Windowsロゴをクリックし、設定をクリックします。
  2. 設定画面が表示されたら、「時刻と言語」をクリックします。
  3. 「日付と時刻」画面が表示されたら、左のメニューから「言語」をクリックします。
  4. 「言語」画面が表示されたら、「優先する言語」の「日本語」をクリックします。
  5. 「オプション」をクリックします。
  6. 「言語のオプション」画面が表示されたら、「キーボード」を確認します。
  7. 「Microsoft IME」以外の項目が追加されていたら、クリックしてメニューを展開し、「削除」をクリックすれば完了です。

デバイスドライバを更新する

ドライバのバージョンが古かったり破損していると、キーボード入力に不具合を起こすことがあります。

  1. Windowsロゴを右クリックし、一覧の中から「デバイスマネージャー」をクリックします。
  2. デバイスマネージャー画面が表示されたら、「キーボード」横の「>」をクリックすると、ドライバの一覧が表示されます。
  3. 更新するドライバを右クリックし、「ドライバーの更新」をクリックします。
  4. 「ドライバーの更新」画面が表示されたら、「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします。
  5. メッセージが表示されるので、そのまましばらく待ちます。
  6. 「ドライバーが正常に更新されました」と表示されたら、「閉じる」をクリックすれば終了です。

違うアプリケーションでチェックする

キーボード入力が正しく変換できないのは、使用しているアプリケーション側の問題かもしれません。
メモ帳やワードなど、ほかのアプリケーションを起動して文字を入力し、問題がないか確認してみましょう。
ほかのアプリケーションで入力できる場合は、使用していたアプリケーションの設定やドライバなどに問題があると考えられます。

パソコンを再起動する

キーボード入力にトラブルが発生している場合、パソコンを再起動することで問題が改善されることがあります。
キーボードをはじめとする、接続しているすべての周辺機器を取り外し、パソコンを再起動してみてください。

  1. Windowsロゴをクリックし、電源マークを右クリックします。
  2. 一覧の中から再起動をクリックすれば終了です。

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まとめ

キーボードで変換できない場合、再起動で簡単に解決することもあれば、いろいろな対処法を試してみても改善されないこともあります。
今回紹介した対処法を行っても改善されない場合は、パソコンやキーボードそのものに問題があることも考えられるでしょう。

別のキーボードを接続して操作できるのであれば、キーボードの故障の可能性が高くなります。
一方、別のキーボードでも同様の現象が見られる場合、パソコン本体の故障も考えられるため、早めにパソコン修理業者で原因を診断してもらうことをおすすめします。

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パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。