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キーボードが反応しない時の症状別対処方法9選

かない@パソコン博士

キーボードが突然反応しなくなると、その後のパソコン操作がスムーズにおこなえず、作業に支障をきたしてしまいます。

キーボードの不具合でよくある症状
  • キーボードの一部が反応しない
  • 強く押さないと反応しない
  • テンキーが反応しない
  • すべてのキーボードが反応しない

キーボードのトラブルは、さまざまなパターンがあり、それぞれ症状によって、対処方法が異なります。

今回は、キーボードが反応しない症状別の原因・対処方法を解説します。

キーボードが反応しない場合のチェック方法5選

かない@パソコン博士

キーボードが反応しない場合、接続不良の可能性があります。まずはキーボードやアプリケーションの不具合を疑う前に事前確認してみましょう。

チェック方法4選
  1. 有線キーボードの接続を確認
  2. 無線キーボードの電池残量を確認
  3. キーボードを交換してみる
  4. デバイスドライバを確認【Windows 10】
  5. 日本語入力システムを確認

有線キーボードの接続を確認

有線キーボードの場合、キーボードとパソコンが正しく接続されているか、確認しましょう。

ケーブルが接触不良を起こしていると、キー操作にトラブルが生じることがあります。

改善しない場合、ケーブルが完全に断線している、またはUSB端子に異常が発生している可能性があります。

有線キーボードの接続確認方法

一度ケーブルを引き抜いて、改めてパソコンに差し込んでみましょう。奥まで差し込まれていない場合はキーワードが全く反応しません。

無線キーボードの電池残量を確認

かない@パソコン博士

無線キーボードはデスクトップだけでなく、タブレットや2in1パソコン、PS4をはじめとしたゲーム機器と接続して使われます。

無線キーボードが反応しない原因のひとつに、電池切れがあります。

キーボードに対応した、新しい電池を取り換えて、キーボードが反応するか確認してみましょう。

長らくパソコンを使用していないと、電池切れになっていることがあります。

久しぶりにパソコンを使用する場合は電池残量を確認する電池を交換してから使用しましょう。

電源ランプを確認して、電池残量をチェック!

電源ランプが付属している無線キーボードがあります。電源ランプが点滅している消えている場合は電池切れの可能性が高いです。

キーボードを交換する

かない@パソコン博士

キーボードが反応しない場合、別のキーボードに交換すると改善されることがあります。

有線キーボードを利用している場合は、違うUSBポートにケーブルを差し替えてみると、正常にキーボードが使用できる場合があります。

USBハブを使用している場合は、パソコンのUSBポートに直接接続してみてください。

デバイスドライバを確認【Windows 10】

かない@パソコン博士

デバイスドライバのバージョンが古い破損している場合、キーボード入力にトラブルが発生することがあります。 以下のステップで最新バージョンにしましょう。

Windowsロゴを右クリックし、一覧の中から「デバイスマネージャー」をクリックします。
デバイスマネージャー画面が表示されたら、「キーボード」横の「>」をクリックすると、ドライバの一覧が表示されます。
更新するドライバを右クリックし、「ドライバーの更新」をクリックします。
「ドライバーの更新」画面が表示されたら、「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします。
メッセージが表示されたら、そのまましばらく待ちます。
「ドライバーが正常に更新されました」と表示されたら、「閉じる」をクリックすれば終了です。

日本語入力システムを確認

かない@パソコン博士

文字入力がうまくいかない場合、キーボードの不具合ではなく、入力システムに不具合が起きている可能性があります。

デスクトップの検索フォームで「IME」と記入し、「日本語 IME 設定」が表示されていれば、OKです
IME以外が設定されている場合は、IMEを追加して、再起動しましょう。

キーボードの一部が反応しない場合の対処方法

かない@パソコン博士

事前チェックで改善しない場合、「キーボードの一部が反応しない」「キーボード全体が反応しない」のいずれかの症状毎に対処しましょう。

キーボードの一部が反応しない時の対処方法
  • NumLockキーの有効化
  • キーボードの埃やゴミを除去する
  • マウスキー機能を無効にする
  • フィルターキー機能を無効にする
  • キーボード拡張ユーティリティをアンインストール

マウスキー機能やフィルター機能のWindowsの設定やインストールしたプログラムがキーボードの不具合につながることがあります。

NumLockキーの有効化

かない@パソコン博士

テンキーが搭載されているキーボードが反応しない場合、「NumLock」キーが無効になっていることが考えられます。

NumLock

「NumLock」キーは数字入力のオンオフを切り替えるためのキーです。

「NumLock」キーが無効になっているとキーを押しても反応しない症状が発生します。

メーカーの操作方法を確認しましょう!

パソコンメーカーによって、左下の [Fn] キーを押しながら [NumLock] キーを押さなければ切り替わらないことがあります。

キーボードの埃やゴミを除去する

かない@パソコン博士

キーボードのキートップを外し、溜まった埃やゴミを取り除くと改善されることがあります。

パソコン初心者の方は、キーボードの上から軽く掃除機で吸ってみましょう。

また、エアダスターの先端ノズルを利用し、ゴミや埃を吹き飛ばしてみましょう。

パソコンは定期的な掃除が必須!クリーニング方法や清掃グッズ・道具、注意点を解説

マウスキー機能を無効にする

かない@パソコン博士

一部のキーのみ反応しない場合、マウスキー機能が有効になっていることが考えられます。

Windowsロゴをクリックし、設定をクリックします。
設定画面が表示されたら、「簡単操作」をクリックします。
左の一覧から「マウス」をクリックします。
「マウス」画面が表示されたら、「テンキーを使用するためにマウス キー機能をオンにして、マウスポインターを移動する」をオフにすれば完了です。

