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Dellコンピューターの初期化方法や失敗時の対処法を解説

かない@パソコン博士

幅広いシーンで利用されるDellコンピューターですが、トラブルが頻発する際など初期化が必要な場合があります。

ただし初期化はデータ消去を伴う作業でもあるため、実行する際は正しい手順など必要な知識のもとで行うようにしましょう。

今回はDellコンピューターの初期化について、3つの初期化方法と必要な事前準備、初期化できない・失敗する場合の対処方法まで解説します。

本記事はこんな方におすすめです
  • Dellコンピューターの初期化手順について知りたい
  • Dellコンピューターの初期化失敗する場合の対処方法を知りたい
  • Dellコンピューターで不具合が続いている

初期化の前に、まずはデータのバックアップを

初期化の前に、まずはデータのバックアップを

パソコンの初期化にはデータ消去が伴うため、初期化前には必ずデータのバックアップを取っておきましょう

バックアップを行っておくことで、初期化後の復旧作業をスムーズに行えるようになります。

また初期化を行っても状況が改善されなかった場合など、他のパソコンに移行する際にもバックアップがあると便利です。

バックアップをとってしっかりと必要なデータを確保してから、初期化を行うようにしましょう。

かない@パソコン博士

バックアップの方法や必要な機器についてはコチラの記事で詳しく解説しているため、必要な方はご確認ください。

Dellコンピューターを初期化する方法

Dellコンピューターを初期化する方法

Dellコンピューターを初期化する方法には、主に以下の3つがあります。

Dellコンピューターの3つの初期化方法
  1. SupportAssist OS Recoveryを使用する
  2. Windows10の初期化機能を使用する
  3. 出荷時イメージの復元を使用する
かない@パソコン博士

いずれも実行する内容に大きな違いはありませんが、方法や使用できるタイミングなどが異なります

状況に合わせて最適な手段で初期化を行うようにしましょう。

パソコンの初期化(リカバリ)とは?購入時の状態に戻す方法やメリットなどを解説!

SupportAssist OS Recoveryを使用する

Dellコンピューターには「SupportAssist OS Recovery」と呼ばれる、OS起動時に発生する問題を診断・解決するためのツールが搭載されています。

リカバリーメディアも必要なくWindowsが起動しない場合にも使用できるため、Dellコンピューターで初期化を行う際の最も汎用性のある方法といえるでしょう。

かない@パソコン博士

「SupportAssist OS Recovery」には初期化のほかに、ハードウェアのスキャンシステムの修復ファイルのバックアップなどの機能が備わっています。

▼SupportAssist OS Recoveryを使用した初期化手順

パソコンが起動している場合は、シャットダウンして電源を落とします。
パソコンの電源を入れ、Dellのロゴ画面で「F12」キーを連打します。
かない@パソコン博士

手動の方法のほかにも、デフォルトでは2度続けて起動に失敗すると自動的に「SupportAssist OS Recovery」が起動するように設定されています。

ワインタイム ブートメニューが表示されたら、「SupportAssist OS Recovery」を選択して起動します。

ブートメニューでの操作はキーボード(「↑」「↓」「Enter」「Esc」)で行います。

Dellのロゴ画面でしばらく待つと、「SupportAssist OS Recovery」が起動します。
「システムの復元」を選択します。

「SupportAssist OS Recovery」での操作はマウスやタッチパットを用いて行えます。

システムの復元に関する説明が表示されるため、内容を確認し「今すぐ復元」を選択します。
「工場出荷時のイメージの復元」という画面が表示されるため、内容を確認し「次へ」を選択します。
「ファイルをバックアップしますか?」という画面が表示されるため、「バックアップ」または「スキップ」を選択します。

※今回はスキップした場合の手順を解説します。
スキップした場合、すべてのデータが失われる旨の確認画面が表示されます。

データ損失に関する警告画面が表示されるため、初期化を行う理由を選択して「次へ」を選択します。
初期化が実行され、進捗を示すバーが表示されます。
かない@パソコン博士

初期化には数分~数十分程度かかる場合があります
途中で電源を切ったりせず、処理が完了するまで待ちましょう。

初期化が完了すると再起動を促されるため、「完了」または「再起動」を選択して続行します。
再起動後Windowsのセットアップ画面が表示されるため、画面の指示に従って設定します。

