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【2024年最新】ブルースクリーンのエラーコードと5つの対処法を徹底解説

かない@パソコン博士

代表的なパソコントラブルの1つであるブルースクリーンエラーですが、エラー内容をしっかりと理解することで適切に対応できます

今回はよく発生する7つのブルースクリーンエラーについて、それぞれの原因と対処法を解説します。

本記事はこんな方におすすめです
  • ブルースクリーンエラーの種類について知りたい
  • ブルースクリーンエラーごとの原因や対処法が知りたい
  • ブルースクリーンエラーに有効な対処法の具体的な方法が知りたい

ブルースクリーンエラーの確認方法

ブルースクリーンエラーの確認方法

ブルースクリーンエラーの画面には、PC再起動の必要性についての文言のほかに「停止コード」「失敗した内容」という2つの情報が記載されています。

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【引用】Dell ブルースクリーンのエラーコードやログを確認する方法

ブルースクリーンエラーの原因は多岐にわたりますが、Microsoftのホームページやブラウザでこれらの内容を検索することで原因の特定や対処法の確認が可能です。

かない@パソコン博士

停止コードや失敗した内容の左に設置されているQRコードをスマートフォンなどで読み込むと、Microsoftのトラブルシューティングページが表示されます。

エラー内容を後から確認する方法は?

ブルースクリーンはエラー内容を後から確認したり、自動的に再起動しないように設定したりすることも可能です。具体的な方法については以下の記事をご確認ください。

ブルースクリーンが発生する4つの原因

ブルースクリーンが発生するときは、以下のような4つの原因が考えられます。

デバイスドライバーの不具合

デバイスドライバーとは、パソコンや周辺機器などのシステムを制御している機能です。
Windowsには標準で入っているデバイスドライバーだけでなく、追加でインストールされるものもあります。

デバイスドライバーのなかにはパソコンの画面設定に関するシステムも存在するため、不具合が発生するとブルースクリーンが発生します。
デバイスドライバーの不具合が発生したときは、再度インストールすれば改善できるの試してみましょう。

メモリの不具合

パソコンのメモリは、作業台のような役割がある内部パーツです。
メモリ容量が多いほど複数の作業を同時にこなすことができ、効率良く進められます。

しかし、メモリに不具合が発生していると、作業を処理できずエラーが発生してしまいます。
メモリは経年劣化や静電気、熱などによって故障することがあるため、不具合が発生したときは新しいメモリに交換するようにしましょう。

ウイルスの感染

パソコンに悪質なウイルスが侵入すると、システムエラーや動作不良によってブルースクリーンが表示されます。
悪質なウイルスは、外部Webサイトの閲覧やアプリケーションのインストールなどから感染します。

とくにパソコン上にウイルス対策ソフトをインストールしていなければ、ウイルスに感染するリスクが高くなります。
ウイルスに感染して不具合が発生したときは、ウイルス対策ソフトをインストールしてウイルスの特定・削除をおこないましょう。

HDD・SSDの故障

パソコン内部にあるHDDやSSDが故障していると、ブルースクリーンが表示される原因になります。
HDD・SSDはデータの読み書きをおこなうための内部パーツです。

パソコンを起動するためのデータ処理もおこなっている部品なので、故障していると不具合が発生してしまいます。
HDDやSSDは、パソコンの落下や水没などの物理障害によって故障する可能性が高いです。

もしHDD・SSDが故障しているときは、パソコンのメーカーや専門業者に相談して修理してもらいましょう。

ブルースクリーン エラーコードの原因・対処法

主なブルースクリーンエラーと原因・対処法

ブルースクリーンのエラーコードをチェックする方法を確認したところで、各エラーの具体的な内容や対処法を確認しましょう。

今回はMicrosoftが一般的なブルースクリーンエラーとしてあげている、以下7つのエラーについて解説します。

【Windows10版】ブルースクリーンが頻発する原因とは!?初心者でもできる対処法を解説!

