ブルースクリーンは、パソコンを起動する時や操作中に突然、画面が青くなる現象です。その後、白い文字のエラーメッセージが表示されます。
ブルースクリーンを解決するためには、まず慌てないことが大切です。
今回はブルースクリーンが発生した場合の原因や調べ方、修理費用を比較して、おすすめのパソコン修理業者をご紹介します。
パソコン博士の知恵袋は年間350万人のパソコントラブルを解決しているメディアです。
メディアのなかで解決しなかった問題について、パソコン博士編集部では皆様におすすめのパソコン修理業者を紹介するため独自の調査をおこない、また自分たちもパソコン修理サービスを利用するなかで失敗しないサービス選びのポイントを培ってきました。
今回は、パソコン博士編集部が独自に収集してきたパソコン修理業者の情報や体験、各サービスの料金、実際のユーザークチコミなどを参考に、おすすめのパソコン修理業者をご紹介します。
目次
ブルースクリーンとは
ブルースクリーンは突然青い画面になり、エラーコードやエラーメッセージが表示されるため、慌てる方も多いですが、不具合を知らせてくれる機能なので、まずは落ち着いた対応しましょう。
ブルースクリーンとは、Windows OSの機能のひとつで、パソコンに不具合が起きていることを知らせるメッセージ画面です。
ブルースクリーンやブルバックとも呼ばれており、パソコンを保護するための機能です。
エラーメッセージを表示させ、原因を特定しやすくなるメリットがあります。
Windows 7やWIndows 10では、ブルースクリーンを見かける頻度も多かったですが、繰り返し行われているOSバージョンアップによりPCの安定性も高まっているため、最新 OSではほとんど見かけなくなっています。
一方で、最新 OSでのブルースクリーンの表示は、パソコンに深刻な不具合が発生していることを意味しています。
ブルースクリーンの原因は?
ブルースクリーンが発生する原因はメモリの不具合、ハードディスクの不具合、ドライバの不具合の3つが考えられます。
ブルースクリーンはPC内部の不具合が原因で起こります。
メモリの故障による不具合
メモリが故障することは稀ですが、経年劣化や熱により、メモリに破損や故障が発生した場合、データ処理を行うための一時的保存ができなくり、エラーに陥ります。
HDD(ハードディスク)の破損・故障
内蔵しているHDD(ハードディスク)が破損・故障、または電源ケーブルの接触不良により、パソコンがストップしたことでブルースクリーンが発生します。
HDDが破損している場合は、中に保存されているデータも破損している可能性があるため、注意が必要です。
HDDの破損によるブルースクリーンは深刻な状況です。データ保護を優先して、すぐにパソコン修理業者に相談しましょう。
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ドライバによるエラーやメモリオーバー
HDDやプリンター、USBといった接続デバイスを認識するソフトウェアであるドライバが、WIndowsのアップデートや新たに追加したドライバと競合してシステムエラーがしがちです。
主にドライバが必要としている容量が大きすぎて、容量不足になり、ブルースクリーンエラーになることがあります。
ブルースクリーンが発生した際の対処法
ブルースクリーンはパソコンにエラーが起きていることを知らせてくれる機能です。まずは慌てずに対処しましょう。
外付けHDDでデータ保護を優先
ブルースクリーンが発生してもすぐに電源を切らないようにしましょう!
