「Surfaceの画面が真っ暗」という不具合にはさまざまな種類があり、その種類によって対処方法も異なります。
今回は、Surfaceの画面が真っ暗な場合にみられる症状や対処法、よくある質問について解説します。
目次
Surfaceの画面が真っ暗な場合にみられる症状
「Surfaceの画面が真っ暗」というトラブルには、主に以下4つの症状があります。
Surfaceが起動しない・画面がつかない
画面が真っ暗なトラブルで多いのが、「電源ボタンを押しても画面やバックライトがつかない」という症状です。
Surfaceが起動しない・画面がつかない場合には、以下のような原因が考えられます。
画面がつかないだけでなく、起動音やファンの音がしない場合は、起動していないかもしれません。
電力不足や電源ボタンが故障しているおそれがあります。
Surfaceを長時間放置していた場合や、ACアダプターを長い間接続していなかった場合はバッテリー残量の低下が考えられるため、電力不足を疑いましょう。
バックライトのみ点灯している
画面が真っ暗であるものの、うっすらと画面が光っていたり、画面の周囲だけ点灯している場合もあります。
バックライトのみ点灯している場合は、OSのプログラムが更新中である可能性があります。
OSの更新には30分ほどかかるケースもあるため、しばらく放置して症状が改善するかを確認してみましょう。
画面は真っ暗だがカーソルは反応する
Surfaceの起動後や使用中に画面が真っ暗になるものの、カーソルは表示されており反応するというパターンもあります。
カーソルが反応する場合は、OSやシステムファイルが故障している可能性が高いです。
Surfaceの強制終了やOSアップデートなどをおこなうと、稀にシステムファイルが破損してしまうことがあります。
ロゴが一瞬のみ表示される
画面が真っ暗で「一瞬だけロゴが表示される」「ロゴが点滅する」という症状が出るケースもあります。
ロゴが一瞬のみ表示される場合は、Surfaceが正常に起動できていない可能性があります。
特に、Surfaceを強制終了した後にトラブルが発生したのであれば、OSが破損しており起動プロセスに異常が起こっていることが考えられます。
Surfaceが正常に起動しない場合の対処方法は、以下の記事で解説しています。
Surfaceが起動しない場合の対処法
Surfaceの画面が真っ暗になった場合は、以下の5つの対処法をお試しください。
画面が真っ暗の状態でも、時間経過により直ることもあります。
30分ほど放置しても改善しないようであれば、対処法をおこないましょう。
Surfaceの充電
「電源ボタンを押しても画面がつかない」など、Surfaceの電力不足が疑われる場合は、充電をしましょう。
Surfaceのバッテリー残量が空である場合、完全に充電されるまでには約2~3時間かかるため、時間に余裕をもっておこなうことをおすすめします。
ACアダプターを接続しても充電されない場合は、コードの抜き差しやACアダプターの交換も検討しましょう。
外部モニターへの接続
液晶パネルの故障により画面が真っ暗になっている可能性もあるため、外部モニターへの接続もお試しください。
外部モニターで問題なく表示されるのであれば、液晶パネルが故障している可能性が高いため、パソコン修理業者やメーカーに相談する必要があります。
一方で、外部モニターに接続しても画面が真っ暗な場合は、マザーボードなどのパーツが故障している恐れがあります。
こちらも部品交換の修理が必要となるため、専門の業者などに相談しましょう。
強制シャットダウン
一時的な不具合により画面が真っ暗になっている場合は、Surfaceを強制終了・再起動することで解決できる可能性があります。
強制シャットダウンの手順は、以下のとおりです。
※画面にロゴが表示されても、手を放さないように注意しましょう
強制終了はSurfaceに負担をかけます。何度も繰り返すとデータ消失などのトラブルにつながるため、注意しましょう。
放電
Surfaceを長時間使用し続けると内部に電気が溜まり、「画面が真っ暗」「カーソルのみ反応する」という症状が出やすくなります。
Surfaceの帯電を解消するには、以下の手順で放電をおこないましょう。
Surfaceのリセット
強制シャットダウンや放電などをおこなっても解決できない場合は、Surfaceをリセット(初期化)する方法もあります。
ただし、Surfaceをリセットすると基本的に内部のデータが削除されてしまいます。承知の上でおこないましょう。
「Surfaceのデータは消したくない」という方は、データ保護をしながら修理してくれる修理業者に依頼しましょう。
Surfaceをリセットする手順や注意については、以下の記事で解説しています。
パソコン修理業者に相談
さまざまな対処法を試してもトラブルが解消されず、初期化(リセット)もおこないたくない場合は、パソコン修理業者に相談しましょう。
パソコン修理業者なら、Surfaceの画面が真っ暗になっている原因を突き止めたうえで、適切な修理をおこなってくれます。
さらにPCホスピタルなどの業者なら、データを保護しながら修理してくれるため、初期化(リセット)のようにデータが消える心配もありません。
安全かつ確実にトラブルを解消したいなら、パソコン修理業者に依頼すべきでしょう。
Surfaceの画面トラブルに関するよくある質問
最後に、Surfaceの画面トラブルに関してよくある質問について解説します。
Surfaceの画面が突然暗くなる
Surfaceのモデルによっては、画面の明るさを自動で調整する機能が備わっているため、稀に「使用中に画面が突然暗くなる」という現象が起こります。
「突然暗くなるのを防ぎたい」という場合は、以下の手順で設定変更をおこないましょう。
画面の明るさが変わらない
「Surfaceの画面が突然暗くなる」という症状とは異なり、キーボードや画面の操作で明るさ(輝度)の調整ができなくなるケースもあります。
画面の明るさが変わらないは、こちらで紹介しているSurfaceの強制シャットダウンをおこなうことで解決できる可能性があります。
使用中にSurfaceの画面が消える
Surfaceの使用中に突然画面が消えてしまう場合は、以下の手順で強制再起動をおこなうことで、解消できる場合があります。
強制再起動をおこなっても症状が改善しない場合は、内部パーツの故障が疑われるため、パソコン修理業者への依頼も検討しましょう。
トラブルにはWindows 11へのアップグレードも影響している?
「画面が真っ暗」というトラブルは、Windows 11へのアップグレードによる不具合である可能性があります。
Windows 11ではさまざまな機能が追加・強化されているものの、不具合もいくつか報告されています。
実際に、Windows 11にアップグレードした後に以下のような症状が出た事例もあるため、アップグレードによる故障も疑いましょう。
まとめ
Surfaceの画面が真っ暗になった場合は、まず十分な充電ができているか、外部モニターに接続して表示されるかを確認しましょう。
症状が改善されないのであれば、強制シャットダウンや放電、初期化(リセット)などの手段が有効です。
今回紹介した対処法を試してもトラブルが解決しない場合や、Windows 11へのアップグレード後に症状が出た場合は、パソコン修理業者に相談しましょう。
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※1 2023年8月末時点 日本PCサービス株式会社調べ
※2 2021年11月時点 2万6303人調査 調査主体:日本PCサービス株式会社 調査実施機関:株式会社インテージ
タッチパネルに対応しており便利なSurfaceですが、「急に画面が真っ暗になった」「画面の表示がおかしい」というトラブルにお悩みの方も多いと思います。