0x000000EF
(CRITICAL_PROCESS_DIED)

重要なシステムプロセスが停止してしまったことによるもので、復旧が難しいエラーです。

対処法
原因
  • ハードウェアの誤作動
  • デバイスドライバーの問題
  • システムファイルの破損

0x0000007E
(SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED)

ドライバーやシステムなどの互換性の問題によって起こるエラーです。

対処法
原因
  • デバイスドライバーの破損・非互換性
  • メモリの破損・非互換性
  • システムファイルの破損

0x0000000A
(IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL)

主にデバイスドライバーの不具合によって起こるエラーです。

対処法
原因
  • デバイスドライバーの破損・非互換性
  • メモリの破損・非互換性
  • システムファイルの破損
  • CPUの過熱

0x00000117
(VIDEO_TDR_TIMEOUT_DETECTED)

グラフィックボード(GPU)やグラフィックドライバーに問題が発生した場合に起こるエラーです。

対処法
原因
  • GPUの問題
  • グラフィックドライバーの問題
  • システムファイルの破損

0x00000050
(PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA)

メモリやハードディスクの破損・故障によって起こるエラーです。

対処法
原因
  • メモリの問題
  • ハードディスクの問題
  • ページングファイルの破損

0x0000003B
(SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION)

アプリやドライバーの非互換性やファイルシステムの問題で起こるエラーです。

対処法
原因
  • アプリの非互換性
  • デバイスドライバーの非互換性
  • システムファイルの破損

0x00000133
(DPC_WATCHDOG_VIOLATION)

デバイスドライバーが古くなっていたり破損していることで発生するエラーです。

対処法
原因
  • デバイスドライバーの非互換性
  • デバイスドライバーの破損
  • システムファイルの破損

ブルースクリーンに有効な8つの対処法

ブルースクリーンに有効な5つの対処法

ブルースクリーンの対処法として、以下8つの具体的な方法を解説します。

【対処法1】再起動を実行する

はじめにパソコンの再起動を実行してみましょう。
再起動を実行すれば、パソコンのシステムやプログラムなどをリセットして改善できます。

Windowsパソコンの再起動をおこなうときは、画面左側の「スタートメニュー」をクリックして「電源」を選択してください。
表示された項目から「再起動」をクリックすれば完了です。

パソコンがフリーズして再起動を実行できないときは、電源ボタンを15秒ほど長押しして強制終了しましょう。

【対処法2】ウイルス対策ソフトをインストールする

パソコンに悪質なウイルスが侵入しているときは、ウイルス対策ソフトをインストールしましょう。
ウイルス対策をインストールすれば、パソコン内にあるウイルスの特定・消去ができます。

WindowsとMacでは対応しているウイルス対策ソフトが異なるため、OSをチェックしてから最適なソフトを利用するようにしましょう。

【対処法3】HDD・SSDを修理する

パソコンのHDD・SSDが不具合を起こしているときは、修理をおこないましょう。
HDD・SSDはデータの読み書きをおこなう部品なので、故障しているとブルースクリーンが表示されてしまいます。

ただし、HDD・SSDの修理を自分でおこなうことができないため、メーカーや専門業者に依頼するようにしましょう。

【対処法4】セーフモードで起動する

軽度なものであれば自動再起動によって一時復旧することもあるブルースクリーンですが、上手く起動しない場合もセーフモードであれば起動できる可能性があります。

Windows10をセーフモードで起動する方法

電源ボタンを10秒程度長押しして、パソコンを強制終了します。
「自動修復」画面が表示されるまで、強制終了と再起動を繰り返します。
「自動修復」画面が表示されたら「詳細オプション」をクリックします。
トラブルシューティング画面にて「詳細オプション」または「高度なオプション」をクリックします。
「スタートアップ設定」を選択し、画面右下にある「再起動」をクリックします。
再起動後に「スタートアップ設定」画面が表示されたら、キーボードで「F5」キーまたは「5」キーを入力します。

