パソコンのドット抜けとは?液晶パネルの不具合への対処方法3選

かない@パソコン博士

パソコンを購入して修理が必要な不具合が発生した場合、購入直後であれば初期不良として、それ以外は保証期間内であれば不具合として修理を受け付けてもらえます。


しかし、液晶パネルの場合、『ドット抜け』と呼ばれる現象が発生しますが、このドット抜けに対しては保証対象外としているメーカーがほとんどです。

今回は、液晶パネルのドット抜けの対処方法や原因を解説します。

液晶パネルの『ドット抜け』とは

ドット抜けとは、液晶パネルに小さな黒い点や、常時点灯する赤青緑の点が見える状態、または色ムラや明るさのムラが発生する状態です。


ドットが何らかの不具合により、指定どおりに正しく光らない・または消えない状態を指し、「ドット落ち」や「ドット欠け」とも呼ばれます。

また、ドット抜けには、以下の2種類があります。

ドット抜けの種類
  • 輝点…すべての点を消灯して画面を黒く表示しようとしても、常に点灯しています。黒い画面にすると、光る点として現れます。
  • 黒点…すべての点を点灯して画面を白く表示しようとしても、常に消灯しています。白い画面にすると、黒い点もしくは白以外の光る点として現れます。

ドット抜けが発生した場合の対処方法3選

ドット抜けが発生した場合の対処方法3選

ドット抜けを解消するには、パソコン修理業者に液晶パネルを交換してもらうことが確実です。

しかし、以下の対処方法で改善する場合があるので、液晶パネルの交換を行う前に試してみましょう。

液晶パネルのドット抜け対処方法
  • ケーブルの接続を確認する
  • 液晶に刺激を与える
  • ドット抜け周辺を押す

接続ケーブルの接続を確認する

電源の接続状態に問題が発生している場合パソコン本体と液晶パネルを繋ぐケーブルに問題がある場合、広範囲にドット抜けの現象が見られる場合があります。

電源ケーブルやパソコンと液晶パネルを接続しているケーブルに不具合がないか確認し、接続しなおしてみましょう。

接続ケーブル・電源ケーブルの断線や、接触不良(ひねりやねじれなど)を起こしている場合、ケーブルを交換することで問題が改善されることもあります。

GIF画像を表示して、液晶パネルに刺激を与える

接触不良が原因でドット抜けが発生した場合、活発に表示を変化させる信号を送ると、接触不良のドットに刺激を与え、ドット抜けを解消できる場合があります。

RGBカラーを点滅させたGIF画像など動きの多い画像を表示して、点滅を繰り返す信号をドット抜け部分に表示させることで活性化し、正常な表示に戻る可能性があります。

断線が原因でドット抜けが発生している場合は、効果がありません。

ドット抜け周辺を押す

ドット抜けが発生している周辺部分に指で力を加えると、周囲の色に変化が表れ、ドット抜けが解消されることがあります。

しかし、明確な根拠はありません。一時的に効果がある場合もあれば、ドット抜けが悪化する原因になるため、自己責任でおこないましょう。

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ドット抜けはメーカー・販売店の保証対象外?

かない@パソコン博士

ドット抜けは、パネルの断線やカラーフィルターの不具合などが原因で発生すると考えられており、液晶パネルの製造過程でも避けることができません。

そのため、ドット抜けが発生した場合、液晶パネルの特性によるもので”故障ではない”として扱われ、保証対象外とするメーカーがほとんどです。

しかし、ドット抜けの表記ガイドラインの仕様範囲内であっても、ドット抜けの箇所や状態によっては保証対象となる場合もあるため、一度、メーカーに問い合わせてみましょう。

ドット抜けの交換保証には注意!(販売店)

パソコン販売店によっては、店舗独自のドット抜け交換保証を販売している場合もあります。

しかし、パソコンの液晶パネルにドット抜けがあれば、販売店の保証で交換してくれますが、交換後の液晶パネルのドット抜けまでは保証されていません。

パソコン購入後のドット抜け〇 交換保証対象
液晶パネル交換後のドット抜け× 交換保証対象外

保証を使用しての交換は1度だけとなっており、もしも交換した液晶パネルのほうが以前よりドット抜けがひどい場合、それ以上交換してもらうことはできません。

交換保証内容をしっかり把握したうえで加入しましょう。

ドクター・ホームネットでの液晶パネル交換・修理がおすすめ

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液晶パネルのドット抜けを確実に直すためには、パソコン修理業者への依頼がおすすめです。