ブルースクリーンが発生すると、通常10分前後で再起動が始まります。再起動したら、外付けHDDを利用して、パソコン内部のデータのバックアップをおこない、データ保護しましょう。
エラーメッセージ・エラーコードをメモ
自動で再起動が起こる前にブルースクリーン上に表示されるエラーメッセージやエラーコードを記録しましょう。
ブルースクリーンの画面はカウント画面と静止画面の2つがあります。
カウント途中でEnterキーを押すか、カウント後の自動再起動が実行された場合、エラーが改善される場合があります。
自動再起動しない、再起動が繰り返す場合は強制終了
ブルースクリーン上に表示される自動再起動までのカウントダウンが終わった後、正常に再起動されない、再起動を繰り返す場合は強制終了をおこなってください。
この状態では、自分で解決できることは難しいため、エラーメッセージとエラーコードのメモを持って、パソコン修理業者に相談しましょう。
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エラーコードの意味を調べましょう
ブルースクリーンに表示されるエラーコードは、パソコンで起きている不具合の種類を知らせてくれるため、その後の修理や解決に役立ちます。
ブルースクリーンで表示されるエラーコードは以下の通りです。
メモリ不具合に関するエラーコード
以下のエラーコードが表示された場合、メモリの不具合が考えられます。
エラーコード | メモリ不具合の詳細 |
---|---|
0x000000F2 | メモリの不調 |
0x00000050 | メモリの物理的な破損の可能性 |
0x0000002E 0x0000007F | そのほかのメモリの不具合 |
HDD(ハードディスク)に関するエラーコード
以下のエラーコードが表示された場合、HDD(ハードディスク)の不具合が考えられます。
エラーコード | メモリ不具合の詳細 |
---|---|
0x000000ED | ハードディスクの物理的な故障 |
0x0000007A | ハードディスクの物理的な破損の可能性 |
0x000000F4 | ハードディスクやケーブルの不具合の可能性 ※メモリの不具合の可能性も該当します。 |
ドライバに関するエラーコード
以下のエラーコードが表示された場合、ドライバの不具合が考えられます。
エラーコード | メモリ不具合の詳細 |
---|---|
0x0000000A | ドライバが規定外のメモリを消費している |
0x0000003F | ドライバなどによるメモリの管理が不適切な可能性 |
0x0000001E | CPUプロセッサの不適切な命令を検出した可能性 |
0x00000024 0x00000077 0x0000007B | そのほかのドライバ関連の不具合 |
最初に試したいブルースクリーンの解決方法
ブルースクリーンが発生した場合、以下の対処法を試すと解決することがあります。
周辺機器を全て外して、再起動する
ドライバやハードディスクの不具合によるブルースクリーンは、パソコンに接続しているすべての周辺機器(USBやプリンターなど)を外し、再起動しましょう。
不具合がドライバの場合、特定の周辺機器が原因でブルースクリーンを起こしている可能性があり、最新のドライバをインストールした上で再起動すると解決する場合があります。
また、ハードディスクの不具合が原因の場合、起動時にデバイスを読み込む順番が、間違っている可能性があります。
その場合、BIOSを正しく設定する必要があります。
メモリの交換・挿し直し
メモリの接触不良やメモリの故障でブルースクリーンが発生している場合、メモリの挿し直しやメモリの交換で解消されることがあります。
メーカーによって、交換方法が異なり、ある程度、パソコンを分解・組み立ての知識が必要です。
ウイルス対策ソフトを実行する
ブルースクリーンは、PCがウイルスに感染しても発生することがあります。
再起動後にウイルス対策ソフトを起動して、ウイルス感染していないか、確認してみましょう。もし感染した場合、ウイルス駆除をおこなうと解決することがあります。
更新プログラムのアンインストール
ブルースクリーンはWIndowsの更新プログラムのアップデート後によく起きます。
更新プログラムをアンインストールした上でスタートアップ修復すると、解決することがあります。
スタートアップ修復は強制終了と再起動を繰り返すと自動修復の画面が表示されます。
システムの復元・初期化
新しいアプリケーションをインストールした際にもブルースクリーンが発生します。
その場合、インストール前の状態にPCを戻すことで解決できる場合があります。
システムの復元は自動修復(スタートアップ修復)の詳細オプションから可能です。
「システム復元」を選択し、画面指示に従えば、おこなえます。
初期化は保存しているデータも消えてしまうため、必ずデータのバックアップしてから、おこないましょう。
ブルースクリーンを解決できるパソコン修理業者4選
「パソコン博士の知恵袋」では、ブルースクリーンを解決できる、おすすめのパソコン修理業者5つをご紹介します。
各業者のパソコン修理サービスについて、特徴や強みを解説します!
