パソコンの初期設定(セットアップ)とは?初心者でもできる方法を解説【Windows10版】

パソコンを購入した際や再セットアップ(リカバリ)した際は、初期設定を行わなくてはなりません。
画面に表示される指示に従い各種設定を行えば、すぐにパソコンが使えるようになりますが、初心者からすると非常にハードルが高く感じるものです。
そこで今回は、初心者でも簡単にできるWindows10の初期設定(セットアップ)方法について、解説します。

パソコンの初期設定とは?

パソコンの初期設定とは、メーカーから出荷された状態のパソコンや再セットアップを行ったパソコンで、初回起動時に行う設定作業のことを指します。
初期設定を行うことで、WindowsであればOffice製品やそのほかのアプリケーションが使える状態になります。
※ちなみに周辺機器やソフトウェアの初期状態のことも、初期設定やデフォルトなどと呼びます。

パソコンを初めて使用する場合、必要なOSやアプリケーションをインストールしなくてはなりませんが、最近のパソコンはメーカーが出荷前に導入作業を済ませています。
このようにOSやアプリケーションがあらかじめインストールされている状態のことを、「プリインストール」と呼びます。
最新のWindowsがプリインストールされているパソコンは、初回起動後簡単に初期設定できるツールが用意されており、画面に表示される指示に従えばすぐにパソコンを使用できるようになるのです。

セットアップとの違い

セットアップとは、パソコンを使える状態にする一連の作業のことを指します。
購入したパソコンの梱包を解き、パソコンの設置作業や周辺機器の接続、ソフトウェアのインストールや設定までを含んだ作業を「セットアップ」と呼びます。

一方初期設定は、出荷状態のパソコンを使用できるように設定することで、厳密にはハードウェアの設置などは含まれません。
しかし、初期設定がセットアップに含まれていることや、ソフトウェアのインストール作業をセットアップと呼ぶことから、初期設定とセットアップは同じ意味として使用されています。

初期設定(セットアップ)前の確認ポイント

初期設定を行う前に、まずは以下のポイントを確認しておきましょう。

  • 電源ケーブルの接続
  • インターネット環境の整備
  • 作業時間の確保

電源ケーブルの接続

パソコンの電源を入れる前に、必ず電源ケーブルをパソコンとコンセントにしっかり接続しておきましょう。
ACアダプタをつないだ状態で電源を入れ、初期設定を開始します。
パソコンの初期設定中は、絶対に電源を切断したり電源ケーブルを抜かないでください。
パソコンの初期設定中に電源が切れてしまうと、トラブルや故障を引き起こす原因となります。

ノートパソコンの場合、電源ケーブルを接続しなくとも電源をオンにできますが、初期設定の最中にバッテリの充電が不足すると電源が切断されるため、必ず電源ケーブルをつないだ状態で初期設定を行いましょう。

インターネット環境の整備

ローカルアカウントの初期設定のみでは必要ありませんが、Microsoftアカウントの初期設定では、インターネット環境が必要です。
Windowsの機能をすべて使用したい場合やOffice製品を使用するには、Microsoftアカウントが必要になるため、インターネット環境を整備しておかなくてはなりません。
また、セットアップ後にセキュリティ対策としてWindows Updateを実行しなくてはならないため、インターネット環境は用意しておきましょう。

インターネットへ接続するには回線事業者やプロバイダと契約し、工事を完了させ、ONUやブロードバンドルーターなどのネットワーク機器を用意しなくてはなりません。
また、無線でパソコンを利用したい場合は、無線LANルーターを用意する必要もあります。
初期設定を行う前に、インターネット接続の準備を整えておきましょう。

作業時間の確保

パソコンの初期設定は想像より時間を要することがあるため、事前にスケジュールを確保しておく必要があります。
初期設定を途中でやめてしまうと最初から設定をやり直さなくてはいけなかったり、設定が中途半端な状態になり、操作するうえで不便な思いをすることもあります。
パソコンの初期設定を行う場合は、時間に余裕をもって作業できるようスケジュールを組んでおきましょう。

Windows10の初期設定(セットアップ)方法

Windows10はログインできるアカウントが2種類用意されており、いずれかのアカウントで初期設定が可能です。

  • ローカルアカウントの初期設定
  • Microsoftアカウントの初期設定

Windows10の初期設定は、バージョンやパソコンの機種によって画面表示が異なりますが、以下で紹介する操作手順とほぼ同様です。

ローカルアカウントの初期設定(セットアップ)方法

ローカルアカウントで初期設定を行う場合、インターネットへの接続は不要です。
インターネットに接続してセットアップを実行すると時間がかかるため、インターネット接続は切断しておきましょう。
有線LANで接続している場合、LANケーブルをパソコンから取り外してください。

