パソコンのサブモニターやゲーム用として使われるDELL製モニターですが、何らかの問題によってディスプレイが映らないことがあります。
ディスプレイが映らないと作業効率も落ちてしまい、困ってしまうでしょう。
当記事では、DELL製モニターのディスプレイが映らないときの原因・対処法について詳しく解説します。
モニターが映らない状態を改善する方法を理解できるため、ぜひ参考にご覧ください。
目次
DELL製モニターのディスプレイが映らないときの症状
DELL製モニターのディスプレイが映らないときは、以下のような症状が発生しています。
- 電源ボタンが無反応
- モニターの発熱
- モニターからの異臭
- モニター画面のちらつき・ボヤつき
- 「Entering Power Save Mode」のエラー表記
電源ボタンが無反応
モニターを長く使っていると、ボタンが故障することもあります。
電源ボタンを押しても反応がない場合、故障もしくは電源が入っていない可能性が高いです。
また、ボタンが物理的に詰まっており、押せなくなることもあります。
強い力でボタンを押すと故障の原因になるため、取り扱いには注意が必要です。
モニターの発熱
モニターの処理や使用環境によって発熱し、ディスプレイが映らなくなります。
モニター本体が発熱していると、ディスプレイが映らないことがあります。
モニター本体の熱を逃す通気口が詰まっていたり使用環境が暑かったりすると、正常な処理ができずディスプレイを表示できません。
モニターからの異臭
モニターから異臭がするときは、すぐに電源を落として使用を中止しましょう。
発熱により、モニター本体から異臭がすることもあります。
焦げたような匂いがするときは、モニター本体のパーツが発熱している可能性が高いです。
あまりにも発熱が続くとパーツが故障し、ディスプレイを正常に表示できなくなります。
モニター画面のちらつき・ボヤつき
モニター画面に違和感があるときは、ディスプレイの故障が考えられます。
モニターのディスプレイが表示されたとしても、ちらつき・ボヤつきが出る症状もあります。
特に明るい場所では、ディスプレイが表示されにくく、違和感がわかりやすいです。
こちらの症状は画面の故障が考えられるため、メーカーや修理業者に問い合わせるようにしましょう。
「Entering Power Save Mode」のエラー表記
DELL製モニターに問題が発生している場合、エラーコードが表示されます。
DELL製モニターから「Entering Power Save Mode」というエラーが表示される症状もあります。
こちらは「省電力モード」という意味で、自動的に節電対策が取られている状態となっています。
エラーが表示されたときは、モニターとパソコンの電源を切って30分程度放置します。
そして再度電源を入れると、エラーコードを解除できる可能性が高いです。
DELL製モニターのディスプレイが映らないときの原因
DELL製モニターのディスプレイが映らないときは、以下のような4つの原因が挙げられます。
- 物理的な故障
- 接続ケーブルの故障
- パソコン側のエラー
- 電源システムのエラー
原因を特定するためにも、当てはまる内容がないかチェックしていきましょう。
物理的な故障
モニターが物理的に故障していると、ディスプレイが映らないことがあります。
落下などで強い衝撃を受け、本体が故障すると、モニターのディスプレイが映らない原因となります。
モニター内部には複数のパーツが搭載されており、物理的な衝撃を受けると故障しやすいです。
また、水没によってモニター内部に水が入ると、同じくディスプレイが故障してしまいます。
これまで物理的な衝撃を与えてしまったことがないかを考え、思い当たるときは修理に出すようにしましょう。
接続ケーブルの故障
モニターとパソコンを接続するケーブルが故障していると、正常に映像を表示できません。
DELL製モニターの電源ケーブルや接続ケーブルが故障していると、ディスプレイが表示されない原因となります。
ケーブルは長く使用すると断線が起きやすいため、接続状況にも問題が発生しやすいです。
ほかの接続ケーブルとの交換や購入を検討しましょう。
パソコン側のエラー
パソコン側の設定が間違っていると、モニターに映像を表示できません。
パソコン側のエラーによって、DELL製モニターのディスプレイが表示されないこともあります。
パソコンのエラーはいくつかあり、周辺機器の接続ミスやウイルスなどが原因です。
例えば、Windowsパソコンとモニターを接続するときは、パソコン側から「アクションセンター」、「表示」をクリックして進めます。
この手順でおこなわない場合、上手く表示ができません。
そのためパソコン側のエラーを一度チェックし、再度モニターとの接続を試してみましょう。
電源システムのエラー
