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パソコンの再起動が長い・終わらない場合は?Windows10の対処法を解説

かない@パソコン博士

パソコンの再起動が長い・終わらないとお困りではありませんか?

「再起動しています」の画面でぐるぐるマークが長い間表示されるなど、1時間程度待っても状況が変わらない場合もあります。

パソコンの再起動が長い・終わらない症状の原因は多岐にわたるため、データ消失や深刻な起動トラブルといったリスクを避けるためには適切な対処が必要です。

今回はパソコンの再起動が長い・終わらないトラブルについて、再起動を待つ時間の目安やトラブルケースをお話した上で、有効な対処法を解説します。

本記事はこんな方におすすめです
  • 再起動が終わらない場合に待つべき時間を知りたい
  • 普段から再起動が遅い場合の対処法を知りたい
  • 再起動が終わらずパソコンが起動できない場合の対処法を知りたい

パソコンの再起動にかかる時間はどれくらい?

パソコンの再起動にかかる時間はどれくらい?

パソコンの再起動にかかる時間は、数十秒~数分程度が正常な範囲です。

ただしWindows Updateが必要な場合や使用環境によっては、もう少し時間がかかる可能性があります。

このため再起動が終わらない場合でも、可能であれば1時間程度は待つようにしましょう。

かない@パソコン博士

それ以上時間がかかる場合は、今回ご紹介する方法を試したり、パソコン修理業者への相談・依頼をおすすめします。

再起動トラブルの2つのケース

再起動トラブルの2つのケースと有効な対処法

再起動が長い・終わらないトラブルは、症状ケースによって実行できる有効な対処法が異なります。

まずはお困りの症状ケースについて、以下のどちらに当てはまるか確認しましょう。

かない@パソコン博士

再起動が終わらない場合の対処法については、以下の記事でも解説しています。

原因やMacでの対処法も含めて詳しく解説しているため、ぜひあわせてご確認ください。

パソコンの再起動が終わらない原因は?すぐできる対処法をわかりやすく解説

今再起動が終わらずに困っている場合の対処法

今まさに再起動が終わらずに起動できず困っている場合は、まず以下の対処法をお試しください。

強制終了をおこなう場合はアクセスランプのチェックを忘れずに!

上記の対処法には電源ボタン長押しによる強制終了が必要ですが、強制終了にはデータ消失などのリスクが伴います

リスクを避けるために、アクセスランプが消灯していることを確認してから強制終了をおこないましょう

アクセスランプをチェック

パソコンの再起動が終わらない場合は、ハードディスクのアクセスランプが点灯・点滅していないか確認しましょう。

ハードディスクのアクセスランプが点灯・点滅している場合は、アップデート中でシステムの読み込みや更新作業をおこなっている可能性があります。

このケースはアップデートが原因で再起動ができない状況となっているため、ファイルの読み込みが終わるまで少し待ちましょう。

ただし、ハードディスクが損傷していてファイルの読み込みができていない場合もあるため、状況が改善しない場合はこれから紹介する方法を試してみることをおすすめします。

強制終了を試す

再起動が長く終わらない場合は強制終了を試しましょう。

システムの読み込みエラーやアップデートの更新に時間がかかっているなど、一時的なトラブルであれば強制終了をおこなうと改善します。

強制終了は電源ボタンの長押しをおこないランプが消えるのを待ちましょう。

また、ショートカットキーを使って強制終了させることもできます。

例えば、Winowsの一部の機種であればキーボードで[Ctrl]+[Alt]+[Delete]をクリックすると強制終了です。

電源ボタンを押しても反応しない場合は、お使いの機種のショートカットキーを確認して強制終了させましょう。

普段から再起動に時間がかかり困っている場合

現在パソコンは使用できているものの普段から再起動に時間がかかり困っている場合は、以下の対処法をお試しください。

放電を伴う再起動をおこなう

再起動が終わらずパソコンが使用できない場合は、安全性を確認した上で強制終了してから再起動を試みましょう

なお再起動の際は、以下のように放電もあわせておこなうとより効果的です。

パソコンの電源を切ります。
ノートパソコンの場合はACアダプターとバッテリーを、デスクトップパソコンの場合は電源コードとディスプレイケーブルを取り外します。
USBメモリやプリンター、SDカード、Webカメラなどの外付けデバイスをすべて取り外します。
パソコンの電源が切れた状態で、90秒以上放置します。
ACアダプターや電源コードを接続し、パソコンの電源を入れます。
強制終了をおこなう際はリスクを理解した上で