  1. パソコン本体の電源を入れます。
    ※真っ暗な画面やメーカーのロゴマークが表示される場合があります。
  2. 使用している機種やメーカーにより、表示される画面が異なります。
    セットアップの注意事項やワイヤレスマウスやキーボードの接続方法などが表示されたら、手順どおりに行い、次に進みます。
  3. 何度か画面が変わり、セットアップ画面が表示されます。
    表示される画面に応じ、次へ進みます。
  4. しばらくすると、コルタナの音声ガイダンスが開始されます。
    ※音量を変更する場合、右下の「スピーカーアイコン」をクリックして調整します。
    音声ガイダンスが必要ない場合、左下の「マイクアイコン」をクリックすると音声が消えます。
  5. 「お住まいの地域はこちらでよろしいですか?」と表示されたら、「日本」を選択し、「はい」をクリックします。
  6. 「キーボードレイアウトはこちらでよろしいですか?」と表示されたら、「はい」をクリックします。
    ※通常は「Microsoft IME」が選択されています。
  7. 「2つ目のキーボードレイアウトを追加しますか?」と表示されたら、「スキップ」をクリックします。
  8. 「ネットワークに接続しましょう」と表示されたら、左下の「インターネットに接続していません」をクリックします。
    ※ ネットワーク接続は、セットアップ完了後に設定できます。

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  9. 「インターネットに接続すると、さらにいろいろな発見があります」と表示されたら、左下の「制御された設定で続行する」をクリックします。
    ※「後で時間を節約するために今すぐ接続」と表示された場合は、「いいえ」をクリックします。
  10. 「Windows 10使用許諾契約」が表示されたら内容を確認し、同意する場合は「同意」をクリックします。
  11. 「このPCを使うのはだれですか?」と表示されたら、12文字以内の半角英数字で「名前」ボックスに任意の名前を入力し、「次へ」をクリックします。
    ※ここで登録した「名前」は、再セットアップ時などに使用するため、必ずメモ帳などに記録しておきましょう。
  12. 「確実に覚えやすいパスワードを作成します」と表示されたら、何も入力しないで「次へ」をクリックします。
    ※パスワード設定は、セットアップ完了後に「サインインオプション」より設定できます。
  13. 「Cortanaをパーソナルアシスタントとして指定しますか?」と表示されたら、「いいえ」または「はい」を選び、クリックします。
    表示されない場合は、次に進みます。
    ※Cortanaの設定はあとから変更できます。
  14. 「アクティビティの履歴を利用してデバイス間でより多くのことを行う」と表示されたら、「いいえ」または「はい」を選び、クリックします。
    表示されない場合は、次に進みます。
    ※あとから変更できます。
  15. 「デジタルアシスタントを利用する」と表示されたら、「拒否」または「同意」を選び、クリックします。
    表示されない場合は、次に進みます。
    ※あとから変更できます。
  16. 「デバイスのプライバシー設定の選択」と表示されたら、任意でそれぞれの項目を設定し、「同意」をクリックします。
  17. メーカー製パソコンの場合、サービスやサポートの利用登録画面が表示されるので、登録する場合は表示される手順に従って設定を行います。
  18. 「もう少しで完了です。あといくつかの項目を設定すれば、Windowsをすぐにお使い頂けます。」と表示されたら、そのままセットアップが完了するまでしばらく待ちます。
  19. デスクトップ画面が表示されたら、セットアップは完了です。

Microsoftアカウントの初期設定(セットアップ)方法

Microsoftアカウントで初期設定を行う場合、インターネット接続が必要です。
LANケーブルを接続してネットワークを確立させるか、または無線LAN接続ができる環境を用意しておきましょう。

