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Dellにログインできない!考えられる理由とそのときに試したい対処法を解説

かない@パソコン博士

Dellのパソコンを利用しようとすると「ログインできない」との状況に陥ることがあります。アカウントやパソコンに不具合が生じることで、ログインできなくなる現象です。

これにはいくつかの原因が考えられるため、今回はログインできなくなる理由と対処法を解説します。

Dellのログインに利用される2つのアカウント

Dellのパソコンにログインする際は、大きく分けて2種類のアカウントを利用します。

ログインにはどのようなアカウントが利用されているのか確認していきましょう。

Microsoftアカウント

Windows10以降でログインに利用されているものはMicrosoftアカウントです。

Microsoft全般で利用できるアカウントを作成し、このアカウントでDellのパソコンにもログインします。

パソコンへのログイン以外にも、Microsoftのクラウドサービスなどへのログインも可能です。

アカウントの情報はMicrosoftが管理しています。

ローカルアカウント

ローカルアカウントはOSのエディションを問わずパソコンへのログインで利用されるアカウントです。

パソコンの内部にアカウントを作成し、そのパソコンへのみログインできます。

Microsoftアカウントのように、クラウドサービスなど別のサービスへのログインはできません。

また、アカウントの情報はパソコン内部で管理されているため、初期化するとデータが消えてしまいます。

Dellにログインできないときに考えられる4つの理由

Dellにログインできない場合は4つの理由が考えられます。

ログインパスワードの間違い

IDとパスワードがセットであるため、どちらかに間違いが生じている可能性があります。

特にパスワードは間違いが生じやすい部分であるため、正しいものか確認してみましょう。

例えば、パスワードは大文字と小文字を判別するため、適切に入力できてないかもしれません。

また、複数のアカウントを利用していると、異なるアカウントのパスワードを思い浮かべている可能性があります。

記憶間違い打ち間違いでログインできないケースは多々あるため、まずは確認してみましょう。

キーボードに不具合がある

キーボードに不具合があり、入力内容が正しく受け付けられていない可能性があります。

例えば、パスワードに利用する「キー」が故障していて入力されず、ログインできていないのかもしれません。

入力が受付されているかどうかは画面の表示を見ていれば確認できるため、1文字ずつ入力して確認してみましょう。

また、外付けのキーボードを利用しているならば、接触不良なども考えられるため、ケーブルを確認してみましょう。

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キーボードの設定が異なる

何かしらの理由でキーボードの設定が変更されたことが原因かもしれません。

一般的に日本で利用されるパソコンには「日本語キーボード」の設定がされています。

これは日本語圏の人々が利用しやすいようにキーボードの配列を最適化したものです。

しかし、何かしらの理由で「英語キーボード」などに変化すると、キーボードの配列が変化してしまいます。

キーボードの配列が変化すると、同じキーを押しても反映結果が異なります。

つまり、自分では正しくIDやパスワードを入力しているはずが、キーボードが違った入力と判断してログインできなくなります。

Dell本体に不具合が生じている

Dellのパソコン本体に不具合が生じていて、ログインできていない可能性があります。

例えば、ログインに関するブログラムが破損してしまい、ログイン処理がうまく動かないのかもしれません。

また、プログラムではなく重要な部品が故障している可能性があります。

例えば、マザーボードやメモリなどの故障が発生すると、ログインすらできなくなるかもしれません。

故障については素人目線で原因を突き止めることが難しいため、プロに確認してもらうことが一番です。

Dellにログインできないときに試したい7つの対処法

Dellのパソコンにログインできない場合は以下を試してみましょう。

パソコンを再起動する

まずはパソコンを再起動してみましょう。

Dellのパソコンも一時的にトラブルが起きる可能性はあるため、再起動で解決できるかもしれません。

パソコンを再起動する際は、周辺機器などを取り外すようにしておきましょう。

取り外さない状態で再起動すると、同じようにログインできない状況に陥るかもしれません。

キーボードの状態を確認する

再起動する選択肢ではなく、キーボードの状態を確認する選択肢もあります。

