タッチパッドでスクロールできない原因とは?操作の方法や対処法と併せて解説【Windows10版】

ノートパソコンに搭載されているタッチパッドは、マウスを接続することなくパソコンを操作できる便利な機能です。
しかし、タッチパッドでスクロール操作ができないなどのトラブルが発生した場合、マウスがなければキーボードで操作せねばならず、操作方法に長けていないとパソコンを使えなくなる場合もあります。
そこで今回は、タッチパッドでスクロールできない場合の原因と、すぐにできる対処法について解説します。

パソコンのタッチパッドとスクロール操作について

スクロールとは、パソコン画面に表示されている領域を上下・左右に動かすことができる操作方法ですが、タッチパッドを使うことで、スクロール操作を簡単に行うことが可能です。

タッチパッド(トラックパッド/ホイールパッド/フラットポイント)は、パソコンメーカーや機種によって操作方法が異なります。
通常のタッチパッドはパッド部分しか搭載されていませんが、パソコンによってはタッチパッド横にスクロールパッドを搭載している機種やスクロールボタン、または指紋センサーでスクロールする機能が搭載されている機種もあります。

▼スクロールパッド例

引用:富士通

▼スクロールボタン例

引用:富士通

▼指紋センサー例

引用:富士通

Windows10の便利なスクロール機能「ジェスチャー機能」とは

以前のタッチパッドには、カーソルを操作し、ボタンでクリックを行うなど最低限の機能しか搭載されていませんでしたが、最新のWindows10にはタッチパッドをより便利に使用できる「ジェスチャー機能」が搭載されました。

ジェスチャー機能とは、パッドの左上や右上をタッピングすることでアプリやアクションセンター、検索ボックスを簡単に起動することができる便利な機能です。
※メーカーや機種によって利用できるジェスチャーや設定方法、操作方法などが異なります。

従来の1本指での操作に加え、2本指から4本指までのジェスチャーに対応できるようになりました。

以前は、スクロールバーをクリックした状態で指を動かし、スクロールを実行しなくてはなりませんでした。
しかし今回、ジェスチャー機能が搭載されたことでクリックせずともパッド上でスクロールすることが可能となりました。
二本指で操作面をスライドさせると、上下または左右に画面の表示領域をスライドすることができます。

ただし、新たなジェスチャー機能を利用するには「高精度タッチパッド」が搭載されている必要があります。
以下の手順を参考に確認してください。

  1. Windowsロゴをクリックし、「設定」アイコンをクリックします。
  2. 「設定」画面が表示されたら、「デバイス」をクリックします。
  3. 「デバイス」画面が表示されたら、左側のメニュー一覧から「タッチパッド」を選択します。
    「タッチパッド」画面で「お使いのPCには高精度タッチパッドが用意されています。」と表示されていれば、高精度タッチパッドが搭載されています。

パソコンのタッチパッドでスクロールする方法

タッチパッドをスクロールする方法は、パソコンの機能やタッチパッドの形状により異なります。
以下それぞれのパターンに分けて、解説します。

  • ジェスチャー機能
  • スクロールボタン
  • スクロールパッド
  • 指紋センサー

ジェスチャー機能が搭載されている場合

  1. スクロールしたいウィンドウを表示させ、クリックしてアクティブにします。
    パッドの上に少し離した状態で人差し指と中指を2本置きます。

    引用:dynabook
  2. 上下にスクロールさせたい場合は、両方の指をそろえた状態でスクロールしたい方向にスライドさせます。

    引用:dynabook
  3. 左右にスクロールさせたい場合、両方の指をそろえた状態で左方向、または右方向にスライドさせます。

    引用:dynabook

スクロールボタンが搭載されている場合

  1. スクロールしたいウィンドウを表示させ、クリックしてアクティブにします。
  2. スクロールボタンを手前に押すと画面が下に、向こう側に押すと画面が上に戻ります。

    引用:富士通

スクロールパッドが搭載されている場合

  1. スクロールしたいウィンドウを表示させ、クリックしてアクティブにします。
  2. スクロールパッドを指で時計回りになぞると画面が下に、反時計回りになぞると画面が上にスクロールします。

指紋センサーが搭載されている場合

  1. スクロールしたいウィンドウを表示させ、クリックしてアクティブにします。
  2. 指紋センサーの上に指を置き、スクロールしたい方向にスライドします。
  3. 続けてスクロールする場合は一度指を離し、同じ動作を行います。
  4. 大きくスクロールしたい場合は、指をスライドしたあと指紋センサーの上でそのまま指を止めるとスクロールが繰り返されます。