フィルターキー機能を無効にする

かない@パソコン博士

キーボードを強く押さないと反応しない場合、フィルター機能を無効にすると改善される場合もあります。

Windowsロゴをクリックし、設定をクリックします。
設定画面が表示されたら、「簡単操作」をクリックします。
左の一覧から「キーボード」をクリックします。
「キーボード」画面が表示されたら、「フィルター機能の使用」欄の「速いキーボード操作または繰り返しのキーボード操作を無視して、キーボードの入力の間隔を変更する」をオフにすれば、完了です。

キーボード拡張ユーティリティをアンインストール

かない@パソコン博士

キーボードのレイアウトを変更・拡張・強化するキーボード拡張ユーティリティを使っているとキーボードが反応しないことがあります。

キーボード拡張ユーティリティの使用はドライバーの不具合を誘発することがあり、キーボードが使えなくなります。

長期間使っていない場合はアンインストーしておきましょう。

キーボードが全く反応しない場合の対処方法

かない@パソコン博士

キーボードが全く反応しない

キーボードが全く反応しない時の対処法
  • 再起動をおこなう
  • 帯電を放電する
  • キーボードドライバーを更新する
  • Windows Updateを実行する

再起動をおこなう

キーボードに限らず、パソコンに不具合が起きた際、再起動で症状が改善することがあります。

マウススクリーンキーボードを使って、再起動をおこないましょう。

帯電を放電する

かない@パソコン博士

パソコンが帯電すると、さまざまなトラブルを引き起こします。パソコンに溜まった電気により、キーボードが反応しなくなることがあります。

パソコンの帯電を解消すると、改善することがあります。

CDやDVD、USBメモリをセットしている場合、すべて取り出します。
電源が切れた状態で、ACアダプタや電源ケーブル、バッテリーや周辺機器すべての接続をパソコンから取り外します、
5分以上放置して、再度ケーブルやバッテリーなどを取り付けます。
パソコンを起動し、キーボードが反応するか確認します。

キーボードドライバを更新する

かない@パソコン博士

デバイスドライバのバージョンが古いドライバが破損している場合、キーボード入力にトラブルを起こすことがあります。

キーボードは周辺機器の扱いになります。

デバイスドライバに不具合が発生するキーボードに正しく情報が伝えられず、正常に反応しないことがあるので、最新版に更新しましょう。

スタートメニュー(Microsoftのロゴ)の上で右クリック、デバイスマネージャーを選択
「キーボード」をクリックし、「対象のキーボード」を選択し、右クリック「ドライバの更新」をクリック
ドライバを更新後、再起動します。

Windows Updateを実行する

かない@パソコン博士

Windows Updateは、Windowsへの新しい機能追加や不具合のある機能の修正を目的として、定期的に実行されます。

Windows Updateの状況により、キーボードが反応しない現象が発生することもあります。

また、Windows Updateに不具合が発生している場合も、キーボードのトラブルが起きることもあるようです。
Windows Updateを実行し、更新プログラムをインストールしてみましょう。

Windowsロゴをクリックし、設定をクリックします。
「設定」画面が表示されたら「更新とセキュリティ」をクリックします。
「更新とセキュリティ」画面が表示されたら、左側のメニューから「Windows Update」をクリックし、「更新プログラムのチェック」をクリックすれば自動的に更新プログラムがインストールされます。

※Windows Updateをおこなった場合、再起動が必要です。事前に必要なデータを保存してすべてのアプリケーションを終了しておきましょう。

パソコン修理業者・メーカー修理が必要場合

キーボード単体のトラブル以外で、キーボードが反応しない場合があります。

以下の原因が考えられる場合は、すぐにパソコン修理業者やメーカーに依頼しましょう。

水濡れによるキーボードの故障

キーボードに水をこぼし、キーボードが反応しない場合は、すぐに電源を切って、すぐにパソコン修理業者に依頼しましょう。

電源を入れたままにしておくと、キーボード以外にもHDDやマザーボードなど内部機器がショートしてしまう可能性があります。

水漏れ・水没時のパソコン修理業者3選!料金やサポート内容・対応時間まで徹底比較

キーボード・キートップが破損している

かない@パソコン博士

キーボードまたはキートップが故障している、キーボード内の配線や回路などが破損している場合は交換が必要です。

キーボードやキートップが物理的に破損している場合は、キーボードやキートップを丸ごと交換する必要があります。

パソコン修理業者へ依頼もできますが、各メーカー毎に部品パーツが異なることが多いため、まずはメーカーの修理相談窓口に相談してみましょう。

スクリーンキーボードで緊急対応を!

かない@パソコン博士

キーボードの反応が改善しない場合は、Windows10の機能のスクリーンキーボードを使って、その場はしのぎましょう。

スクリーンキーボードの表示方法

Windowsロゴをクリックして、スタートメニューを表示させます。
スタートメニューを下にスライドさせ、「Windows簡単操作」をクリックして展開させた一覧から、「スクリーンキーボード」をクリックします。
スクリーンキーボードが表示されたら、入力するアプリを開き、スクリーンキーボードからマウスポインタでキーをクリックすれば、文字を入力できます。
パソコンの持ち込み修理の流れは?おすすめ業者5つを比較!

まとめ

かない@パソコン博士

対処方法でも改善されない場合は、キーボードそのものが故障していか、もしくはパソコンに異常が発生しているかもしれません。

キーボードが利用できないのであれば、早めにパソコン修理業者やメーカーに相談しましょう。

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※1 2023年8月末時点 日本PCサービス株式会社調べ
※2 2021年11月時点 2万6303人調査 調査主体:日本PCサービス株式会社 調査実施機関:株式会社インテージ

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ABOUT US
かない@パソコン博士
パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。