そこで今回は、パソコン修理業者が掲載しているブルースクリーンのお役立ち情報について、調査&考察してみました。
目次
ブルースクリーンの基礎知識
各業者のお役立ち情報を紹介する前に、まずはブルースクリーンの現象や発生原因について、簡単に説明します。
ブルースクリーンとは
ブルースクリーン(Blue Screen of Death)とは、パソコンのハードウェアやソフトウェアに深刻なトラブルが発生したときに表示される青い背景色のエラー画面のことで、略して「BSoD」とも呼ばれています。
「STOPエラー」や「ブルーバック」などと呼ばれることもありますが、「ブルースクリーン」含め、すべてエラー画面全体を指す通称です。
ブルースクリーンになると、青い背景に白い文字でエラーコードが表示され、キーボードやマウスなどのデバイスが一切操作できなくなります。
ブルースクリーンが発生する条件は定まっておらず、突発的に発生する場合がほとんどです。
原因はパーツの故障やシステムエラーなど多岐にわたります。
Windows7までは動作が安定しており、あまりブルースクリーンが発生することはありませんでしたが、Windows10以降頻発するようになりました。
ブルースクリーンが発生する原因
ブルースクリーンはさまざまな要素が複雑に絡み合って発生していることから、原因を一つに特定することがとても困難です。
その中でも考えられる主な原因は、次のとおりです。
- 一時的なトラブル
- Windowsトラブル
- BIOSの設定トラブル
- ハードウェアのトラブル
- ウイルス感染
- ソフトウェアとの相性
- 一時的なトラブル
ユーザーの操作やパソコンのトラブルなどで、一時的にブルースクリーンが表示されているかもしれません。
ディスクやメモリカードを抜き差ししたり、放電したりすることでトラブルが解決する場合もあります。
- Windowsトラブル
Windowsのシステムファイルにトラブルが発生していることが考えられます。
Windows Updateやプログラムのインストール後にブルースクリーンが表れる場合、Windowsトラブルが原因かもしれません。
- BIOSの設定トラブル
BIOSの設定を変更したりアップデートに失敗すると、ブルースクリーンが発生するケースが多いようです。
BIOSの設定を変更すると新たなドライバが必要になりますが、プログラムが存在しないとWindowsがエラーを起こし、ブルースクリーンが表示される場合もあります。
- ハードウェアのトラブル
パソコン内部のパーツや基盤となるマザーボードに問題があると、ブルースクリーンが発生することもあります。
メモリの不具合やハードディスクの破損などのトラブルが、原因となっているようです。
- ウイルス感染
パソコンがウイルスに感染すると正常に動作しなくなり、問題を引き起こします。
迷惑メールの添付ファイルを開けてしまったり、ウイルスが仕掛けられたホームページを閲覧するなど、さまざまなきっかけでウイルスに感染します。
- ソフトウェアとの相性
インストールしたソフトウェアとWindowsとの相性、または互換性などの問題でブルースクリーンが発生しているのかもしれません。
特定のソフトウェアをインストールしてブルースクリーンが表れるようになった場合、そのソフトウェアが原因と考えられます。
パソコン修理業者が発信しているブルースクリーンのお役立ち情報
パソコンのトラブルについて掲載しているパソコン修理業者は多いですが、その中でもブルースクリーンに特定して検索し、お役立ち情報を発信している以下の業者をピックアップしました。
詳しい内容については、以下に説明します。
PCホスピタル
年間200万件以上(※2023年8月末時点)ものサポート実績を誇るPCホスピタルは「最短即日」で駆けつけ、「データは消さず」に修理、「事前見積もり」で安心して利用できるパソコン修理業者です。
パソコン初心者の方でも安心して利用できるよう、難しい専門用語は使用せず分かりやすく丁寧に説明してくれます。
出張修理も質の高い接客が行える正社員が訪問し、しっかりとサポートを行うので安心です。
公式サイトでは修理メニューやサービスの特徴の紹介だけでなく、パソコン修理に役立つお役立ち情報のコラムが掲載されています。
修理対応 | 持込修理 / 出張修理(訪問修理) / 宅配修理 |
即日対応 | 〇 |
対応地域 | 全国 |
対応機種 | 全メーカー |
検索で上位にヒットしたのはPCホスピタル!