  1. パソコン本体の電源を入れます。
    ※真っ暗な画面やメーカーのロゴマークが表示される場合があります。
  2. 使用している機種やメーカーにより、表示される画面が異なります。
    セットアップの注意事項やワイヤレスマウスやキーボードの接続方法などが表示されたら、手順どおりに行い、次に進みます。
  3. 何度か画面が変わり、セットアップ画面が表示されます。
    表示される画面に応じ、次へ進みます。
  4. しばらくすると、コルタナの音声ガイダンスが開始されます。
    ※音量を変更する場合、右下の「スピーカーアイコン」をクリックして調整します。
    音声ガイダンスが必要ない場合、左下の「マイクアイコン」をクリックすると音声が消えます。
  5. 「お住まいの地域はこちらでよろしいですか?」と表示されたら、「日本」を選択し、「はい」をクリックします。
  6. 「キーボードレイアウトはこちらでよろしいですか?」と表示されたら、「はい」をクリックします。
    ※通常は「Microsoft IME」が選択されています。
  7. 「2つ目のキーボードレイアウトを追加しますか?」と表示されたら、「スキップ」をクリックします。
  8. 「ネットワークに接続しましょう」と表示されます。
    無線LAN接続の場合、ネットワーク一覧が表示されるので、使用するネットワーク名を選択し、「接続」をクリックします。
    有線LAN接続の場合、右下のネットワーク接続アイコンが接続済みになっていることを確認し、「次へ」をクリックします。
    ※ここでは無線LAN接続を例に、説明します。
  9. 「ネットワークセキュリティキーの入力」ボックスが表示されたら、ネットワークセキュリティキーを入力し、「次へ」をクリックします。
  10. ネットワークが接続されたら、「次へ」をクリックします。
  11. 「重要なセットアップを実行します。」と表示されたら、そのまましばらく待ちます。
  12. 「Windows 10使用許諾契約」が表示されたら内容を確認し、同意する場合は「同意」をクリックします。
  13. 「Microsoftアカウントでサインイン」と表示されたら、Microsoftアカウントを入力します。
    ここでは例として、「アカウントの作成」からMicrosoftアカウントを新規作成します。
  14. 「アカウントを作成しましょう」と表示されたら、新規メールアドレスを作成するか、または既存のメールアドレスを入力します。
    ここでは「新しいメールアドレスを取得」をクリックして、新規メールアドレスを作成します。
  15. 任意のメールアドレスを入力し、「次へ」をクリックします。
    ※半角英数字と「.(ピリオド)」「-(ハイフン)」「_(アンダーバー)」の組み合わせでメールアドレスを作成し、「次へ」をクリックします。
  16. 「パスワードの作成」と表示されたら任意のパスワードを入力し、「次へ」をクリックします。
    ※ 半角英数字と記号、大文字小文字の組み合わせで8文字以上入力します。
  17. 「国と生年月日を入力してください」と表示されたら「国」と生年月日を選択し、「次へ」をクリックします。
  18. 「セキュリティ情報の追加」と表示されたら、任意の「電話番号」を入力し、「次へ」をクリックします。
    ※電話番号の代わりに、メールアドレスを設定することも可能です。
    左下の「代わりに連絡用メールアドレスを追加」をクリックし、連絡用メールアドレスを入力してください。
  19. 「PINを作成します」と表示されたら、「PINの作成」をクリックします。
    ※ 設定したPINは、あとから「サインインオプション」で変更・削除できます。
  20. 「PINのセットアップ」画面が表示されたら、4桁以上の数字で任意の暗証番号を入力し、「OK」をクリックします。
  21. 「アクティビティの履歴を利用してデバイス間でより多くのことを行う」と表示されたら、「いいえ」または「はい」を選び、クリックします。
    表示されない場合は、次に進みます。
    ※あとから変更できます。
  22. 「デジタルアシスタントを利用する」と表示されたら、「拒否」または「同意」を選び、クリックします。
    表示されない場合は、次に進みます。
    ※あとから変更できます。
  23. 「デバイスのプライバシー設定の選択」と表示されたら、任意でそれぞれの項目を設定し、「同意」をクリックします。
  24. メーカー製パソコンの場合、サービスやサポートの利用登録画面が表示されるので、登録する場合は表示される手順に従って設定を行います。
  25. 「もう少しで完了です。あといくつかの項目を設定すれば、Windowsをすぐにお使い頂けます。」と表示されたら、そのままセットアップが完了するまでしばらく待ちます。
  26. デスクトップ画面が表示されたら、セットアップは完了です。

まとめ

パソコンの初期設定について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
初期設定(セットアップ)はそれほど難しい作業ではありませんが、パソコン操作が苦手な人にとっては戸惑うことも多いかもしれません。
初期設定が面倒だったり難しく感じる場合は、パソコン修理業者に相談してみましょう。

ドクター・ホームネットは出張修理に対応しているため、自宅やオフィスにスタッフが訪問し、その場でパソコンのセットアップも行ってくれます。
全国対応しており、土日祝日を問わずサポートが可能なので、まずは気軽に相談してみてください。

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2019年11月6日

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ABOUTこの記事をかいた人

パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。