一般的にノートパソコンでは、2~3年間使用を続ければ、液晶パネルが経年劣化を起こし、ドット抜けが起きやすくなります。

パソコン博士の知恵袋では、液晶パネルの交換・修理におすすめのパソコン修理業者はドクター・ホームネットです。

ドクター・ホームネットでは、一体型パソコンやノートパソコン、SurfaceやiPhone/iPadなどのメーカーの液晶パネルの交換・修理を行ってくれます。

ドット抜けによる表示不良だけでなく、液晶漏れや縦線・横線による表示不良にも対応してくれます。

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液晶パネルにドット抜けが発生する原因

液晶パネルにドット抜けが発生する原因
かない@パソコン博士

ドット抜けの原因によっては、液晶パネルを交換する必要がない場合があります。

ドット抜けが発生する主な原因として、以下のような点が考えられます。

ドット抜けの原因
  • 外部からの衝撃
  • 初期不良によるもの
  • 経年劣化によるもの
  • 電源やケーブルの不具合
  • 内部の接触不良や断線

外部からの衝撃

ドット抜けの発生原因で最も多いのが外部からの衝撃です。

ノートパソコンの場合、持ち運びの際にぶつける、落とすなど外部から衝撃を与えることでドット抜けが発生することがあります。

液晶パネルは圧力や衝撃に弱いため、満員電車で移動する際は専用ケースに入れる、上に物を置かないなどの注意が必要です。

初期不良によるもの

購入直後にドット抜けが発生した場合、製造過程で問題が起きていたと考えられます。

液晶は精密機器であるため、製造過程で微細なゴミや埃が混入するだけでドット抜けが発生する可能性があります。

※管理水準の高いクリーンルームで製造したとしても、大量生産の液晶パネルに異物が混入することを完全に防ぎきることは難しい)

メーカーによっては、保証対象となる場合もあるため、メーカー・販売店に問い合わせてみましょう。

経年劣化によるもの

パソコンを長期間使用することで、経年劣化により液晶パネルのドット抜けが発生することがあります。

室内でパソコンを使用している場合、空調や湿気などにより、継続的に液晶パネルに負荷がかかってしまうことも原因のひとつです。

電源やケーブルの不具合

パソコンと液晶パネルをつなぐケーブルや電源の不具合でトラブルを起こし、ドット抜けを発生していることも考えられます。

かない@パソコン博士

突然画面にドット抜けが発生した場合は、ケーブルや電源の接触不良や断線を疑ってみましょう。

内部の接触不良や断線

液晶パネル内部の配線に接触不良や断線があれば、ドット抜けが発生する場合があります。

液晶パネルはドットひとつひとつが豆電球のようなものであり、豆電球の配線が接触不良を起こしていたり、断線が発生している場合、ドット抜けが発生します。

ドットの基礎知識

ドットのイメージ

ドット抜けの「ドット」とは、液晶パネルやプリンタで画像や文字を構成する最小単位の点です。

無数のドットが集まることにより、パソコン画面で画像や文字を再現できます。

ピクセルとは

液晶パネルのスペックで使用される画素数の「画素」は、デジタル画像を構成する最小単位の点を意味しており、「ピクセル」とも呼ばれます。画素(ピクセル)は赤青緑の3つの副画素(サブピクセル)で構成されていますが、この副画素のことをドットと呼びます。

赤青緑の副画素(ドット)をひとつにまとめたものが1画素(1ピクセル)で、それぞれの副画素の明るさを変更することで、さまざまな色を表現できます。

すべての副画素を消灯させると画面が真っ黒になり、すべての副画素をもっとも明るく発光させると画面が真っ白になります。

【参考】液晶ディスプレイにある微細な斑点について│Lenovo

ドット抜けの表記ガイドライン

液晶パネルのドット抜けの表記については、JEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)が定量的な表記例として、以下のようなガイドラインを設けています。

