本記事では、データ復旧できるデバイスの種類やデータを復旧する方法などについて解説していきます。
目次
データ復旧できるデバイスの種類
データを保存するパーツは、ほとんどが消耗品であるため使用しているうちにデータが消失してしまうこともあります。
「データが消えてしまった!」といったトラブルが発生した際に、復旧できる可能性のあるデバイスの種類は以下の5種類です。
- パソコン(HDD/SSD)
- 外付けHDD/SSD
- USBメモリー
- メモリーカード
- NAS
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
パソコン(HDD/SSD)
パソコンのデータは「HDD」や「SSD」といったパーツに保管されています。
そのため「パソコンのデータが消えた!」という場合でも、HDD/SSDを復旧することでデータの救出が可能です。
データ復旧できるパソコン・OSの種類として、以下が挙げられます。
- デスクトップパソコン
- ノートパソコン
- Windows
- Mac
- Linux
外付けHDD/SSD
パソコンと同じく、外付けHDD/SSDもデータ復旧が可能です。
「久しぶりに起動したらデータが消えていた」「間違ってデータを削除してしまった」という場合でも復旧できる可能性があります。
HDDやSSDの寿命は約3年~5年と言われているため、データの消失を防ぐためには、定期的なデータ移行やバックアップを行うと良いでしょう。
USBメモリー
USBメモリーのデータが消えてしまった場合も、データ復旧は可能です。
個人での復旧も可能ですが、データ復旧業者であれば以下のように、さまざまなトラブルに対応してくれます。
- USBメモリーが認識されなくなった
- データにアクセスできなくなった
- USBメモリーの端子が破損した
- 「フォーマットしてください」といったエラーが表示される
メモリーカード
写真や動画などのデータを、メモリーカードに保存している方も多いでしょう。
以下のようなメモリーカードであれば、データ復旧できる可能性は十分にあります。
- メモリースティック
- SDカード
- Micro SDカード
- xDピクチャーカード
「写真は新しく撮り直せばいいか」とあきらめずに、まずはデータ復旧できるかを試してみましょう。
NAS
「オフィスで使用しているNASのデータが消えてしまった」という場合でも、データ復旧は可能です。
NASとは、ネットワークを通じて接続するタイプのストレージで、主に複数台のパソコンでデータを共有する際に使用されます。
NASの規模や障害の度合いに応じてデータ復旧の費用が異なるため、まずは見積り・診断から始めると良いでしょう。
デバイスのデータを復旧する2つの方法
各種デバイスのデータを復旧する方法は、以下の2つです。
- データ復旧業者に依頼する
- データ復旧ソフトを利用する
それぞれの方法について解説していきます。
データ復旧業者に依頼する
確実にデータを復旧したいなら、データ復旧業者に依頼する方法がおすすめです。
データ復旧業者に依頼すれば、症状の診断から復旧作業まで、豊富なノウハウを持ったプロのスタッフがすべて対応してくれます。
多少の費用は必要ですが、大切なデータを確実に救出したいなら、データ復旧業者に依頼する方法が安全です。
また、「データ復旧業者」に似た業者として「パソコン修理業者」という言葉があります。
「データ復旧業者」と「パソコン修理業者」の違いを知りたい方は、以下記事を参考にしてみてください。
データ復旧ソフトを利用する
「誤ってデータを削除してしまった」など、軽度の障害であれば自身でデータ復旧ソフトを利用してデータを救出することも可能です。
業者に依頼する必要がなく、中には無料で利用できるソフトもあるため、手間やコストをかけずに復旧できる点がメリットです。
しかし自分でデータ復旧を行う場合、ソフトの操作を誤ってしまうと、データが完全に消えてしまう可能性があります。
またパソコン自体に重度の障害があったり、物理障害によりデータが消えてしまっている場合は、個人の力では復旧できないケースがほとんどです。
そのため、自身でデータ復旧を行うかどうかの判断は慎重に行いましょう。
おすすめのデータ復旧業者
おすすめのデータ復旧業者を3つ紹介します。
- PCホスピタル
- パソコンドック24
- パソコン工房
「データ復旧業者の選び方が知りたい」という方は、以下記事を参考にしてください。
PCホスピタル
PCホスピタルは、パソコントラブルの解決実績が豊富な、データ復旧率97.2%を誇るパソコン修理業者です。
パソコンや外付けHDD/SSD、USBメモリーなど、さまざまなデバイスのデータ復旧が可能です。
誤って削除してしまったデータはもちろん、「パソコンが起動しない」といった状況のデータ復旧にも対応しています。
データ復旧を依頼する方法は、「郵送」「自宅への訪問」「店舗への持ち込み」の3つです。
