パソコンに静電気が流れるとどうなる?影響や対処法、事前にできる対策を解説!

部屋の中が乾燥していると静電気が発生しやすく、パソコンに大きな影響を与えることもあります。
特に空気が乾燥している冬場は静電気が発生しやすいため、パソコンを起動・操作する際には注意が必要です。

今回は、パソコンに静電気が流れた場合の対処法や対策などについて、解説します。

静電気がパソコンに及ぼす影響

パソコンがもっとも苦手とするトラブルのひとつが、静電気。
「静電気は小さな電圧だから大丈夫だろう」と軽く考える方もいるようですが、場合によっては数千から数万ボルトの大きな電圧を起こすこともあるのです。
パソコン内部には精密機器が集まっており、突然大きな電圧が流れるとパソコンパーツが壊れてしまう可能性もあります。

静電気がパソコンに流れるとパソコンにさまざまな影響を与えますが、主に以下のような現象が起きると考えられます。

  • パソコンが起動しない
  • パソコンがシャットダウンしない
  • OSがフリーズする
  • 周辺機器を認識しない
  • マウスやキーボードが誤動作を起こす
  • ディスプレイにノイズが発生する

上記のトラブルは静電気以外が原因となっている場合も多いですが、静電気が起きてすぐにトラブルが発生した場合は、静電気を疑ったほうが良いかもしれません。

静電気がパソコンに及ぼす影響

静電気が発生する仕組み

あらゆる物質にはプラス電気とマイナス電気が含まれており、お互いにバランスを整えながら安定した状態を保っています。
しかし、2つの物質が何かしらの原因によりこすれ合った場合、摩擦によりプラスマイナスが移動し、プラスやマイナスが偏ることで静電気が発生するのです。

静電気が発生する仕組み
引用:ウェザーニュース

人間の場合、衣類がこすれ合うことで静電気が作られ身体に蓄積されます。
そのため、普段どおりの生活では静電気を防ぐことが難しいといえます。

パソコンの電源をオンにするときや周辺機器を接続するときなどに、自分の体に付着した静電気がパソコンに流れ込み、大きなトラブルを引き起こしてしまう可能性があるということです。

静電気は空気中の水分に放電する性質があるため、湿度が高い夏場はあまり発生しませんが、空気が乾燥しやすい冬場は放電できずに体に蓄積されたままになります。
また、冬場は厚着になりやすいことから衣類の摩擦による静電気が発生し、より体内に静電気がたまりやすくなります。

パソコンに静電気が流れた場合の対処法

パソコンに静電気が流れてしまった場合は、以下の対処法を試してみてください。

  • パソコンの電源を切断する
  • 周辺機器をすべて取り外す
  • パソコン内部をクリーニングする
パソコンに静電気が流れた場合の対処法

パソコンの電源を切断する

パソコンに静電気が流れた場合、異常が表れていないとしても一旦パソコンの操作を中断し、シャットダウンを実行しましょう。

  1. Windowsロゴをクリックし、「電源」アイコンを右クリックします。
  2. 表示された一覧の中から、「シャットダウン」をクリックして終了させます。
    パソコンの電源を切断する
  3. コンセントから電源プラグを抜き、そのまま90秒以上待ってから電源を入れなおして、正常に起動するか確認します。

パソコンが操作できない場合

静電気が原因でパソコンの操作が何もできない場合は、以下の方法で強制終了してください。

  1. パソコンにセットしているDVDやCDがあれば、すべて取り出します。
  2. パソコン本体の電源ボタンを、電源が切れるまで押し続けます。
    ※電源が切れても終了していない場合があるので、電源ランプが消えるまで押し続けてください。
  3. パソコンを終了させた後、コンセントから電源プラグを抜き、そのまま90秒以上待って、電源を入れなおして正常に起動するか確認します。

電源ボタンで終了できない場合

通常は電源ボタンの長押しでシャットダウンできますが、それでも電源が切れない場合は、最終手段として以下の手順で終了してください。

・デスクトップパソコン

  1. パソコンのACアダプタをコンセントから抜きます。
  2. 90秒以上放置してコンセントへ挿しなおし、電源を入れて正常に起動するか確認してください。

・ノートパソコン

  1. パソコンのACアダプタをコンセントから抜きます。
  2. バッテリパックを外します。
    ※バッテリパックの外し方は機種によって異なるため、メーカーサイトなどを参考にしてください。
  3. 90秒以上放置してACアダプタとバッテリを入れなおし、電源を入れて正常に起動するか確認します。

周辺機器をすべて取り外す

静電気が流れると接続している周辺機器に影響を与え、パソコンの動作に問題が発生することがあります。

  1. 電源が切断されている状態でマウスやキーボード、外付けドライブなどの周辺機器をすべて取り外します。
  2. 電源を入れ、正常に起動するか確認します。
周辺機器をすべて取り外す

パソコン内部をクリーニングする

パソコン内部はファンが常に空気を外部から取り入れているため、埃やゴミがすぐにたまります。
パソコンは放熱を目的として筐体にスリットが開けられており、そこから排熱を行いますが、スリットに汚れやごみが詰まってしまうと静電気が発生しやすくなります。