インターネットで「ブルースクリーン」を検索した結果、パソコン修理業者で上位にヒットしたのがPCホスピタルでした。
該当のWebサイトをチェックしたところ、「ブルースクリーンはなぜ起こる?エラーコードはメモが必要?原因と対処法」という、ブルースクリーンが起きる原因と対処法のコラムが掲載されていました。
ブルースクリーンが発生する3つの原因と対処法、エラーコードの種類について解説しており、パソコン初心者でも分かるよう、丁寧・簡潔に説明されている内容でした。
PCホスピタルのブルースクリーンのお役立ち情報
ほかにもブルースクリーンのお役立ち情報について、PCホスピタルで紹介されていないか調査したところ、公式サイトの「パソコン修理のお役立ち情報」内に「ブルースクリーン関連情報」を発見しました。
現象やエラーコードによるブルースクリーン情報が並んでおり、自分のパソコンの状態に照らし合わせた記事を探すことが可能です。
例えば、「Windowsアップデート後からブルースクリーンが発生」の投稿を開くと、お客様からお預かりしたパソコンの修理の流れが細かく説明されていました。
ブルースクリーンが発生した原因やブルースクリーンへの対処などが記載されており、パソコンを修理に出した場合、どのような工程で作業が行われるかユーザー側も把握できます。
参考:PCホスピタル
ほかのブルースクリーンのお役立ち情報もチェックしたところ、やはり同じように原因や修理方法などを分かりやすく記載されていました。
PCホスピタルでは、ブルースクリーン以外の修理実績も数多く掲載されているため、パソコンの症状に合わせて活用できそうです。
パソコンドック24
パソコンドック24では原則として店舗内で修理を行っているため、最短で即日店内修理が可能です。
古いパソコンの修理も受け付けており、サポート対象外の機種でも修理をしてもらえます。
また、パソコンドック24はMacの修理を得意としており、ハードディスクやメモリの交換、電源ユニットやロジックボードの修理など、豊富なMacの修理メニューを用意しています。
修理対応 | 持込修理 / 出張修理(訪問修理) / 宅配修理 |
即日対応 | 〇 |
対応地域 | 全国 |
対応機種 | 全メーカー |
パソコンドック24のブルースクリーンのお役立ち情報
パソコンドック24のブルースクリーンのお役立ち情報を検索したところ、公式サイトの「パソコン修理事例」内にブルースクリーンに関連する修理事例一覧が表示されました。
パソコンの型番やブルースクリーンの現象、エラーコードによる情報が並んでおり、自分のパソコンの状態に照らし合わせた記事を探すことが可能です。
参考:パソコンドック24
一番最初の投稿をチェックすると、パソコンの修理方法について画像つきで丁寧に説明されていました。
参考:パソコンドック24
たくさんのブルースクリーンの修理事例が投稿されていましたが、あまり詳しい解説がなかったり、画像がなかったりと、記事によって内容にムラがあるように思えます。
また、投稿している記事の日付がランダムなため、最新の記事を探すだけでひと苦労でした。
パソコン修理24
パソコンの修理はもちろん、スマホやタブレットの修理専門窓口を設けているのがパソコン修理24です。
宅配や出張修理も対応していますが、基本的に持込修理を主力サービスとしています。
全店持込修理対応が可能で、パソコンのトラブル相談はもちろん、診断や見積もりも無料で実施しています。
店舗窓口だけでなく電話相談窓口も設けているため、全国から相談や修理申込ができるのが特徴です。
パソコン修理24のブルースクリーンのお役立ち情報
パソコン修理24のブルースクリーンのお役立ち情報を検索すると、公式サイトの「修理事例ブログ」内に、ブルースクリーンに関連する修理事例一覧が表示されます。
パソコンの型番や対応した店舗、症状などが並んでおり、投稿内容が短い記事については一覧で確認できます。
最初の投稿をチェックすると、不具合状況や修理対応方法などが画像つきで説明されていました。
修理事例として掲載されていたので投稿数も少なく、お役立ち情報というよりは修理記録といった感じでしょうか。
自分のパソコンにブルースクリーンが発生したときに、同じ現象を探して対処するのは難しいように思えます。
ドスパラ
ドスパラはCPUやメモリ、ハードディスクなどのPCパーツをはじめ、自由にカスタマイズできるBTOパソコンやタブレットなど、豊富なデジタルデバイスを販売しているパソコン専門店です。
新製品だけでなく中古パソコンやPCパーツ、スマートフォンやタブレットなどの中古デジタル機器の販売や買取も実施しています。
パソコンの修理も行っており、Web上で「パソコンなんでも相談所」というサイトを設け、受付対応を行っています。
ドスパラのブルースクリーンのお役立ち情報