強制終了にはデータ消失などのリスクが伴うため、実行する際はリスクを理解した上で自己責任でおこないましょう

また強制終了と再起動を繰り返すこともパソコンに大きな負荷をかけるため、対処が難しい場合はパソコン修理業者に相談・依頼することをおすすめします。

外部デバイスをすべて取り外す

外部デバイスの異常や干渉によって再起動に問題が発生している場合があるため、外部デバイスをすべて取り外すことも有効です。

マウスやキーボードといった必要最低限の機器のみ接続し、以下のような周辺機器はすべて取り外して再起動を試みましょう。

取り外しておくべき周辺機器の例
  • プリンター
  • スピーカー
  • ヘッドホン
  • USBメモリ
  • 外付けハードディスク

セーフモードで起動する

通常の方法でどうしても起動できない場合は、セーフモードによる起動で解決する可能性があります。

セーフモードとは必要最低限の構成でパソコンを起動するモードのことで、以下の手順で実行できます。

パソコンを強制終了(電源ボタンを長押し)して、再起動します。
「自動修復」画面が表示されるまで、強制終了と再起動を繰り返します。
「自動修復」画面が表示されたら「詳細オプション」をクリックします。
トラブルシューティング画面にて、「詳細オプション」または「高度なオプション」をクリックします。
「スタートアップ設定」を選択して、画面右下にある「再起動」をクリックします。
再起動後にスタートアップ設定の画面が表示されたら、キーボードから「F4」または「4」を入力します。

※セーフモード中にインターネット環境を利用する場合は「F5」または「5」を入力します。

システムの復元を実行する

セーフモードでも起動が難しい場合は、システムの復元を実行することで改善する可能性があります。

システムの復元とはWindowsをトラブルが起きる前の状態に戻す機能のことで、以下の手順で実行できます。

パソコンを強制終了(電源ボタンを長押し)して、再起動します。
「自動修復」画面が表示されるまで、強制終了と再起動を繰り返します。
「自動修復」画面が表示されたら「詳細オプション」をクリックします。
「オプションの選択」の画面で「トラブルシューティング」を選択します。
「トラブルシューティング」の画面で「詳細オプション」を選択します。
「詳細オプション」の画面で「システムの復元」を選択します。
「Windows10」を選択します。
「システムの復元」ウィンドウが表示されたら、「次へ」をクリックします。
復元ポイントを選択し、「次へ」をクリックします。
復元ポイントの確認画面が表示されたら、「完了」をクリックします。
最終確認の画面が表示されたら「はい」をクリックします。

しばらく待って完了画面が表示されたら「再起動」をクリックします。
かない@パソコン博士

STEP9にあるように、復元ポイントがなければシステムの復元は実行できません。

BIOSを初期化する

BIOS設定の変更や破損が原因として疑われる場合は、BIOSの初期化が有効な手段として考えられます。

画面が真っ暗のまま進まない、アクセスランプが消灯している場合などは、以下の手順でBIOSを初期化しましょう。

パソコンを強制終了(電源ボタンを長押し)して、再起動します。
画面にブランドロゴが表示されたら、「F2」キーを連打します。

※連打するキーは「F1」や「F10」、「delete」キーの場合もあります。

「BIOSセットアップユーティリティ」画面が表示されたら、「F9」キーを押します。
青い画面に白地の「Load Optimized Defaults?」という英文メッセージが表示されたら、[Yes]を選択して「Enter」キーを押します。
再度パソコンの再起動を試みます。

普段から再起動に時間がかかり困っている場合の対処法

現在パソコンは使用できているものの普段から再起動に時間がかかり困っている場合は、以下の対処法をお試しください。

普段から再起動に時間がかかり困っている場合に有効な対処法

デバイスドライバーを更新する

普段から再起動に時間がかかる場合は、デバイスドライバーが最新の状態でない可能性があります。

以下の手順で、デバイスドライバーを最新の状態にしましょう

Windowロゴを右クリックし、一覧の中から「デバイスマネージャー」をクリックします。
【対処法6】ドライバーを更新・再インストールする-1
「デバイスマネージャー」画面が表示されたら、一覧の中から目的のデバイスを選択し、ダブルクリックします。
【対処法6】ドライバーを更新・再インストールする-2
デバイスドライバー一覧が表示されたら目的のドライバーを右クリックし、一覧の中から「ドライバーの更新」をクリックします。
【対処法6】ドライバーを更新・再インストールする-3

※再インストールする場合は、ここで「デバイスのアンインストール」をおこなってから改めてドライバーを入れ直します。

「ドライバーの更新」画面が表示されたら、「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」をクリックします。
【対処法6】ドライバーを更新・再インストールする-4
検索画面が表示されるので、インストールが完了するまで待ちます。
【対処法6】ドライバーを更新・再インストールする-5
「ドライバーが正常に更新されました」と表示されたら、「閉じる」をクリックして完了です。
【対処法6】ドライバーを更新・再インストールする-6

最新のドライバーが見つからない場合、「このデバイスに最適なドライバーが既にインストールされています」と表示されます。

ドライバーを再インストールする

ドライバーのアップデートをおこなっても再起動が終わらない場合は、ドライバーの再インストールで状況が改善するケースもあります。

ドライバーの再インストール方法は下記の通りです。

タスクバーの検索ボックスに「デバイスマネージャーと入力」
デバイスの名前を右クリックしてアンインストールを選択
PCを再起動
ドライバーの再インストールがおこなわれる
ドライバーが正常に再インストールされたら再起動を試してみましょう。