すぐに復旧してほしいなら「訪問」や「持ち込み」がおすすめです。
依頼方法によって作業の流れが異なるため、ご自身のライフスタイルに合った方法を選んでください。
復旧可能デバイス | 料金(税込) |
パソコン | 22,000円~ |
外付けHDD | |
スマートフォン | |
USBメモリー | |
メモリーカード |
パソコンドック24
パソコンドック24は、業界最大級の全国展開を行っているパソコン修理業者です。
全国に82店舗を展開しており、実店舗には「パソコン整備士」の資格を持ったスタッフが常駐しているため、持ち込みでのデータ復旧を検討している方におすすめできます。
また、Windowsはもちろん、Macのデータ復旧にも力を入れている点が特徴です。
データ復旧の料金は以下の通りです。
復旧可能デバイス | 料金(税込) |
パソコン・HDD | 8,800円~52,800円 |
USBメモリー・メモリーカードなど | 19,800円 |
NAS | 52,800円~77,000円 |
パソコン工房
パソコン工房は、データ復旧だけではなくパソコンや周辺機器などの販売も行っている、パソコン修理業者です。
最短15分で完了するワンコイン(500円)診断を実施しているため「まずは障害の度合いが知りたい」「すぐに診断してほしい」という方におすすめできます。
持ち込みでのデータ復旧以外にも、Web上から申込みを行う宅配サービス「Webピックアップサポート」の利用も可能です。
作業内容 | 料金(税込) |
データ復旧 | 22,000円~ |
オペレーティングシステムの復旧 | 17,600円~ |
おすすめのデータ復旧ソフト
「修理業者から軽度な障害と診断された」「業者ではなく自分でデータ復旧したい」という場合は、専用ソフトを使用してデータを救出することもできます。
おすすめのデータ復旧ソフトは、以下2つです。
- ファイナルデータ11
- Disk Drill
ファイナルデータ11
ファイナルデータ11は、市場連続シェアNo.1を誇るデータ復旧ソフトです。
発売以来、データ復旧ソフト市場においてトップシェアを獲得し続けていることから、人気の高さがうかがえます。
専門的な知識がなくてもデータ復旧が行えるような工夫がされており、パソコンに表示されるガイドの通りに作業を進めるだけでデータの復旧が可能です。
そのため、「自分でデータ復旧するのが初めて」という方におすすめです。
有料ソフトではあるものの、無料で利用できる体験版も用意されています。
対応OS | 料金(税込) |
Windows10 Windows8.1 Windows8 Windows7 WindowsVista WindowsXP |
ダウンロード版:8,118円 パッケージ版:11,880円 |
Disk Drill(ディスクドリル)
Disk DrillはWindowパソコンとMacパソコン、両方のデバイスのデータを復旧できるソフトです。
パソコンだけではなく、スマートフォン(iOS・Android)や外付けHDD、USBメモリーなど幅広いデバイスのデータ復旧に対応しています。
無料版では、500MBまでのデータ復旧が可能です。
「いろいろなデバイスのデータ復旧がしたい」という方には、Disk Drillがおすすめです。
対応OS | 料金(税込) |
Windows10 Windows8 Windows7 WindowsVista WindowsXP Mac OS X 10.11.6~ |
PRO(データ復旧回数無制限):10,907円 Enterprise(企業向け):61,148円 |
データ復旧業者に依頼する際の料金相場
今回紹介したデータ復旧業者の料金を以下にまとめましたので、ぜひ参考にして下さい。
データ復旧業者 | 料金(税込) |
PCホスピタル | 22,000円~ |
パソコンドック24 | 8,800円~77,000円 |
パソコン工房 | 17,600円~ |
データ復旧の料金は、障害の度合いや「HDDか?NASか?」などによって変動するため、依頼する前には見積もりを取ることをおすすめします。
データ復旧依頼が可能なパソコン修理業者:まとめ
「データが消えてしまった」「デバイスが認識されなくなった」という場合は、むやみに自分で操作をしないようにしましょう。
専門知識がない状態でデータ復旧を行ってしまうと、デバイスに負担をかけてしまったり、誤ってデータを完全に消してしまう可能性があります。
確実にデータを救出したいなら、PCホスピタルなどのデータ復旧業者に依頼するのがおすすめです。
PCホスピタルなら、持ち込み・宅配・訪問でのデータ復旧に対応しているため、自身のライフスタイルに合わせて依頼できます。
「ある日突然データが消えてしまった」「デバイスを読み込まなくなった」という理由から、データ復旧を検討している方に朗報です!