ドスパラのお役立ち情報を検索すると、「パソコンが突然落ちるときの対処方法」と「修理事例紹介」がいくつかヒットします。
「パソコンが突然落ちるときの対処方法」を開くと、パソコンが突然落ちる場合の原因と対処法のひとつとして、ブルースクリーンのお役立ち情報がありました。
参考:ドスパラ
また、修理事例紹介を開いたところ、ブルースクリーンが発生する現象の修理事例が1件紹介されており、ブルースクリーンの予備知識などについても記載されていました。
しかし修理事例の内容については、ブルースクリーンの発生原因と修理方法が文章で紹介されていただけです。
参考:ドスパラ
ブルースクリーン以外の修理事例も数多く紹介されていましたが、キーワードやカテゴリ検索などもないことから、ほかのブルースクリーンの事例を探せませんでした。
お役立ち情報を集めたコンテンツが「パソコン辞典」として用意されていましたが、カテゴリがパソコン・ゲーミングPCというようにパソコンで分類されていたため、ユーザーが必要な記事を探すのは難しいように思えました。
パソコン工房
パソコン工房はパソコンや周辺機器販売、パソコンのトラブル対応やサポート、中古買取などパソコンの販売や修理などを総合的に行っているパソコン修理販売専門の大手チェーン店です。
基本的には店頭での持込修理を受け付けていますが、出張修理とWebから申し込める宅配修理も用意しています。
店舗の持込修理では、500円(税込)でパソコンのトラブルを診断してくれる「ワンコイン診断」サービスを実施しています。
パソコン工房のブルースクリーンのお役立ち情報
パソコン工房のお役立ち情報を検索すると、修理事例などは見当たらず、一番最初にヒットした「よくあるお問い合わせ」の中にブルースクリーンの情報が掲載されていました。
下にスクロールすると、ブルースクリーンの対処法があります。
対処法ページを確認すると、ハッキリとした対処方法は記載されておらず、修理メニューの紹介をしているだけでした。
パソコン工房の公式サイトにはパソコンの修理事例やお役立ち情報などのコンテンツは用意されていませんでしたが、代わりにハードウェアからソフトウェアまでのお役立ち情報を掲載している「パソコン工房NEXMAG(ネクスマグ)」サイトを運営しています。
サイト内の記事を検索できますが、残念ながら「ブルースクリーン」ではヒットしませんでした。
ブルースクリーン以外の情報であれば、お役立ち情報を探せるかもしれません。
ブルースクリーンのお役立ち情報を比較した結果
各パソコン修理業者のブルースクリーンのお役立ち情報を調査した結果、PCホスピタルがもっとも細かくジャンル分けされており、困ったときに当てはまる情報を探しやすいと感じました。
実際に修理を依頼されたパソコンをもとに、修理の流れを解説しているため、自分のパソコンを修理に出したとき、どのような作業が行われるかが分かります。
ブルースクリーンが発生して改善しない場合、PCホスピタルのお役立ち情報をチェックすると、ヒントが見つかるかもしれません。
お役立ち情報を実践するうえの注意点
使用機種や使用年数、インストールしているソフトウェアや接続しているデバイスなど、パソコンの使用環境はユーザーによって異なります。
そのため、ブルースクリーンが発生する原因はパソコンの状況や利用環境などにより、大きく変わってきます。
たとえまったく同じような状況のお役立ち情報を探せたとしても、必ずその方法で問題が解消できるとはいえません。
お役立ち情報はあくまで修理に出す前の対処法のひとつと捉えて、利用するようにしましょう。
まとめ
各パソコン修理業者のブルースクリーンのお役立ち情報を比較してみましたが、いかがでしたでしょうか。
お役立ち情報でパソコンの問題が改善される場合も多いですが、実際に試してみてもブルースクリーンが発生する場合は、パソコン修理業者の診断が必要です。
パソコン博士の知恵袋はパソコン修理業者大手の PCホスピタル(累計サポート実績200万件以上 ※1、利用率No.1 ※2)をおすすめしています。
事前見積もりを徹底し、大切なデータを保護(復元も可能)した上でログインができない、Windows・Macのロゴから進めない、英文字が表示されるなどの起動トラブルを迅速に解決してくれます。
PCホスピタルは東京や大阪、名古屋、福岡など大都市以外の地方都市にも店舗があるので、即日修理が可能です。
※1 2023年8月末時点 日本PCサービス株式会社調べ
※2 2021年11月時点 2万6303人調査 調査主体:日本PCサービス株式会社 調査実施機関:株式会社インテージ
Windowsに何らかの異常が発生した際、パソコンの画面が突然真っ青になってしまう現象を「ブルースクリーン」と呼びます。
ブルースクリーンが発生すると、インターネットで解消方法を検索する人も多いと思われますが、一体どのサイトの情報が本当に役立つか分からないという方も多いのではないでしょうか。