インターネット環境なしで起動する場合は、「F4」キーまたは「4」キーを入力します。

かない@パソコン博士

起動後デバイスドライバーやWindows Updateを更新する場合は、インターネット環境が必要です。

【対処法5】ドライバーを更新・再インストールする

さまざまなブルースクリーンエラーの対処法として登場したデバイスドライバーの更新や再インストールですが、以下の手順で実行できます。

▼デバイスドライバーを更新・再インストールする方法

Windowロゴを右クリックし、一覧の中から「デバイスマネージャー」をクリックします。
ブルースクリーンが頻発する場合の対処法-11
「デバイスマネージャー」画面が表示されたら、一覧の中から目的のデバイスを選択し、ダブルクリックします。
ブルースクリーンが頻発する場合の対処法-12
デバイスドライバ一覧が表示されたら目的のドライバを右クリックし、一覧の中から「ドライバの更新」をクリックします。
ブルースクリーンが頻発する場合の対処法-13

※再インストールする場合は、ここで「デバイスのアンインストール」をおこなってから改めてドライバーを入れ直します。

「ドライバの更新」画面が表示されたら、「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします。
ブルースクリーンが頻発する場合の対処法-14
検索画面が表示されるので、インストールが完了するまで待ちます。
ブルースクリーンが頻発する場合の対処法-15
「ドライバが正常に更新されました」と表示されたら、「閉じる」をクリックして完了です。
ブルースクリーンが頻発する場合の対処法-16

最新のドライバが見つからない場合、「このデバイスに最適なドライバーが既にインストールされています」と表示されます。

【対処法6】システムファイルを修復する

システムファイルを修復するコマンドには「SFCコマンド」と「DISMコマンド」という2つのコマンドが存在します。

それぞれ以下のコマンドをコマンドプロンプトに入力することで実行できます。

SFCコマンドの場合
  • sfc/scannow
DISMコマンドの場合
  • DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
  • DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
    (より高度なスキャン)
  • DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
    (より高度なスキャン+自動修復)
コマンドプロンプトの起動方法は?

コマンドプロンプトは、スタート(Windowsマーク)をクリックしてから「cmd」と検索すると出てきます。
上記のコマンドを使用する際は「管理者として実行」を選択しましょう。

【対処法7】メモリ診断を実行する

メモリ診断をおこなうことで、メモリに異常が発生しているかどうか確認できます。

メモリ診断を実行する方法

スタート(Windowsマーク)と「R」キーを同時押しして、「ファイル名を指定して実行」ウインドウを開きます。
入力欄に「mdsched.exe」と入力し、「OK」をクリックします。
「Windowsメモリ診断」ウインドウが表示されたら、「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」をクリックします。

【対処法8】Windows Updateを更新する

Windowsを最新の状態にするWindows Updateは、以下の方法で更新できます。

▼Windows Updateを更新する方法

Windowロゴをクリックし、設定をクリックします。
設定画面が表示されたら「更新とセキュリティ」をクリックします。

ブルースクリーンが頻発する場合の対処法-17

「更新とセキュリティ」画面が表示されたら、左側の一覧から「Windows Update」をクリックし、「更新プログラムのチェック」をクリックすれば、自動的に更新プログラムがインストールされます。
ブルースクリーンが頻発する場合の対処法-18

まとめ

今回はよく発生する7つのブルースクリーンエラーについて、それぞれの原因と対処法を解説しました。

エラーコードの内容をしっかりと確認することで適切な対処がおこなえるブルースクリーンエラーですが、原因の特定や個人での対処が難しい場合もあります。

特に再起動を繰り返す場合やブルースクリーンエラーが頻発する場合は、データ消失や起動不良といった大きなトラブルにつながるリスクもあるため注意しましょう。

そのような事態を避けるためにも、不安な場合はパソコン修理業者に相談・依頼することをおすすめします。

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ABOUT US
かない@パソコン博士
パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。