パソコン工房グッドウィル | PCホスピタル | パソコン修理24 | パソコンドック24 | |
おすすめ度 | (3.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (4 / 5.0) |
ブルースクリーン復旧作業料金 | 6,600円 | 8,800円 | 2,200円 | 2,200円 |
割引キャンペーン | 月額会員割引 | シニア/学生/障害がい者割引 | 法人契約可能 | 法人契約可能 |
持込修理 | 66店舗 | 全国15店舗 | 52店舗 | 82店舗 |
出張修理 | あり | 全国47都道府県 24時間・年中無休 | 一部未実施店あり | 一部未実施店あり |
宅配修理 | 一部未実施店あり | あり | 一部未実施店あり | 一部未実施店あり |
即対応 | 短期間 | 最短即日 駆けつけ・修理 | 最短即日に対応 | 最短即日に対応 |
事前見積り | あり | あり | あり | あり |
データ保持 | 保証なし | あり | あり | 保証なし |
機種・メーカー | 全メーカー 自作パソコン対応 | 全メーカー 全機種対応 | 全メーカー 全機種対応 | 全メーカー 全機種対応 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
パソコン工房
パソコン工房は、最短15分の簡易診断をワンコインでおこなってくれるパソコン修理を手掛けるパソコン販売会社sです。
ブルースクリーンの解決も可能で、持ち込み修理による店舗修理や訪問サポート、宅配修理もおこなってくれます。
パソコン工房でブルースクリーンの解決を依頼する場合は、ワンコイン簡易診断は利用できないことが予想されます。
ブルースクリーンの修理料金
パソコン工房は基本料金が6,600円(税込)が必要です。
診断料・PCトラブル | 修理費用(税込) |
---|---|
基本診断料 | 6,600円~ |
ブルースクリーン(ブルーバック) | 16,500円~ +部品代 |
合計 | 23,100円〜+部品代 |
PCホスピタル
PCホスピタルは事前見積もりの徹底やデータ保護を前提としたパソコン修理サービス大手パソコン修理店です。
日本全国300拠点、パソコン修理年間14万件以上の実績と有料訪問サポート利用率No,1、365日24時間受付でほぼすべてのメーカー・機種・型番の修理に対応してくれています。
持込修理・宅配修理・即日修理・出張修理のサービスに対応しています。
事前見積もりで提示した以外の修理費用はかかりません。データ保護を前提に修理にあたるため、ハードディスクの破損によるブルースクリーンでも安心して依頼できます。
ブルースクリーンの修理費用
PCホスピタルでは、作業料金のほか、基本料金 8,800円(税込)(※)と出張料金2,200円(税込)(出張修理時のみ)が必要です。
※持込 /宅配 /出張修理全て /3台まで
※パーツ交換には、パーツ代が別途必要
PCトラブル | 修理費用(税込) |
---|---|
基本料金(出張 /持込 /宅配) | 8,800円 |
出張料金(出張修理時のみ) | 2,200円 |
ブルースクリーン(起動しないを想定) | 22,000円 |
合計 | 33,000円 |
パソコン修理24
パソコン修理24/スマホドック24は、パソコンやスマホやタブレットの修理専門窓口を設けているパソコン修理業者で、中古PCの販売もおこなっています。
パソコン修理、データ復旧、Mac修理を得意とし、業界最安・最速・最高品質の3つの挑戦におこなっています。
無料見積もりキャンペーンを定期的におこなっています。
パソコン修理24は全国各地に店舗を構えているため、持込修理や即日対応も可能です。
ブルースクリーンの修理費用
PCトラブル | 修理費用(税込) |
---|---|
追加検査費 | 2,200円~ |
分解作業費 | 2,200円~13,200円 |