デスクトップパソコンの場合

パソコンの電源が切断されていることを確認し、サイドパネルを外して静電気の原因となる内部の埃を取り除きます。

・ノートパソコンの場合

掃除機を使って排気や吸気部分から埃を吸い取ります。

パソコン内部をクリーニングする
引用:NEC LAVIE公式サイト

クリーニングはパソコンのカバーを開けて行いますが、掃除機や雑巾、ティッシュなどの水分を含んだグッズで掃除を行う行為は厳禁です。
パソコン内部に水分を含ませるとショートが発生し、マザーボードが破損する恐れがあるため、エアダスターなどでほこりを吹き飛ばしましょう。
※メーカーによってはエアダスターを推奨していない場合もあるため、事前に公式サイトや製品マニュアルなどで確認が必要です。

アルコールで拭き取る方法もありますが、一般的なアルコールには水分が含まれているため、使用する前に表示成分のチェックが必要です。
無水アルコールと呼ばれる、水分の含まれないものを使用してください。

初心者の場合は無理をせず、パソコン修理業者などにクリーニングを依頼するようにしましょう。

事前にできるパソコンの静電気対策

一度パソコンに静電気が流れると、それが原因で故障してしまう場合もあります。
普段から以下の対策を実践することで、静電気防止につながります。

  • パソコンを触る前に壁や机に触れる
  • パソコンを触る前に手を湿らせる
  • 化学繊維の衣類を身に着けない
  • 室温を適度に保つ
  • パソコンに埃を寄せ付けない
  • 静電気除去グッズを利用する
事前にできるパソコンの静電気対策

パソコンを触る前に壁や机に触れる

パソコンに触れる前に、電気を通しやすい素材に触れることで、静電気を放電できます。
金属製の棚やアルミサッシ、木製のテーブルや壁などにゆっくり触れ、電気を逃がしましょう。
指先から触れると体内に蓄積した静電気が一気に放電するため、痛みを伴う場合があります。
手をグーやパーの形に広げて触れると電流が分散されるため、静電気の痛みをかなり軽減できます。

パソコンを触る前に手を湿らせる

静電気は乾燥した状態を好むため、パソコンに触れる前に手を湿らせた状態にしておきましょう。
パソコンに触る直前に水道で手を洗ったり、保湿クリームを塗るなどの対策をすることをおすすめします。

パソコンを触る前に手を湿らせる

化学繊維の衣類を身に着けない

プラス電気に帯電しやすいウールやナイロンと、マイナス電気に帯電しやすいアクリルやポリエステルなどの化繊を組み合わせて着用すると、摩擦による電気が発生し、体内に静電気を帯びやすくなります。

パソコンを使用する際はなるべく化学繊維の衣類は身に着けないようにする、静電気防止用の洗剤を利用する、天然素材の衣類を着るなどの工夫が必要です。
また、静電気が発生しやすいカーペットや毛布のうえでは、パソコンの使用を控えたほうが良いでしょう。

湿度を適度に保つ

室内の空気が乾燥していると、静電気が発生しやすくなります。
特に冬場は空気が乾燥しやすく、暖房を利用することでさらに乾燥状態になっています。

一般的に静電気は、気温が25度以下で湿度が20パーセント以下になると発生しやすくなるといわれています。
パソコンを使用する場合は、静電気が発生しないよう室内の湿度を適度に保つことが大切です。

パソコンの動作に適した湿度は20~80パーセントですが、静電気が起きないよう室内は50パーセント以上の湿度を保つようにしましょう。

湿度を適度に保つ

パソコンに埃を寄せ付けない

静電気は埃を寄せ付ける性質が、埃には静電気を起こさせる性質があります。
そのため、普段から埃を寄せ付けないよう、机の上やパソコン周辺をこまめに掃除することも必要です。

静電気除去グッズを利用する

静電気除去シートやキーホルダーなど、最近では静電気を除去するグッズも数多く販売されています。
パソコンをさわる前に使用することで、静電気を予防することが可能です。

まとめ

パソコンに静電気が流れると、どのような不具合が発生するか分かりません。
実際にパソコンに静電気が流れて動かなくなってしまった場合、パソコンがまったく動作しないのであれば強制終了を行い、パソコンに接続しているケーブル類をすべて外し、しばらくして電源を入れても起動しないのであれば、すぐにパソコンを修理に出したほうが良いでしょう。

無理に電源を入れて起動させようとすると、さらに症状がひどくなる場合があるため、そのままの状態で修理に出すことをおすすめします。

パソコン博士からのおすすめ

「パソコン博士の知恵袋」がオススメするパソコン修理業者はドクター・ホームネットです。
持込修理・出張修理、宅配修理すべての修理方法に対応、即日対応全国修理対応もしていることから、高い評価に値するパソコン修理業者です。
料金体系も分かりやすく事前見積もりも徹底しており、ユーザーが安心して利用できる要素がすべてそろっています。パソコンが起動しない(動作が重い)Windowsアップデート関連のトラブルインターネットトラブルデータが消えたなど自分で直せないパソコントラブルをすぐに解決してくれます。

※お住まいの地域によっては、持込・出張修理ができない場合がございます。その際は宅配修理をご利用いただけます。

ドクター・ホームネット

【ドクター・ホームネット編】料金や口コミは?気になるパソコン修理業者を徹底調査!

パソコン修理業者診断

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUT US

かない@パソコン博士
パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。