まず、現時点でキーボード設定がどうなっているか確認してみましょう。

ログイン画面でキーボードの状態を確認できるため、実際に入力しながら確認します。

想定と異なる文字が入力されるキーがあれば、それがログインできない原因でしょう。

また、それと同時にキーボードが故障していないかも確認すべきです。

反応しない部分があるならば、故障によりログインできていないため、キーボードの修理が必要です。

スクリーンキーボードでパスワードを入力する

キーボードに異常があるもののログインをしたい場合は、スクリーンキーボードを利用しましょう。

スクリーンキーボードは画面上をクリックすることで文字を入力できる仕組みです。

キーボードが利用できなくとも、マウスでカーソルの操作ができれば必要な情報を入力できます。

もし、スクリーンキーボードでログインできるならば、IDやパスワードに間違いはないことが分かります。

キーボードに何かしらの不具合が発生しているため、その原因を調査するようにしましょう。

システムを修復する

かない@パソコン博士

根本的なシステムのトラブルによってログインできない可能性があります。

この場合は、システムの修復機能を利用して、ログインできていた状況に戻してみましょう。

状況によっては最近保存したファイルなどが消えてしまいますが、ログインできない状態は解決できるはずです。

ログインできない状態でのシステムの修復手順はOSのエディションによって少々異なります。

パスワードをリセットする

そもそも、アカウントのパスワードが誤っていてログインできない可能性があります。

記憶しているパスワードが曖昧ならば、パスワードをリセットして試してみましょう。

パスワードをリセットする方法は、Microsoftアカウントとローカルアカウントで異なります。

Microsoftアカウント

Microsoftアカウントの公式サイトへとアクセスする。
ログイン画面で「パスワードを忘れた場合」を選択する。
アカウント(ID)を入力しパスワードを変更するための確認コードを送付してもらう。
届いたメールやSMSの確認コードを利用して、パスワードを再設定する。

ローカルアカウント

サインイン画面で「パスワードのリセット」を選択する。
リセット画面で秘密の質問に答え、パスワードを再設定する。

新規Microsoftアカウントを発行する

現在のMicrosoftアカウントにこだわりがないならば、新しくアカウントを作成する選択肢があります。

アカウント情報が分からずログインできない場合は、新しく作成した方が早いかもしれません

アカウントを作成する方法は複数あり、どれで作成してもDellのパソコンにログインできます。

パソコンを初期化する

かない@パソコン博士

ローカルアカウントの情報がわからない場合は、初期化も検討すべきです。

Microsoftアカウントのようにパスワードのリセットができない場合があり、こうなるとお手上げになってしまいます。

注意してもらいたいことは、Microsoftアカウントを利用している場合は初期化しないことです。

初期化してもMicrosoftアカウントのIDやパスワードは変化しないため、結局はログインできない状態が続いてしまいます。

Dellにログインできない場合はサポートを活用

Dellのパソコンにログインできない状態が続くならば、一人で悩まずサポートを活用してみましょう。

Microsoftのサポートへ問い合わせる

MicrosoftアカウントのIDやパスワードがわからない場合は、サポートに問い合わせましょう。

公式サイトによくある質問問い合わせ方法が記載されているため、これらの利用をおすすめします。

なお、基本的にはWebからの問い合わせとなるため、Dellのパソコンにログインできない場合はスマートフォンなどでアクセスするようにしましょう。

故障を疑いパソコン修理業者に相談する

動作不良が続き故障が疑われるならば、修理業者に相談することも一つの手です。

電話で症状を伝えると修理が必要かどうか簡単な判断をしてくれる場合があります。

もし、ログインできない状態をいち早く解決したいならば、このような業者に相談してみるとスムーズでしょう。

まとめ

Dellのパソコンにログインできない原因は、主にキーボードに問題があるかパスワードなどが間違っているかのどちらかです。

加えて、そもそもパソコンに不具合が起きている場合もあるため、必要に応じて修理を検討しなければなりません。

特に、IDもパスワードも正しいと言い切れるならば故障の可能性が高いため、まずは業者へ相談してみましょう。

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ABOUT US
かない@パソコン博士
パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。