▼パソコン用液晶パネルのドット抜けに関する定量的表記ガイドライン

表記例1.
全体的な表示可能なドット数を表現する。
①「有効ドット数の割合は XX.XXXXXX%以上です」

②「ドット抜けの割合は X.XXXXXX%以下です」

※①②どちらをを記述しても可

※対応する液晶パネルの表示しうる全ドット数のうち、パソコンメーカーとして保証する割合を示しています。

パソコン用液晶ディスプレイのドット抜けに関する定量的表記ガイドライン│一般社団法人電子情報技術産業協会

表記例2.
ドット抜けに対する品質の保証を表現する。
「ドット抜けは、XX個以下です」
※液晶パネルの表示能力ごとに表記することも可

パソコン用液晶ディスプレイのドット抜けに関する定量的表記ガイドライン│一般社団法人電子情報技術産業協会

表記例3.
連続あるいは近接するドット抜けに対する品質の保証を表現する。

(「表記例1」あるいは「表記例2」との併記を推奨)
①「ドット抜けは X㎠内に Y 個以下です」

②「隣接するドット抜け間の距離は X ㎝以上です」

※①②どちらをを記述しても可
※「表記例1」あるいは「表記例2」については、どちらか一方または両方を記述しても可とする。
尚、「ドット」についての技術面での誤解を避けるために、定量的な表現の後に、下記のような【注】を入れることが望ましい。
【注】 本文では、一般的な言い方として「画素」を「ドット」という言葉で表現しておりますが、本内容をISO13406-2に従い、正確に表現すると、「画素」は「ピクセル(pixel)」、「ドット」は「副画素」とも呼ばれ「サブピクセル(subpixels)」となります。

つまり、「画素」は実体のある副画素と言われる発光する点から構成され、「副画素」は、画素に色または階調を与えるのもので、一つの画素内で個別に処理される分割された画素内部構造を示します。

パソコン用液晶ディスプレイのドット抜けに関する定量的表記ガイドライン│一般社団法人電子情報技術産業協会

【引用】

各パソコンメーカーは、上記のガイドラインに従ってドット抜けの割合を記載しています。

パソコンのカタログなどで使用される「ドット」は「画素(ピクセル)」のことを指しており、「1画素=1ドット」と数えられていますが、ドット抜けを計算する際はISOの基準(ISO13406-2)に従い、副画素(サブピクセル)を「1ドット」として計算しています。

ドット抜けの割合の計算方法

ドット抜けの割合は、以下の計算式を使用して算出します。

ドット抜けの割合=ドット抜けの個数/(解像度×3)

※解像度に「3」をかけるのは、ドット抜けを副画素で計算するためです。
※ドット抜けの個数の数え方は、以下の表を参照してください。

解像度が「1280×1024」の液晶パネルでドット抜けが10個発生している場合、ドット抜けの割合は「0.00025%」となります。

▼ドット抜けの個数の数え方

“解像度「1920×1080」・ドット抜けの割合「0.00013%」”とカタログなどに記載されている場合、8個までのドット抜けは製品の仕様となります。

液晶パネルのドット抜け対処方法:まとめ

かない@パソコン博士

パソコンの液晶パネルのドット抜けの対処方法を紹介しましたが、ドット抜けがひどい場合、液晶パネルの修理・交換が必要です。

個人で対応できる対処方法には限界があるため、保証期間内であれば購入店やメーカーに依頼、保証期間を過ぎていた場合はパソコン修理業者に相談してみてください。

メーカー修理は時間もかかり、費用が高額になるケースが多いため、液晶パネルの修理・交換を行うパソコン修理業者がおすすめです。

パソコン博士がおすすめするパソコン修理業者はドクター・ホームネットです。

電話での対応も丁寧で、お住まいの地域(全国対応)によって、最適な修理方法(持込修理宅配修理訪問修理)を提案してくれます。必要であれば、即日対応もしてくれます。

大切なデータを保護(復元も可能)した上で、「起動しない」「ブルースクリーンが表示される」などの難しい修理もすぐに行ってくれます。ドクター・ホームネット東京大阪名古屋福岡などにも店舗があるので、すぐに個人・法人いずれも対応が可能です。

ドクター・ホームネット
【引用】ドクター・ホームネット
パソコン修理業者診断

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ABOUT US

かない@パソコン博士
パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。