モニターの電源システムがエラーを起こしている場合、電源ケーブルが接続されていても起動できないことがあります。
DELL製モニターの電源システムがエラーを起こしていると、正常にディスプレイが映りません。
電源システムのエラーとは、突然のシャットダウンなどが対象です。
例えば、モニターの使用中に停電が起きたり、ブレーカーが落ちたりすると強制的にシャットダウンされます。
突発的な電源システムのエラーは、モニターの故障にもつながります。
もし、電源が落ちやすい状態にあるときは、事前に電源ケーブルを抜いておくようにしましょう。
DELL製モニターのディスプレイが映らないときの対処法
DELL製モニターのディスプレイが映らないときは、いくつかの対処法があります。
こちらでは、負担が少ない方法から順番に対処法を紹介します。
ひとつずつ試しながら、DELL製モニターのディスプレイが改善されるか確認してください。
モニター電源の入れ直し
まずはモニター電源を一度入れ直してみましょう。
電源を入れ直すことでシステムがリセットされるため、問題を改善できる可能性が高いです。
モニター電源を入れ直すときは、電源ボタンを押してからシャットダウンします。
そして電源ケーブルを抜いて、再度接続してください。
モニターの電源ボタンを押し、正常に表示されているかチェックしてみましょう。
安定した使用環境の用意
次に安定した使用環境を用意しましょう。
モニターには適した使用環境があり、暑すぎたり寒すぎたりすると正常に稼働できません。
モニターは内部パーツが熱くなりやすいため、特に暑い環境には不向きです。
屋内でモニターを使用するときは、クーラーや扇風機がある環境をおすすめします。
ケーブルの接続状況の見直し
続いて、モニターを接続しているケーブルをチェックしてみましょう。
モニターのケーブルが正常に接続されていなければ、ディスプレイには何も映し出せません。
電源ケーブルやパソコンとの接続ケーブルを確認し、根本までしっかり接続されているか見直しましょう。
リセットの実行
モニターにメニューが表示されるときは、リセットを実行してみましょう。
モニターを向上出荷時の状態にリセットすることで、ディスプレイが映らない問題を解決できることもあります。
モニターが販売された年代によってリセット方法は異なりますが、基本的には複数のボタンを同時押しすることで実行可能です。
もしモニターがメーカーの保証期間内であれば、交換方法についてサポートセンターへ問い合わせましょう。
パソコンの再起動
モニターのディスプレイが映らないときは、パソコンの再起動を試してみましょう。
モニターとパソコンを常に接続した状態にしていると、何らかのエラーが発生することもあります。
パソコンを再起動するとシステムがリセットされるため、モニターのエラーが改善されます。
パソコンの再起動を実行するときは、製品に合わせたやり方でおこないましょう。
ハードウェア診断の実行
DELL製モニターには、ハードウェア診断機能があります。
ハードウェア診断を実行すると、モニターやビデオカード、パソコンの設定に問題がないか特定できます。
DELL製モニターのハードウェア診断を実行するときは、DELL公式サポートページから使用中の製品モデルを検索してください。
製品モデルを見つけたら、ユーザーガイドの「トラブルシューティング」セクションで「内蔵診断」ページをチェックしましょう。
メーカーに問い合わせ
すぐにDELL製モニターの問題を解決したいときは、メーカーに問い合わせましょう。
DELLにはサポートページが用意されており、さまざまな問題を解決できます。
電話やチャットによる問い合わせにも対応しているため、発生している問題について相談可能です。
自分だけでは問題を解決できないときは、すぐにメーカーに問い合わせてください。
DELL製モニターのディスプレイが映らないときは修理がおすすめ
DELL製モニターが故障してディスプレイが映らないときは、修理に出すことをおすすめします。
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まとめ
今回は、DELL製モニターのディスプレイが映らないときの原因・対処法について詳しく解説しました。
モニターを長く使っていると、電源ボタンやディスプレイが故障しやすくなります。
もしモニターの故障が考えられるときは、物理的な故障や接続ケーブルの故障、パソコン・電源システムのエラーなどがないか原因を探してください。
当記事で紹介した対処法を実行しても問題を改善できないときは、修理業者に相談するようにしましょう。
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DELL製モニターのディスプレイが映らないときは、何が原因になっているのかを特定して対処法を試してみましょう。