キーボードのトラブルは、さまざまなパターンがあり、それぞれ症状によって、対処方法が異なります。
今回は、キーボードが反応しない症状別の原因・対処方法を解説します。
目次
キーボードが反応しない場合のチェック方法5選
キーボードが反応しない場合、接続不良の可能性があります。まずはキーボードやアプリケーションの不具合を疑う前に事前確認してみましょう。
- 有線キーボードの接続を確認
- 無線キーボードの電池残量を確認
- キーボードを交換してみる
- デバイスドライバを確認【Windows 10】
- 日本語入力システムを確認
有線キーボードの接続を確認
有線キーボードの場合、キーボードとパソコンが正しく接続されているか、確認しましょう。
ケーブルが接触不良を起こしていると、キー操作にトラブルが生じることがあります。
改善しない場合、ケーブルが完全に断線している、またはUSB端子に異常が発生している可能性があります。
一度ケーブルを引き抜いて、改めてパソコンに差し込んでみましょう。奥まで差し込まれていない場合はキーワードが全く反応しません。
無線キーボードの電池残量を確認
無線キーボードはデスクトップだけでなく、タブレットや2in1パソコン、PS4をはじめとしたゲーム機器と接続して使われます。
無線キーボードが反応しない原因のひとつに、電池切れがあります。
キーボードに対応した、新しい電池を取り換えて、キーボードが反応するか確認してみましょう。
長らくパソコンを使用していないと、電池切れになっていることがあります。
久しぶりにパソコンを使用する場合は電池残量を確認する、電池を交換してから使用しましょう。
電源ランプが付属している無線キーボードがあります。電源ランプが点滅している、消えている場合は電池切れの可能性が高いです。
キーボードを交換する
キーボードが反応しない場合、別のキーボードに交換すると改善されることがあります。
有線キーボードを利用している場合は、違うUSBポートにケーブルを差し替えてみると、正常にキーボードが使用できる場合があります。
USBハブを使用している場合は、パソコンのUSBポートに直接接続してみてください。
デバイスドライバを確認【Windows 10】
デバイスドライバのバージョンが古い、破損している場合、キーボード入力にトラブルが発生することがあります。 以下のステップで最新バージョンにしましょう。
日本語入力システムを確認
文字入力がうまくいかない場合、キーボードの不具合ではなく、入力システムに不具合が起きている可能性があります。
キーボードの一部が反応しない場合の対処方法
事前チェックで改善しない場合、「キーボードの一部が反応しない」、「キーボード全体が反応しない」のいずれかの症状毎に対処しましょう。
マウスキー機能やフィルター機能のWindowsの設定やインストールしたプログラムがキーボードの不具合につながることがあります。
NumLockキーの有効化
テンキーが搭載されているキーボードが反応しない場合、「NumLock」キーが無効になっていることが考えられます。
「NumLock」キーは数字入力のオンオフを切り替えるためのキーです。
「NumLock」キーが無効になっているとキーを押しても反応しない症状が発生します。
パソコンメーカーによって、左下の [Fn] キーを押しながら [NumLock] キーを押さなければ切り替わらないことがあります。
キーボードの埃やゴミを除去する
キーボードのキートップを外し、溜まった埃やゴミを取り除くと改善されることがあります。
パソコン初心者の方は、キーボードの上から軽く掃除機で吸ってみましょう。
また、エアダスターの先端ノズルを利用し、ゴミや埃を吹き飛ばしてみましょう。
マウスキー機能を無効にする
一部のキーのみ反応しない場合、マウスキー機能が有効になっていることが考えられます。
フィルターキー機能を無効にする
キーボードを強く押さないと反応しない場合、フィルター機能を無効にすると改善される場合もあります。
キーボード拡張ユーティリティをアンインストール
キーボードのレイアウトを変更・拡張・強化するキーボード拡張ユーティリティを使っているとキーボードが反応しないことがあります。
キーボード拡張ユーティリティの使用はドライバーの不具合を誘発することがあり、キーボードが使えなくなります。
長期間使っていない場合はアンインストールしておきましょう。
キーボードが全く反応しない場合の対処方法
キーボードが全く反応しない
再起動をおこなう
キーボードに限らず、パソコンに不具合が起きた際、再起動で症状が改善することがあります。
マウスやスクリーンキーボードを使って、再起動をおこないましょう。
帯電を放電する
パソコンが帯電すると、さまざまなトラブルを引き起こします。パソコンに溜まった電気により、キーボードが反応しなくなることがあります。
パソコンの帯電を解消すると、改善することがあります。
キーボードドライバを更新する
デバイスドライバのバージョンが古い、ドライバが破損している場合、キーボード入力にトラブルを起こすことがあります。
キーボードは周辺機器の扱いになります。
デバイスドライバに不具合が発生するとキーボードに正しく情報が伝えられず、正常に反応しないことがあるので、最新版に更新しましょう。
Windows Updateを実行する
Windows Updateは、Windowsへの新しい機能追加や不具合のある機能の修正を目的として、定期的に実行されます。
Windows Updateの状況により、キーボードが反応しない現象が発生することもあります。
また、Windows Updateに不具合が発生している場合も、キーボードのトラブルが起きることもあるようです。
Windows Updateを実行し、更新プログラムをインストールしてみましょう。
※Windows Updateをおこなった場合、再起動が必要です。事前に必要なデータを保存してすべてのアプリケーションを終了しておきましょう。
パソコン修理業者・メーカー修理が必要場合
キーボード単体のトラブル以外で、キーボードが反応しない場合があります。
以下の原因が考えられる場合は、すぐにパソコン修理業者やメーカーに依頼しましょう。
水濡れによるキーボードの故障
キーボードに水をこぼし、キーボードが反応しない場合は、すぐに電源を切って、すぐにパソコン修理業者に依頼しましょう。
電源を入れたままにしておくと、キーボード以外にもHDDやマザーボードなど内部機器がショートしてしまう可能性があります。
キーボード・キートップが破損している
キーボードまたはキートップが故障している、キーボード内の配線や回路などが破損している場合は交換が必要です。
キーボードやキートップが物理的に破損している場合は、キーボードやキートップを丸ごと交換する必要があります。
パソコン修理業者へ依頼もできますが、各メーカー毎に部品パーツが異なることが多いため、まずはメーカーの修理相談窓口に相談してみましょう。
スクリーンキーボードで緊急対応を!
キーボードの反応が改善しない場合は、Windows10の機能のスクリーンキーボードを使って、その場はしのぎましょう。
▼スクリーンキーボードの表示方法
まとめ
対処方法でも改善されない場合は、キーボードそのものが故障しているか、もしくはパソコンに異常が発生しているかもしれません。
キーボードが利用できないのであれば、早めにパソコン修理業者やメーカーに相談しましょう。
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※1 2023年8月末時点 日本PCサービス株式会社調べ
※2 2021年11月時点 2万6303人調査 調査主体:日本PCサービス株式会社 調査実施機関:株式会社インテージ
キーボードが突然反応しなくなると、その後のパソコン操作がスムーズにおこなえず、作業に支障をきたしてしまいます。