    引用:富士通

タッチパッドの使い方とは?操作方法や有効/無効の切り替え方、メリット・デメリットを解説

タッチパッドが動かない!反応しない原因と対処法を分かりやすく解説【Windows10版】

パソコンのタッチパッドでスクロールできない原因

タッチパッドでスクロール操作ができない原因として、主に以下の理由が考えられます。

  • タッチパッドの設定を変更している
  • ショートカットキーを押している
  • ドライバがインストールされていない
  • ドライバが不具合を起こしている
  • ユーティリティソフトがインストールされていない
  • CPUに高い負荷がかかっている
  • 外部マウス用のアプリやドライバが干渉している
  • アプリケーション側で制御されている
  • パッド部分に汚れや水分がついている
  • タッチパッドが故障している

タッチパッドの設定を変更している

タッチパッドの設定では、スクロールのオン/オフや感度の高低を変更することができます。
設定でスクロールを無効にしていると、当然ですがスクロールが利用できなくなります。
また、感度設定が低すぎると、スクロール操作がうまくいかない場合があります。

ショートカットキーを押している

パソコンによってはキーボードのショートカットキーを使用し、タッチパッドのオン/オフの切り替えが可能です。
タッチパッドが動かない原因の一つとして、誤ってショートカットキーを押してしまい、タッチパッドの設定を無効にしたことが考えられます。

「Fn」キーを押しながらメーカーが指定するファンクションキーを同時に押すと、問題が改善されることがあります。
メーカーや機種によってショートカットキーの役割は異なるため、取扱説明書や公式サイトのマニュアルなどを確認して対応しましょう。

ドライバがインストールされていない

タッチパッドに対応しているドライバをインストールしていないため、スクロールができない可能性があります。
また、タッチパッドの機能が不十分に感じる場合、ジェスチャー機能に対応しているドライバをインストールしていないかもしれません。

タッチパッドやジェスチャー機能対応のドライバは各パソコンメーカーの公式サイトでダウンロード可能です。
パソコンの型番を調べ、該当するドライバをダウンロードしましょう。

ドライバが不具合を起こしている

タッチパッドのドライバに不具合が起きているのかもしれません。
ドライバを更新せず古いままだったり、ドライバに不具合が発生していると、タッチパッドを正常に操作できないことがあるためです。

また、Windows Updateの実行により、タッチパッドのドライバが破損した可能性も考えられます。
タッチパッドもほかのデバイス同様にドライバを介して動作するため、ドライバに問題があると正しく動作しません。

ユーティリティソフトがインストールされていない

パソコンによっては、タッチパッド用のユーティリティソフトが用意されています。
ソフトユーティリティが正常にインストールされていない場合、スクロールできないなどのトラブルが発生する場合もあります。
各パソコンメーカーの公式サイトでダウンロード可能です。

CPUに高い負荷がかかっている

CPUの使用率が高いアプリケーションが起動している場合、スクロールやスワイプなど、タッチパッドの操作が正常に行えないことがあります。
パソコンの処理速度そのものが低下するため、タッチパッドの反応が鈍くなったり、パソコンがフリーズするなどの現象が発生します。

外部マウス用のアプリやドライバが干渉している

マウスを接続すると、スクロールできない現象が発生することもあります。
外部マウスを使用している場合、マウス用のアプリケーションやドライバがタッチパッドのユーティリティに干渉し、タッチパッドが正常に操作できないことがあるようです。

アプリケーション側で制御されている

使用しているアプリケーションのスクロール機能が利用できないと、タッチパッドの操作に関係なくスクロールできない現象が発生します。
例えば、アプリケーションの機能で縦方面または横方面しかスクロールできない場合もあります。

パッド部分に汚れや水分がついている

タッチパッドは微細な電気信号を読み取り、その結果をもとにパソコン画面上のマウスポインタを移動させます。
そのため、タッチパッドの表面が汚れていたり、水分を含んでいる場合、想定と異なる動きをすることがあります。
マウスの操作でも、マウスパッドが汚れていると動作が鈍く感じられたり、操作と異なる動きをする場合がありますが、タッチパッドも同様です。