Windowsの初期化機能を使用する

Windowsに搭載されている初期化機能を使用することでも、Dellコンピューターを初期化できます。

「SupportAssist OS Recovery」が使用できない場合や使用しても改善がない場合、Windowsの初期化機能を使用してみると良いでしょう。

かない@パソコン博士

Windowsの初期化機能を使用する場合、当然ですがWindows(パソコン)が起動している必要がある点には注意が必要です。

なお本記事ではWindows10における初期化機能の使用方法を解説していますが、他のOS(8/7/XP)の初期化方法についてはコチラの記事で解説しています。

▼Windows10の初期化機能を使用した初期化手順

Windowsロゴを選択し、「設定(歯車マーク)」を選択します。
設定画面が表示されたら、「更新とセキュリティ」を選択します。
「更新とセキュリティ」画面の左側の一覧の中から「回復」を選択します。
「このPCを初期状態に戻す」の「開始する」を選択します。
PCの再設定画面が表示されたら、「個人用ファイルを保持する」または「すべて削除する」を選択します。
現在の設定を変更する場合、「設定の変更」を選択します。
付属しているアプリと設定を復元する場合は「オン」を、しない場合は「オフ」を設定し、「確認」を選択します。
(⑤で「すべて削除する」を選択した場合は、ドライブクリーニングを実行するかどうかの選択肢が表示されます。)
元の画面に戻ったら、「次へ」を選択します。
「このPCをリセットする準備ができました」と表示されたら、「リセット」を選択して初期化を開始します。

出荷時イメージの復元を使用する

上記2つの方法のほかに、「出荷時イメージの復元」を使用することでもDellコンピューターを初期化できます。

かない@パソコン博士

出荷時イメージの復元もOSの起動可否にかかわらず実行できるため、さまざまな状況で有効な手段といえるでしょう。

▼出荷時イメージの復元を使用した初期化手順

「オプションの選択」画面を表示します。
「オプションの選択」画面の表示方法
  • Windowsが起動する場合
    「Shift」キーを押しながらWindowsロゴをクリックし、「再起動」を選択します。
  • Windowsが起動しない場合
    「起動後Dellのロゴ画面で電源を長押ししシャットダウン」を3回繰り返します。
「オプションの選択」画面が表示されたら、「トラブルシューティング」を選択します。
「トラブルシューティング」画面が表示されたら、「出荷時イメージの復元(Factory Image Restore)」を選択します。
出荷時イメージの復元に関する説明画面が表示されたら、内容を確認し「次へ」を選択します。
再フォーマットに関する警告画面が表示されたら、内容を確認し「はい、ハードドライブを再フォーマットして、システムソフトウェアを出荷時の状態に復元します。」にチェックを入れて「次へ」を選択します。
初期化が実行され、進捗を示すバーが表示されます。
初期化が完了すると再起動を促されるため、「終了」を選択して続行します。

初期化できない・失敗する時は

初期化できない・失敗する時は

初期化が正常に行えない、または失敗する場合は、下記のような初期化が失敗する原因に気を付けながらさまざまな初期化方法を試してみることをおすすめします。

初期化が失敗する原因
  • 出荷時イメージなど必要なデータが破損している
  • 空き容量が不足している
  • 周辺機器やセキュリティーソフトが阻害している
  • ハードディスクやSSDが破損している
かない@パソコン博士

今回ご紹介した方法のほかにもリカバリーメディアを作成する方法など初期化の方法は複数存在するため、複数の方法を試してみると良いでしょう。

まとめ

今回はDellコンピューターの初期化について、3つの初期化方法と必要な事前準備、初期化できない・失敗する場合の対処方法まで解説しました。

Dellコンピューターは「SupportAssist OS Recovery」の使用をはじめさまざまな方法で初期化を行うことができますが、それでも上手く初期化できない、初期化を行っても状況が改善しない場合もあります。

そのような場合は、一度パソコン修理業者へ相談することをおすすめします。

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※1 2023年8月末時点 日本PCサービス株式会社調べ
※2 2021年11月時点 2万6303人調査 調査主体:日本PCサービス株式会社 調査実施機関:株式会社インテージ

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かない@パソコン博士
パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。