Windowsアップデートを更新する

デバイスドライバーだけでなく、Windowsが最新の状態でないために再起動を遅らせている可能性があります。

以下の手順で、Windowsアップデートを更新しましょう

Windowロゴをクリックし、設定をクリックします。
設定画面が表示されたら「更新とセキュリティ」をクリックします。

ブルースクリーンが頻発する場合の対処法-17

「更新とセキュリティ」画面が表示されたら、左側の一覧から「Windows Update」をクリックし、「更新プログラムのチェック」をクリックすれば、自動的に更新プログラムがインストールされます。
【対処法7】Windowsアップデートを更新する-3

WindowsのOSを再インストール

OSにトラブルや問題が生じていると再起動が正常におこなわれない場合があるため、OSの再インストールをしましょう。

個人用ファイルは保持した状態で再インストールは可能ですが、アプリと設定はリセットされるため注意が必要です。

OSの再インストール方法は下記の通りです。

Windowsキーをクリック
「設定」を選択
「更新とセキュリティ」を選択
「回復」を選択
「Windowsのクリーンインストールで新たに開始する方法」を選択

上記の手順で警告文を読んで問題なければ次に進みます。

 以上でOSの再インストールは完了です。

システムに問題がある場合はOSの再起動で解決しますが、変わらない場合は故障の可能性があります。

トラブルシューティングを実行

電源トラブルが原因で再起動できない場合は、トラブルシューティングの実行で問題を検出して対処法が提案されるケースもあります。

具体的なやり方は下記の通りです。

Windowsマークを右クリックして設定を選択
「更新とセキュリティ」を選択
「トラブルシューティング」を選択
電源を選択して「トラブルシューティングの実行」を選択

以上の手順で問題がなかった場合は、電源以外の部分でトラブルが発生している可能性があります。

システムファイルの診断・修復をおこなう

Windowsのシステムファイルが破損していることで再起動が遅くなってしまっている場合は、システムファイルを診断・修復することで改善する可能性があります。

システムファイルを修復するコマンドには「SFCコマンド」と「DISMコマンド」の2つがあり、それぞれ以下のコマンドをコマンドプロンプトに入力することで実行できます。

SFCコマンドの場合
  • sfc/scannow
DISMコマンドの場合
  • DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth
  • DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
    (より高度なスキャン)
  • DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
    (より高度なスキャン+自動修復)
コマンドプロンプトの起動方法は?

コマンドプロンプトは、スタート(Windowsマーク)をクリックしてから「cmd」と検索すると出てきます。
上記のコマンドを使用する際は「管理者として実行」を選択しましょう。

高速スタートアップを無効にする

本来起動を早める役割をもつ高速スタートアップですが、正常に起動しなくなるトラブルが報告されています。

有効になっていると場合は、以下の手順で一度高速スタートアップを無効にしてみましょう

Windowロゴをクリックします。
表示されたアプリの一覧から「Windowsシステムツール」を選択し、「コントロールパネル」をクリックします。
コントロールパネルで、「システムとセキュリティ」をクリックします。
「電源オプション」内の「電源ボタンの動作の変更」をクリックします。
「シャットダウン設定」内の「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外して、「変更の保存」をクリックします。

ウイルススキャンを実行する

これまでご紹介した対処法を実践しても改善がない場合は、念の為ウイルススキャンを実行することをおすすめします。

ウイルススキャンの詳細については、以下のページをご確認ください。

パソコンの再起動が長い:まとめ

今回はパソコンの再起動が長い・終わらないトラブルについて、再起動を待つ時間の目安やトラブルケースをお話した上で、有効な対処法を解説しました。

さまざまな対処法をご紹介しましたが、原因も多岐にわたるため適切な対処が難しいこともまた事実です。

対処が難しいと感じた場合は、パソコン修理業者に相談・依頼することをおすすめします。

パソコンの不具合・故障によって修理を検討している場合は、パソコン修理業者へ依頼しましょう

修理期間・修理の技術・修理費用などの観点から考えると修理業者にパソコン修理を依頼することが一番確実で信頼できます。

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ABOUT US
かない@パソコン博士
パソコン博士。株式会社ケイ・ブリッジ パソコン修理担当。5歳の時に買い与えられたファミコンに興味を持ち、小学校では分解・組み立てて遊んでいた。中学校ではコンピューター部にも所属し、自分でテレビゲームを作ることに成功。大学では情報系学部に所属、研究室グループで開発された分析ソフトは経産相(当時通産省)での利用が決定。Googleが主催するビジネスコンテストの世界大会出場、大阪経済戦略局のIotプログラム選出、組み込み系デバイスの開発チーム参加、企業向けのパソコン講座講師を務めている。