HDD代金 | 8,800円~ |
エラーHDD複製代金 | 17,600円 |
OS修復 | 0円~13,200円 |
合計 | 30,800円〜 |
パソコン修理24は、ブルースクリーンの症状を細かく分けて、必要な修理対応を積み重ねていく形の見積となります。
パソコンドック24
パソコンドック24は、全国に展開する、WindowsとMac修理にも対応したパソコン修理業者です。
データ復旧サービスにも強く、データ消失の可能性があるブルースクリーンの解消にも強いパソコン修理業者です。
ブルースクリーンの修理費用
パソコンドック24では、基本的な技術料金(診断、分解・修理、交換パーツ)が必要です。その他、サポート内容やオプションを加えることで料金が変わってきます。
PCトラブル | 修理費用(税込) |
---|---|
詳細診断料 | 2,200円 |
リフレッシュパック※ | 15,400円 |
HDD代金 | 8,800円~ |
合計 | 26,400円~ |
※Windowsのインストールから最新アップデート適用などを行うHDDとOSの総合メンテナンスサービスです。
ヤマダ電機 トータルサポート
ヤマダ電機では、パソコン修理やパソコン設定サービスといったトータルサポートを提供しています。
予約不要で無料診断をおこなってくれ、パソコンの設定サポートからウイルス駆除、データ復旧サービス、そのほかさまざまなPCトラブルの解消してくれます。
ブルースクリーンの修理費用
ヤマダ電機トータルサポートは修理費用の内訳を提示していません。しかし、ブルースクリーンは中度障害に該当すると記載されています。
PCトラブル | 修理費用(税込) |
---|---|
中度障害(ブルースクリーン) | 79,200円 |
ブルースクリーンはPCホスピタルがおすすめ!
「パソコン博士の知恵袋」では、ブルースクリーンの解決はPCホスピタルをおすすめしています。
PCホスピタルでは、データ保護を前提として修理をおこなえるため、他店ではOSの復旧やデータリカバリには追加料金を取る場合がありますが、PCホスピタルはそれらのサービスも含まれています。
PCホスピタル はさまざまなメーカーのパソコンのブルースクリーンにも対応しています。
PCホスピタル は有料訪問サポート利用率No,1で、顧客からの信頼も高いパソコン修理業者です。
ブルースクリーンを解決できるパソコン修理業者比較4選:まとめ
ブルースクリーンは内部機器の故障またはエラーのため、原因によっては修理費用が高額になりがちですが、パソコン修理業者であれば、リーズナブルな価格でしっかりと修理がおこなえます。
ブルースクリーンは比較的簡単な診断や対処で解決できることもあれば、データ消失につながる重大な不具合が発生していることもあります。
パソコン修理業者であれば、症状やパソコン内部をチェックして、正確な原因を見つけ出してくれます。また、データ復旧サービスがしっかりしているパソコン修理業者がおすすめです。
パソコン博士の知恵袋はパソコン修理業者大手(上場企業)の PCホスピタル(累計サポート実績200万件以上 ※1、利用率No.1 ※2)をおすすめしています。 電話対応も丁寧で、お住まいの地域(全国対応)に応じたパソコン修理サービスを提案してくれます。
PCホスピタルは大切なデータを保護(復元も可能)した上でパソコン修理をおこなってくれます。「再起動を繰り返す」、「シャットダウンできない」、「電源が入らない」などのPCトラブルもすぐに行ってくれます。PCホスピタルは東京や大阪、名古屋、福岡など大都市以外の地方都市にも店舗があり、即日対応可能です
※1 2023年8月末時点 日本PCサービス株式会社調べ
※2 2021年11月時点 2万6303人調査 調査主体:日本PCサービス株式会社 調査実施機関:株式会社インテージ
パソコン内部に何かしらのトラブルが発生した時に起こるブルースクリーンは、一度発生するとパソコンが起動できない厄介なPCトラブルです。