タッチパッドが故障している

タッチパッドそのものが故障している場合、スクロールできないなどの動作異常が発生する場合があります。
また、パソコン内部のケーブルが断線や接触不良を起こしていても、タッチパッドの操作に問題が生じることもあります。
タッチパッドの故障はパソコン本体を開かないと確認できないため、パソコン修理業者やメーカーなどへ修理に出す必要があります。

タッチパッドでスクロールできない場合の対処法

タッチパッドでスクロール操作ができない場合は、以下の対処法を試してみてください。

  • スクロールの設定を変更する
  • 感度の設定を変更する
  • ドライバをアンインストールする
  • 不要なアプリケーションを終了させる
  • タッチパッドを掃除する
  • パソコンを再起動する

スクロールの設定を変更する

まずはスクロールを有効に設定することで、問題が改善するかどうか確認しましょう。

  1. Windowsロゴをクリックし、「設定」アイコンをクリックします。
  2. 「設定」画面が表示されたら、「デバイス」をクリックします。
  3. 「デバイス」画面が表示されたら、左側のメニュー一覧から「タッチパッド」を選択します。
    下にスクロールして「スクロールとズーム」欄の「2本の指をドラッグしてスクロールする」にチェックを入れたら完了です。

感度の設定を変更する

タッチパッドの感度設定が低すぎて、スクロールの反応が悪くなっていることが考えられます。

  1. Windowsロゴをクリックし、「設定」アイコンをクリックします。
  2. 「設定」画面が表示されたら、「デバイス」をクリックします。
  3. 「デバイス」画面が表示されたら、左側のメニュー一覧から「タッチパッド」を選択します。
    タップ欄の「タッチパッドの感度」ボックスから任意の感度を設定すれば完了です。

ドライバをアンインストールする

デバイスドライバの不具合により、タッチパッドの操作に影響を与えていることが原因かもしれません。
ドライバをアンインストールしてパソコンを再起動すると、自動的に最新のドライバがインストールされ、問題が改善されることがあります。

  1. Windowsロゴを右クリックし、一覧の中から「デバイスマネージャー」をクリックします。
  2. デバイスマネージャー画面が表示されたら、該当のデバイス名横の「>」をクリックすると、ドライバの一覧が表示されます。
    ※メーカーによってタッチパッド名が異なるため、ここではほかのデバイスを例に紹介します。
  3. 一覧の中からアンインストールするドライバを右クリックし、「デバイスのアンインストール」をクリックします。
  4. 「デバイスのアンインストール」画面が表示されたら、「アンインストール」をクリックします。
  5. アンインストールが完了するとデバイスマネージャー画面が表示されるので、該当のドライバーが一覧から消えていることを確認して、画面を閉じます。
  6. パソコンを再起動し、問題が改善されていれば完了です。

不要なアプリケーションを終了させる

外部マウスのアプリやCPU負荷の高いアプリが起動していると、タッチパッドの操作に問題を引き起こすことがあります。
不要なアプリを終了させ、症状が改善されるか確認してください。

  1. Windowsロゴを右クリックし、一覧の中から「タスクマネージャー」をクリックします。
    ※タスクバーの何も表示していない部分を右クリックしても、「タスクマネージャー」を表示できます。
  2. 「タスクマネージャー」が表示されたら終了したいアプリを選択し、「タスクの終了」をクリックすればアプリが終了します。
    ※下図はタスクマネージャーの詳細画面ですが、簡易表示画面からでも同様の方法でアプリケーションを終了できます。

タッチパッドを掃除する

パソコンは精密機器のため、湿気や汚れがついた場合、タッチパッドの反応に影響することがあります。
パッド部分の汚れを専用のウェットティッシュなどでキレイに取り除き、乾いた布で余分な水分を拭きとってください。
タッチパッドは指で操作するため、定期的にパッドについた皮脂を拭き取るようにしましょう。

パソコンは定期的な掃除が必須!クリーニング方法や清掃グッズ・道具、注意点を解説

パソコンを再起動する

パソコンを再起動することで問題が改善される場合があります。

  1. Windowsロゴをクリックし、電源マークを選択して一覧の中から再起動をクリックします。
  2. 再起動後、タッチパッドが正常に動作するか確認します。

まとめ

今回はタッチパッドのスクロール操作方法や、スクロールできない場合の原因・対処法についてまとめてみました。
対処法を実行しても改善されない場合は、パソコン内部のトラブルが考えられます。
スクロールの操作が不安定だったり、スクロールできない現象が頻繁に起きる場合は、一度パソコン修理業者に診断してもらいましょう。

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パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。